空は明るい、若干南西寄りの順風8m、内水は満潮、気温の割にはほとんど寒さを感じない。久しぶりに2時間ほど、風水に触れて、かなりスッキリしたのだが、何よりも、水と大気の持つ、ありがたいとしか言いようのないエネルギー、改めて感じていた。
元気・病気・強気・弱気・空気・気象・気分・気合・・・これらの多くの「気」をめぐる事々は、現在進行中の、「呼吸法」も含めて、そのうち少しまとめてみたいと思っている。
All this is only preliminary. I want to say, in all seriousness, that a great deal of harm is being done in the modern world by belief in the virtuousness of work, and that the road to happiness and prosperity lies in an organized diminution of work.
- "In Praise of Idleness" by Bertrand Russell
これらの全ては単なる前置きである。私は大マジメに言いたい。現代世界における非常に大きな害悪は、労働は美徳であるという信仰であり、幸福と繁栄への道は、組織的な労働の削減にある。
=wなまけをほめる』 バートランド・ラッセル著
=@『妖怪と歩くドキュメント・水木しげる』 (文春文庫) 足立倫行 著
この人は、まったくおもしろい人物である。どこか画家の岡本太郎に似ているし、古い白黒写真に残る南方熊楠の風体にも似ているような気がする。
本書の最初の辺りの、「本当は、目に見えないものを形にするのが件p本来の姿であり、人類が大昔からやってきた正統派的なことである。それを世間はオモチャ扱いするんだから、おかしい」・・・という水木の言葉は、たちまち私に、空気とその動きである風を連想させ、『星の王子様』の「本当に大切なものは目には見えない・・・」という一文を思い出させた。
To speak truly, few adult persons can see nature. Most persons do not see the sun. At least they have a very superficial seeing. The sun illuminates only the eye of the man, but shines into the eye and the heart of the child. The lover of nature is he whose inward and outward senses are still truly adjusted to each other; who has retained the spirit of infancy even into the era of manhood. His intercourse with heaven and earth, becomes part of his daily food.
- Nature (Deluxe Illustrated Edition) by Ralph Waldo Emerson
実際のところ、自然を観ることのできる大人はほとんどいない。大多数の人々は太陽を観ていない。少なくともきわめて表層的にしか観ていない。太陽の光は大人の目にはそれを照らすだけだが、子どもの目や心には生き生きと煌《きらめ》きながら入ってくる。自然を愛する人間とは、自己の内側と外側に向かう感覚が、まだ互いに調和している者であり、大人の年齢になっても幼児の魂を保っている者のことである。そういう人間にとって、天や地との交わりは日々の糧食《りょうしょく》の一部となる。
- 『自然』(イラスト付きデラックス版) ラルフ・ウォルドー・エマソン著