今日も昼からちょっと風に吹かれた帰り道、「海からの贈りもの」のことなどを考えながら、北条市内をゆっくり走っていたら、対向車の何台かが急停車し、30mほど前を走っていた車が、左に急ハンドルを切って何かを避けた。
減速しながら注視すると、野球ボールくらいの子ネコがこちらに近づいてくる。とっさにハザードを出して車を停めた。タイミングが良いというのか悪いというのか・・・コイツは私の車の下に逃げ込んできた。やっと目が開いて歩き始めて間もない、生後一ヶ月くらい。親の目が離れたすきにちょっと冒険しようと思ったのだろう。
後続車の皆さんは何事かと思ったに違いないが、ほかに選択肢はない。引っ張り出した子猫をつまんで見せながら、車に入れるしかなかった。
結局、家まで連れて帰り、一緒に風呂に入って、家族の皆の了解を得た。とりあえずは一猫前になるまで面唐ゥることになった。ご縁があるようだったら、家族の一員になる。
これもたぶん、ユングの言う「意味のある偶然の一致」、仏教的には「何かの縁」の一つなんだろう。数か月前から時々私に会いに来るアイツが、隣家の庭で4匹の子猫を育てていることが、今日分かった・・・という話を家人から聞いた。ちょうどコイツと同じ頃の生まれだ。早速、衣装ケースで寝床を作ってやったが、私から離れない。さきの夕勤行の間も私の腹の上で熟睡していた。我が家もまたまたにぎやかになる。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます