庭戸を出でずして(Nature seldom hurries)

日々の出来事や思いつきを書き連ねています。訳文は基本的に管理人の拙訳。好みの選択は記事カテゴリーからどうぞ。

会いに来るネコ

2019-10-01 11:40:00 | 自然

毎月一日の朝参り勤行から帰ったら、今日もこいつが待っていた。いつものように「おはよう!」と声かけると、「ミャー」と返事する。「おお、また朝飯の催促か?」ということで、我が家で11年飼っている相当アホなビーグル犬のドッグフードをひとつかみ、キャンプカップに入れてやっても見向きもしない。


私に何ごとかを伝えたいらしくて、すり寄るほど近くに来たり1mくらい距離を置いたりしながら、いつまでも去らない。私は、通りすがりのネコを必ず振り向かせる程度の「ネコ語」を2つか3つは知っているが、それ以上の話はできない

ただ、野生の動物の中には、たまに「以心伝心の技」が使えることがある。これもたぶん誰も信じないかもしれないが、これで私はチョウチョと話したこともある、ある山の中腹で。これを昔、親しいパラ(グライダー)の知り合いに手紙にして渡したら、かなり怪訝な顔をされたので、それ以降、この手の話は、聞く耳を持ってる人にしかしないことにした。

まあ、野良ネコなら誰にとっても身近な存在だろうから、少し言うと、しばらくの間、こいつの頭や体中を撫でてやりながら「おまえ、こないだ連れてきた子供たちは最近どうしとるんだ?・・・そういう話がしたいんか?」などということを口に出したり、心で伝えようとした。どうもそういうことではなくて、ただ何かの理由で「私に会いたい」・・・ということだけ分かった。

膨大な仏典の中にはこういう話は山ほどあって、つまりどんな動物も生物も人間と同じ世界に生きている限り、「一応」は同じ生きものなので、行ったり来たりの交流ができて当たり前のことである。もちろん「再応」は、犬は犬、ネコはネコ、魚は魚で、そこらへんのケジメはちゃんと付けないと、やっかいなことになるのだが・・・。

家内はトリ年生まれだからかなぁ^^;・・・天敵である犬にもネコにも必要以上の関心を全く示さない。息子はそれなりの動物好きで、今回はコトの次第をスマホで撮ったりしていた。

 
 
 
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