「お正月は高齢者はお餅を喉に詰まらせないで!」とよく言われます。
確かに高齢者が餅を喉に詰まらせる事故は多いです。
でも、昨日のデイサービスで訪問看護に出ている看護師さんの説明では、【餅より怖いパン】との話がありました。
加齢で喉の飲み込みの力が弱くなると、確かに餅は粘るし、詰まり易くなるのですが、餅はまだ塊です。
だから、餅より形が小さく崩れ普段よく食べるパンの方が、気管にダイレクトに入り易いとの話に、自分もドーナツで咽せた事があったのを思い出しました。
飲み込みが悪くなる原因の一つに、唾液の分泌量の減少があります。
最近ドライマウスやドライアイなる言葉をよく耳にします。
介護の現場では、誤嚥性肺炎を予防する対策を盛んに利用者さんに呼びかけています。
私が通うデイサービスでも、唾液腺のマッサージや、口腔体操の指導をしていますし、唾液を飲み込む回数のチェックや、噛む力を診るガムを噛む事もやってます。
元YMOの高橋さんも、誤嚥性肺炎で亡くなられたとの事です。
脳腫瘍での闘病中で、注意はされていたでしょうに残念です。
唾液の分泌のチェックの1つが、デイサービスでもやっている"30秒間に何回唾を飲み込めるか"チェックがあります。
これ、唾液がなかなか出なくて焦るんですよ。
30秒間に3回以上で合格。
食事の前に、唾液腺のマッサージをする事を勧められています。
食べる事は身体を作る事。
歯磨きも大事ですが、噛む、飲み込む事も大事だとお忘れなく!
ゲホン!と咳き込む事が出来るように!
今週末からの寒気にご注意下さいませ!