カンヌで酷評され、デップ 大いに傷つく。
『ブレイブ』(DVD 10/5)
制作国:アメリカ(1997年)
原題:THE BREAVE![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/d2/720db3228549e27974eba34e4662c086.jpg)
監督:ジョニー・デップ
原作:グレゴリー・マクドナルド
脚本:ポール・マッカドン、
ジョニー・デップ、
D・P・デップ
音楽:イギー・ポップ
出演:ジョニー・デップ
マーロン・ブランド
エルピディア・カリーロ
マーシャル・ベル
フレデリック・フォレスト
クラレンス・ウィリアムズ三世
マックス・パーリック
フロイド・レッド・クロウ・ウェスターマン
イギー・ポップ
妻と二人の子どもを抱えたネイティブアメリカンのラファエル...幾度も重ねた犯罪歴と人種差別から仕事も無く 酒に溺れる日々。居を構えるゴミ山の梺は、大企業に買い占められ 立ち退きは目の前...。
二進も三進もいかない そんなラファエルに舞い込んできたのが スナッフ・フィルムへの出演。すなわち、拷問を受けながら死に逝く様を撮らせる..という仕事。命の対価は、5万ドル。家族と過ごす為に残された時間は 一週間。
確かに、あまりにもただただ時間の過ぎていくシーンが多かったり、若干 説明不足という感は あるのですが、‘カンヌで酷評’というのは どうも解せません。どちらかというと、米国内ではウケが悪くても カンヌで認められそうな作品であるし、私は いい映画だと思うのですョ。
「ジョニー・デップって どうもマスコミと折り合いが悪い時期が長かったみたいだし、必要以上に叩かれてたんじゃないの?」と、作品を観もしないで 殿が申します。そういう経緯(いきさつ)もあったかもね...。
死を見据えてからのラファエルは、
その時から初めて家族と向き合ったかの様でもあり 子ども達や妻の将来を真面目に考えます。そこまで家族のことを思いやれるなら 何故もっと早く 何故もっと違う方法で家族を守ろうとしなかったのだろうか...と 悔やまれてならないし、こんなに根が真面目なら いくら悪い仲間がいても 犯罪を繰り返すことはなかったんじゃないか...いやいや ネイティブ・アメリカンの悲惨な状況というのは そんなモンじゃないのかも...とか まぁ いろいろ感慨深い 考えさせられる作品です。わたくし、かなりラファエルに入れ込んで観てしまいました。
ただし、ラファエルの取った道は 決して正しいとは思えません。いくら家族のためとはいえ 自分の命を売ったりして、そんなの ラファエルの死後 子ども達が傷つくのは目に見えています。だけど この映画は、そんなラファエルの生き方を‘これぞ勇気! これぞ男の道!’と 肯定したり 称えたりというわけでもないと思うのです。間違った生き方(死に方?)だけど、そうせざるを得なかった或るひとりのネイティブを描いた...そんな作品だと思うのです。
妻のリタ(エルピディア・カリーロ)と岩山に登り 夕日を背景に抱き合うシーンの なんとも美しいこと☆
そして、マーロン・ブランドが 静かに怖い依頼人を怪演しています。
「激痛を伴って死ぬ時、その人の究極的な勇敢さが分かる」
「死がついに我々の肉体に訪れ、最初で最後の訣別をする時、我々は勇気があれば死を歓迎できる」
「君のような精神や文化、正直さを持った者は、金を持って逃げはしない」
こ・怖い...。
そうそう、映画の脈絡とは関係もないのに 鶏肉をほおばる男をカメラが熱心に押さえます。だって、イギー・ポップだから♪
今日は、お友だちと『フラガール』を観てきます (*^_^*)
『ブレイブ』(DVD 10/5)
制作国:アメリカ(1997年)
原題:THE BREAVE
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/d2/720db3228549e27974eba34e4662c086.jpg)
監督:ジョニー・デップ
原作:グレゴリー・マクドナルド
脚本:ポール・マッカドン、
ジョニー・デップ、
D・P・デップ
音楽:イギー・ポップ
出演:ジョニー・デップ
マーロン・ブランド
エルピディア・カリーロ
マーシャル・ベル
フレデリック・フォレスト
クラレンス・ウィリアムズ三世
マックス・パーリック
フロイド・レッド・クロウ・ウェスターマン
イギー・ポップ
妻と二人の子どもを抱えたネイティブアメリカンのラファエル...幾度も重ねた犯罪歴と人種差別から仕事も無く 酒に溺れる日々。居を構えるゴミ山の梺は、大企業に買い占められ 立ち退きは目の前...。
二進も三進もいかない そんなラファエルに舞い込んできたのが スナッフ・フィルムへの出演。すなわち、拷問を受けながら死に逝く様を撮らせる..という仕事。命の対価は、5万ドル。家族と過ごす為に残された時間は 一週間。
確かに、あまりにもただただ時間の過ぎていくシーンが多かったり、若干 説明不足という感は あるのですが、‘カンヌで酷評’というのは どうも解せません。どちらかというと、米国内ではウケが悪くても カンヌで認められそうな作品であるし、私は いい映画だと思うのですョ。
「ジョニー・デップって どうもマスコミと折り合いが悪い時期が長かったみたいだし、必要以上に叩かれてたんじゃないの?」と、作品を観もしないで 殿が申します。そういう経緯(いきさつ)もあったかもね...。
死を見据えてからのラファエルは、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/a1/db7a2a79af2abf05f4c830402c5bca8b.jpg)
ただし、ラファエルの取った道は 決して正しいとは思えません。いくら家族のためとはいえ 自分の命を売ったりして、そんなの ラファエルの死後 子ども達が傷つくのは目に見えています。だけど この映画は、そんなラファエルの生き方を‘これぞ勇気! これぞ男の道!’と 肯定したり 称えたりというわけでもないと思うのです。間違った生き方(死に方?)だけど、そうせざるを得なかった或るひとりのネイティブを描いた...そんな作品だと思うのです。
妻のリタ(エルピディア・カリーロ)と岩山に登り 夕日を背景に抱き合うシーンの なんとも美しいこと☆
そして、マーロン・ブランドが 静かに怖い依頼人を怪演しています。
「激痛を伴って死ぬ時、その人の究極的な勇敢さが分かる」
「死がついに我々の肉体に訪れ、最初で最後の訣別をする時、我々は勇気があれば死を歓迎できる」
「君のような精神や文化、正直さを持った者は、金を持って逃げはしない」
こ・怖い...。
そうそう、映画の脈絡とは関係もないのに 鶏肉をほおばる男をカメラが熱心に押さえます。だって、イギー・ポップだから♪
今日は、お友だちと『フラガール』を観てきます (*^_^*)