歌舞伎役者 親子の会話が微笑ましい某ビール会社のCM、来週から流れる第二弾は アマチュアレスリングの選手姉妹と父親なのだそうで、メイキングの映像を見ましたが、姉妹で父親にメダルを掛ける場面に ウルっ...です。
15秒で 心揺さぶられることも 多々あれば、2時間掛けても 何も感じない事もある。そういえば、コンサート会場で 女性客が軒並み涙するという熟女歌手の歌声も歌詞も、どうもピンとこない。
こりゃ、私としても ちょっと考えましたョ。こうなってくると、送り手のクオリティーもさることながら、受け手側である私の経験や感覚に偏りがあるのかしら...って。う〜〜〜ん、無いとは言い切れない。なんとなくだけど気が付いたのは...
①行動の裏付けが屈折してるのは ちょっと苦手なのかな...って事。
②女性目線の恋愛や苦労を描いた物も あまり得意じゃないのかも。
理解が出来ない訳じゃないけど、気持ちがシンクロしない事があるみたいです。先日カラオケで 唄いながらポロポロ泣いちゃったのは、アンジェラ・アキの『手紙~拝啓 15の君へ』でした。まだ、経験値が 中高生並なのかも。
さてさて、先週 どえりゃ〜久し振りにレンタルビデオ屋さんに行きました。
【ブレンド日記】そのさんの後を追っかけてのドイツ映画二本。
公開時 気にしつつも観損なっていたのを そのさんに思い出させて貰った二作品です。
『4分間のピアニスト』(11/12 DVD)
制作国:ドイツ(2006年)
監督・脚本:クリス・クラウス
出演:ハンナー・ヘルツシュプルング、モニカ・ブライブトロイ 、
スヴェン・ピッピッヒ、リッキー・ミューラー 、ヤスミン・タバタバイ
劇中演奏:白木加絵、木吉佐和美
長年に亘り 女子刑務所でピアノを教えているクリューガーは、刑務所内でジェニーという逸材と出会う。反抗的で暴力的なジェニーは、幼い頃から神童と騒がれた天才少女だった。ジェニーの義父は、彼女は冤罪であると言い レッスンをクリュガーに託す。
自分で自分をコントロールできないジェニーと昔気質の厳格さで教え子に接する老女。少女の抱える心の傷、ナチス時代における老女の秘められた過去...
2008年度 米アカデミー賞 外国語映画賞受賞作品
『ヒトラーの贋札』(11/17 DVD)
製作国:独・オーストリア(2006年)
監督:ステファン・ルツォヴィッキー
出演:カール・マルコヴィクス、
アウグスト・ディール、
デーヴィト・シュトリーゾフ 他
第二次世界大戦の終結直前、国家による史上最大の贋札事件と言われる、“ベルンハルト作戦”がモチーフ。強制収容所で贋造に携わった印刷技師アドルフ・ブルガーの著書が原作。ナチスから紙幣贋造を強制されたユダヤ系技術者たちの苦悩の物語。
二本の映画を比較することに意味があるとは思わないけど、好みから言えば『ヒトラー...』に一票です。プロの贋作師サリーと 後にこの原作を書くこととなるブルガーとの対立や 贋造における葛藤、ぎりぎりの選択の中で それでも命を奪われていく仲間...。96分の中に凝縮された 生と死の狭間にある真実の物語にぐいぐい引き込まれます。
一方の『4分間...』。
フィクションよりもノンフィクションの方が勝っているという事は 決してないのだけど、『4分間...』では 刑務所内でのピアノ指導という目を惹く設定については 事実なのだけど、ピアノ教師“トラウデ・クリューガー”というモチーフ以外 物語の全てがフィクションである為か、若干 プロットに無理がある様な 強引さを感じます。
天才的なピアノの素養を持ちながら“反抗的で暴力的なジェニー”、手負いの獅子の様な彼女には 何処か『17歳のカルテ』のアンジェリーナ・ジョリーを思い出します。尤も、アンジェリーナ・ジョリー演じるリサには計算があるのに対し、ジェニーは何処までも不安定で自分自身をどんどん追い込んでいきます。この彼女に同調出来るかどうかというところが この映画の であると思うのですが、彼女の義父のいう様に彼女の殺人罪が冤罪であるならば もっとどうにかなった様な気がして成らず、常にいらついている彼女の気持ちに寄り添うのは 少々骨が折れます。ただし、このジェニーを演じる新人女優ハンナー・ヘルツシュプルングは なかなかのものであるし、ラスト4分の演奏シーン(演奏:白木加絵)は 圧巻です。ドイツ在住の日本人に こんな演奏家がいるとは! 白木加絵さんについては、ちょっと調べてみなくては☆
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今日は、知人がゾロゾロ出演している 遊戯空間 の『天守物語』を観て参ります。正直、昨年 同じ泉鏡花の『夜叉ヶ池』を観た時に 思ったものです。『夜叉ヶ池』は上演出来ても、『天守物語』となると 絶世の美女が二人と美少年(青年でもいいけど)が必要だから 上演は難しいだろうな...と(爆)
果たして その辺は クリア出来ているのか!?? さて、今夜が楽しみです。
15秒で 心揺さぶられることも 多々あれば、2時間掛けても 何も感じない事もある。そういえば、コンサート会場で 女性客が軒並み涙するという熟女歌手の歌声も歌詞も、どうもピンとこない。
こりゃ、私としても ちょっと考えましたョ。こうなってくると、送り手のクオリティーもさることながら、受け手側である私の経験や感覚に偏りがあるのかしら...って。う〜〜〜ん、無いとは言い切れない。なんとなくだけど気が付いたのは...
①行動の裏付けが屈折してるのは ちょっと苦手なのかな...って事。
②女性目線の恋愛や苦労を描いた物も あまり得意じゃないのかも。
理解が出来ない訳じゃないけど、気持ちがシンクロしない事があるみたいです。先日カラオケで 唄いながらポロポロ泣いちゃったのは、アンジェラ・アキの『手紙~拝啓 15の君へ』でした。まだ、経験値が 中高生並なのかも。
さてさて、先週 どえりゃ〜久し振りにレンタルビデオ屋さんに行きました。
【ブレンド日記】そのさんの後を追っかけてのドイツ映画二本。
公開時 気にしつつも観損なっていたのを そのさんに思い出させて貰った二作品です。
『4分間のピアニスト』(11/12 DVD)
制作国:ドイツ(2006年)
監督・脚本:クリス・クラウス
出演:ハンナー・ヘルツシュプルング、モニカ・ブライブトロイ 、
スヴェン・ピッピッヒ、リッキー・ミューラー 、ヤスミン・タバタバイ
劇中演奏:白木加絵、木吉佐和美
長年に亘り 女子刑務所でピアノを教えているクリューガーは、刑務所内でジェニーという逸材と出会う。反抗的で暴力的なジェニーは、幼い頃から神童と騒がれた天才少女だった。ジェニーの義父は、彼女は冤罪であると言い レッスンをクリュガーに託す。
自分で自分をコントロールできないジェニーと昔気質の厳格さで教え子に接する老女。少女の抱える心の傷、ナチス時代における老女の秘められた過去...
2008年度 米アカデミー賞 外国語映画賞受賞作品
『ヒトラーの贋札』(11/17 DVD)
製作国:独・オーストリア(2006年)
監督:ステファン・ルツォヴィッキー
出演:カール・マルコヴィクス、
アウグスト・ディール、
デーヴィト・シュトリーゾフ 他
第二次世界大戦の終結直前、国家による史上最大の贋札事件と言われる、“ベルンハルト作戦”がモチーフ。強制収容所で贋造に携わった印刷技師アドルフ・ブルガーの著書が原作。ナチスから紙幣贋造を強制されたユダヤ系技術者たちの苦悩の物語。
二本の映画を比較することに意味があるとは思わないけど、好みから言えば『ヒトラー...』に一票です。プロの贋作師サリーと 後にこの原作を書くこととなるブルガーとの対立や 贋造における葛藤、ぎりぎりの選択の中で それでも命を奪われていく仲間...。96分の中に凝縮された 生と死の狭間にある真実の物語にぐいぐい引き込まれます。
一方の『4分間...』。
フィクションよりもノンフィクションの方が勝っているという事は 決してないのだけど、『4分間...』では 刑務所内でのピアノ指導という目を惹く設定については 事実なのだけど、ピアノ教師“トラウデ・クリューガー”というモチーフ以外 物語の全てがフィクションである為か、若干 プロットに無理がある様な 強引さを感じます。
天才的なピアノの素養を持ちながら“反抗的で暴力的なジェニー”、手負いの獅子の様な彼女には 何処か『17歳のカルテ』のアンジェリーナ・ジョリーを思い出します。尤も、アンジェリーナ・ジョリー演じるリサには計算があるのに対し、ジェニーは何処までも不安定で自分自身をどんどん追い込んでいきます。この彼女に同調出来るかどうかというところが この映画の であると思うのですが、彼女の義父のいう様に彼女の殺人罪が冤罪であるならば もっとどうにかなった様な気がして成らず、常にいらついている彼女の気持ちに寄り添うのは 少々骨が折れます。ただし、このジェニーを演じる新人女優ハンナー・ヘルツシュプルングは なかなかのものであるし、ラスト4分の演奏シーン(演奏:白木加絵)は 圧巻です。ドイツ在住の日本人に こんな演奏家がいるとは! 白木加絵さんについては、ちょっと調べてみなくては☆
久し振りにヨーロッパの映画を堪能しました。
今日は、知人がゾロゾロ出演している 遊戯空間 の『天守物語』を観て参ります。正直、昨年 同じ泉鏡花の『夜叉ヶ池』を観た時に 思ったものです。『夜叉ヶ池』は上演出来ても、『天守物語』となると 絶世の美女が二人と美少年(青年でもいいけど)が必要だから 上演は難しいだろうな...と(爆)
果たして その辺は クリア出来ているのか!?? さて、今夜が楽しみです。