封切りからかなり経って 遅ればせながらの鑑賞です。
『アンナ・カレーニナ』(5/22 劇場にて)
制作国:イギリス(2012年)
原題:ANNA KARENINA
監督:ジョー・ライト
原作:トルストイ
脚色:トム・ストッパード
出演:キーラ・ナイトレイ(アンナ・カレーニナ)、ジュード・ロウ(カレーニン)、
アーロン・テイラー=ジョンソン(ヴロンスキー)、ケリー・マクドナルド(ドリー)、
マシュー・マクファディン(オブロンスキー)、ドーナル・グリーソン(リョーヴィン)、
ルース・ウィルソン(ベッツィ)、アリシア・ヴィキャンデル(キティ)
オリヴィア・ウィリアムズ(ヴロンスキー伯爵夫人)他
そもそも、恋愛ドラマには あまり関心が無いし、不倫劇なんて 更々興味が無い訳で、いくら文豪トルストイの作品だからって その時代の中では衝撃的且つ傑作だったかも知れないけど、今時 寧ろ陳腐じゃない? って思ってたので、当初は全く観に行くつもりじゃなかったんです。ところが、観た方の感想など拝見していると、どうやら普通の仕立てとは趣が異なる様で、俄然興味が湧いてきました。
物語は、舞台上で芝居が始まるという体で 幕が開きます。その後も、装置や 場面転換・アンサンブルの使い方など、演劇風に進められていくかと思いきや、カットワーク・カメラワークなどは 映像の手法だし ロケも入るし、場面によっては 一般的な映画の手法となんら変わりなかったり... と書くと、無秩序な構成に感じるかも知れませんが、全体としてちぐはぐな印象はなく 実に達者な演出であると感じました。なるほど、演劇の本場 イギリスの製作なのですね。物語自体、どうしても それほど面白味がある訳ではありませんから、大作然として作られた映画だったら まぁ観やしないのですが、この演出は 一見の価値ありでした。
ただ 私自身は、アンナの気持ちには 全く寄り添えるものではないし、演じるキーラ・ナイトレイも ちょっとイメージが違うかな...。もっと、華やかな中にも貞淑な感じが欲しい気がします。対して、昨今 髪型ばかりが揶揄されるジュード・ロウですが、彼の演じるカレーニンの寛大なこと!! まぁ、そもそも そういう設定ですが(^^;) ふたりのアレクセイから選ぶなら、私は カレーニンの方が 知的でいいと思うけどナ。私 そり込みヘアでも 全然構わないョ ジュード
『アンナ・カレーニナ』(5/22 劇場にて)
制作国:イギリス(2012年)
原題:ANNA KARENINA
監督:ジョー・ライト
原作:トルストイ
脚色:トム・ストッパード
出演:キーラ・ナイトレイ(アンナ・カレーニナ)、ジュード・ロウ(カレーニン)、
アーロン・テイラー=ジョンソン(ヴロンスキー)、ケリー・マクドナルド(ドリー)、
マシュー・マクファディン(オブロンスキー)、ドーナル・グリーソン(リョーヴィン)、
ルース・ウィルソン(ベッツィ)、アリシア・ヴィキャンデル(キティ)
オリヴィア・ウィリアムズ(ヴロンスキー伯爵夫人)他
そもそも、恋愛ドラマには あまり関心が無いし、不倫劇なんて 更々興味が無い訳で、いくら文豪トルストイの作品だからって その時代の中では衝撃的且つ傑作だったかも知れないけど、今時 寧ろ陳腐じゃない? って思ってたので、当初は全く観に行くつもりじゃなかったんです。ところが、観た方の感想など拝見していると、どうやら普通の仕立てとは趣が異なる様で、俄然興味が湧いてきました。
物語は、舞台上で芝居が始まるという体で 幕が開きます。その後も、装置や 場面転換・アンサンブルの使い方など、演劇風に進められていくかと思いきや、カットワーク・カメラワークなどは 映像の手法だし ロケも入るし、場面によっては 一般的な映画の手法となんら変わりなかったり... と書くと、無秩序な構成に感じるかも知れませんが、全体としてちぐはぐな印象はなく 実に達者な演出であると感じました。なるほど、演劇の本場 イギリスの製作なのですね。物語自体、どうしても それほど面白味がある訳ではありませんから、大作然として作られた映画だったら まぁ観やしないのですが、この演出は 一見の価値ありでした。
ただ 私自身は、アンナの気持ちには 全く寄り添えるものではないし、演じるキーラ・ナイトレイも ちょっとイメージが違うかな...。もっと、華やかな中にも貞淑な感じが欲しい気がします。対して、昨今 髪型ばかりが揶揄されるジュード・ロウですが、彼の演じるカレーニンの寛大なこと!! まぁ、そもそも そういう設定ですが(^^;) ふたりのアレクセイから選ぶなら、私は カレーニンの方が 知的でいいと思うけどナ。私 そり込みヘアでも 全然構わないョ ジュード