たまごのなかみ

千葉県北西部在住。映画・観劇、近隣のこと。毎日 元気に機嫌良く♪

韓×仏 そして印

2013年07月04日 15時59分34秒 | 観る
フランス映画的アンニュイな空気漂う韓国映画
3人のアンヌ(7/3 劇場にて)

制作国:韓国(2012年)
原題:IN ANOTHER COUNTRY
監督:ホン・サンス
出演:イザベル・ユペール(『ピアニスト』『8人の女たち』『愛、アムール』)
   ユ・ジュンサン
   チョン・ユミ 他

ひとりの女優(イザベル・ユペール)が アンヌという名の三人の女性を演じるオムニバスドラマ ...乍も、ロケーション・登場人物等が共通しており、アンヌが手にするモチーフも ループの様に互いに関連している。ちょこちょこ面白いと感じる部分もあるし 如何にも文芸作品の様相だけど、如何せん 中身が薄い。せっかく三人の違う女性を描いているのに、三人があまりにも似通っている。そこが狙いなのかも知れないけれど、あまりにも同じムードで なんとも勿体ない。


ミュージカルシーンのないインド映画
スタンリーのお弁当箱(7/3 劇場にて)

制作国:インド(2011年)
原題:STANLEY KA DABBA/STANLEY'S TIFFIN BOX
監督 / 脚本 / 出演:アモール・グプテ
出演:パルソー(スタンリー )←監督の息子
   ディヴィヤ・ダッタ(英語教師ロージー)、
   ラジェンドラナート・ズーチー(歴史教師ズーチー)、
   ディヴィヤ・ジャグダレ(科学教師アイヤル)、
   ラフール・シン(校長)、
   アモール・グプテ(国語教師ヴァルマー)他

兎に角可愛いし、子ども達の演技に感心します。日本のいじめ問題とはあまりにも対照的で、お弁当を持ってくる事の出来ないスタンリーに対して、クラスメートの誰もが とても温かくて嬉しくなります。日本には居なくなった 横暴で高圧的な教師の存在が そうさせるのかも知れません。反面、スタンリーの抱える問題は 何も解決しないまま映画は終わります。結局、あんなに仲よく見えるクラスメートたちにも スタンリーは心を開いていないんだ... と思うと、なんだかモヤモヤが残ったまま映画館を後にしました。ダンディで 子ども達の事を第一に考えていてくれそうな校長先生も、スタンリーの身の上を把握しているのかいないのか。そういうところも含めて、インドの児童労働の問題は根深いのかも。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする