『コットンテール』(5/6 劇場にて)
製作国:イギリス / 日本(2023年)
原題:Cottontail
監督 / 脚本:パトリック・ディキンソン
出演:リリー・フランキー(兼三郎)
:::錦戸亮慧(トシ)
:::木村多江明子(アキコ)
:::高梨臨(さつき)
:::キアラン・ハインズ(ジョン)
:::イーファ・ハインズ(メアリー)
:::恒松祐里(若い頃の明子)
:::工藤孝生(若い頃の兼三郎)
>>>リリー・フランキー演じる妻を亡くした男の家族再生を描いた日英合作映画。
>>>兼三郎は妻・明子の葬式でしばらく疎遠となっていた一人息子の慧(トシ)とその妻さつき、孫のエミに久しぶりに会う。酒に酔い、だらしない態度をとる喪主の兼三郎に、トシは苛立ちつつも気にかけていた。開封された明子の遺言状には、明子が子どもの頃に好きだった「ピーターラビット」の発祥地であり、夫婦で行きたいと思っていたイギリスのウィンダミア湖に散骨して欲しいという内容が描かれていた。(映画.comより)
息子の家族と共にイギリスを訪ねながら、単独行動を取ったばかりに 自分が今どこに居るのかすら分からなくなってしまう兼三郎。「I lost my way.迷子になった」という表現がされていて、それはもう文字通りの迷子であると共に 人生のそして親子関係の迷子というのが、イギリス人監督から見ればstrangerである日本人俳優を使う事の意味を感じるところでもあり、決して言葉数の多くない構成も 邦画とヨーロッパ映画の共通点でもあろうかと思います。