もともと興行のなかった歌舞伎座の八月に、勘九郎 八十助 児太朗が中心となって 納涼歌舞伎を始めて今年で16年だそうです。最初は、『納涼花形歌舞伎』という名前でスタートしたのだとか。当時 勘三郎 三津五郎は 三十代、福助 橋之助は まだ二十代! 『花形』...なるほど...です。
普段の歌舞伎座は[昼の部][夜の部]の二部構成ですが、納涼は三部に分けることで 少しリーズナブルに設定、気軽に足を運べる歌舞伎座という趣向です。私が行ったのは25日の第二部ですが(本当は第一部が取りたかった!)、今年の納涼歌舞伎の演目について詳しくは、こちらをご覧下さい。
第三部の串田和美(かずよし)演出の『法界坊』は 以前観たことがあるので、今回の狙いは 福助をたっぷり観られて 七之助の牛若に獅童の弁慶、勘太郎の狐五変化 という第一部でしたが、今年の勘三郎襲名の余波なのか 発売日はネットもなかなか繋がらず、繋がったと思ったら こちら側の不具合!!! どうにかこうにか取ったチケットは 希望とはちょっと違う第二部ではあったのですが、いろいろ趣向が凝らされ ベテランの技も光る演目でした。
悪徳代官ならぬ廓の悪徳仲居‘万野’を嬉々として演じる勘三郎に 醜女の遊女‘お鹿’を面白可笑しく演じる弥十郎、そして最後は「お見事!」と言われつつも 血まみれの三津五郎...他にも福助 橋之助 勘太郎 七之助が ずらりと顔をそろえた『伊勢音頭 恋寝刃(こいのねたば)』
ブラックライトに浮かび出された[緑に光る二羽の蝶]という 斬新な演出の幕開きが目を引く 染五郎と孝太朗の 道行きを描いた悲恋の舞い『けいせい倭荘子(やまとぞうし)蝶の道行』
死後は蝶となって結ばれる二人...かと思いきや それも束の間、地獄の責め苦に遭い 死後の世界でも果ててしまう。
『銘作左小刀(めいさくひだりこがたな)京人形』は、名匠甚五郎が 右手を切られ 左甚五郎と呼ばれる由来の物語。甚五郎の彫った人形に魂が宿り踊り出す様がコミカルでたまらなく面白い。甚五郎は橋之助、男舞と女舞を瞬時に使い分ける京人形の素晴らしい動きを演じるのは 扇雀。
満足 満足
そして、この日のおみやげは 歌舞伎座名物[めでたい焼き]。甘さ控えめの鯛焼きの中に紅白の白玉が入っています。ひとつ160円也。おみやげ用は5個入りで900円。
鯛焼きの話題のあとで恐縮ですが、團十郎 再入院のニュースが気がかりです。
普段の歌舞伎座は[昼の部][夜の部]の二部構成ですが、納涼は三部に分けることで 少しリーズナブルに設定、気軽に足を運べる歌舞伎座という趣向です。私が行ったのは25日の第二部ですが(本当は第一部が取りたかった!)、今年の納涼歌舞伎の演目について詳しくは、こちらをご覧下さい。
第三部の串田和美(かずよし)演出の『法界坊』は 以前観たことがあるので、今回の狙いは 福助をたっぷり観られて 七之助の牛若に獅童の弁慶、勘太郎の狐五変化 という第一部でしたが、今年の勘三郎襲名の余波なのか 発売日はネットもなかなか繋がらず、繋がったと思ったら こちら側の不具合!!! どうにかこうにか取ったチケットは 希望とはちょっと違う第二部ではあったのですが、いろいろ趣向が凝らされ ベテランの技も光る演目でした。
悪徳代官ならぬ廓の悪徳仲居‘万野’を嬉々として演じる勘三郎に 醜女の遊女‘お鹿’を面白可笑しく演じる弥十郎、そして最後は「お見事!」と言われつつも 血まみれの三津五郎...他にも福助 橋之助 勘太郎 七之助が ずらりと顔をそろえた『伊勢音頭 恋寝刃(こいのねたば)』
ブラックライトに浮かび出された[緑に光る二羽の蝶]という 斬新な演出の幕開きが目を引く 染五郎と孝太朗の 道行きを描いた悲恋の舞い『けいせい倭荘子(やまとぞうし)蝶の道行』
死後は蝶となって結ばれる二人...かと思いきや それも束の間、地獄の責め苦に遭い 死後の世界でも果ててしまう。
『銘作左小刀(めいさくひだりこがたな)京人形』は、名匠甚五郎が 右手を切られ 左甚五郎と呼ばれる由来の物語。甚五郎の彫った人形に魂が宿り踊り出す様がコミカルでたまらなく面白い。甚五郎は橋之助、男舞と女舞を瞬時に使い分ける京人形の素晴らしい動きを演じるのは 扇雀。
そして、この日のおみやげは 歌舞伎座名物[めでたい焼き]。甘さ控えめの鯛焼きの中に紅白の白玉が入っています。ひとつ160円也。おみやげ用は5個入りで900円。
鯛焼きの話題のあとで恐縮ですが、團十郎 再入院のニュースが気がかりです。
まぁ うれしい☆
別の公演なので TB 遠慮してましたが、私の方からも送らせて
いただきました。
幕見で「外郎売」いいですねぇ。
前回の退院は ちょっと早かったのか 退院後無理がたたったのか...。
とにかくお元気になられて 安心しました。
来年はパリ・オペラ座だとか。
コメントも先にいただいていて嬉しいです。弥十郎のお鹿のこの絵を思い出してしっかりと見つけてTBした次第。可愛かったな~。
末尾にある團十郎の入院のひとことですが、舞台復帰の5月「外郎売」幕見ですが行ってきますね。月日のたつのは早いもんです。
襲名興行 楽しんでいらしてくださいね。
お正月に歌舞伎座なんて 羨ましいかぎりです。
普段は 帰省していて 行くのは不可能。
この年末年始は 受験生を抱えて 我孫子にいるので
出掛けようと思えば可能な 歌舞伎座詣でですが
思いつきませんでした。
最近 扇雀が なかなか良い味を出すなと思っています。
時にお父様そっくり 時にお母様の扇千景女史にそっくり。
そんなチラチラ垣間見られる 系図はさておき
器用な役者さんだと思います。
めでたい焼き、
納涼の時は西側売店の月替わりのコーナーでした。
「めでたい」だけに お正月も売っていそうですよね。
ぴかちゅうさん お着物でお出掛けですか?
イヤホンガイド、けっこうおすすめですよ。先代の勘三郎も自分の知らない演目の時に借りて誉めてくれたと『イヤホン余話』にエピソードが載ってました。次に歌舞伎座に行った時に声をかけたらわけてもらえると思います。私は1/3で藤十郎襲名昼の部です。あまり好みのタイプの役者さんではないのですが、上方歌舞伎復興にかける志は支持したいと思っているので応援に行ってまいります。最初で最後の藤十郎さん観劇になったりして(^^ゞ
なかなか筋書きまでは 全て伝えきれないので 気持ちの伝わるレビューになるといいなと...。
切り口が見えてくるまで 一日二日待ったりして。デヘヘ...(*^_^*)
こうして改めて読んでるとウン!そうかあ~納得って思わず呻っちゃいました・・・
東照宮からそんなに離れてはいなかったなぁ...。
水羊羹の‘みつやま’ね。φ(.. ) メモメモ
殿様商売って噂には聞きますよぉ。
私はそのお向かいにある、みつやまの水羊羹派です。羊羹は好きじゃない私でも美味しくいただけるスッキリ味です。
今度機会があればぜひそちらを。
宇都宮で観たばかりだし ショックでしょ?
甚五郎煎餅...勝手に 瓦煎餅系のお味だと思い込んでいました。塩味とバター風味のお煎餅で 軽い食感とな...? 美味しそう(*^_^*)
よし! それで手を打ちましょう。(なんの...?)
甚五郎とは関係ないけど 日光に有名な羊羹やさんがあるでしょ? ちょっと殿様商売風の...。以前 買って帰ったことがあります。
『けいせい倭荘子(やまとぞうし)蝶の道行』観てみたいなぁ。勘三郎と玉三郎の「籠釣瓶街酔醒」を観てから、悲恋ものも良いわぁと。
ちなみに日光の左甚五郎煎餅、美味なんですけど♪
團十郎再入院、ショック。