3月2日(土)午前に福知山市総合社会福祉会館において、聴覚に課題のある方を対象にした災害時避難訓練が実施されました。
聴覚に障害がある方が安心して避難できるための避難所運営の課題などを見つけることを目的に、福知山地域の聴覚障害者支援団体と福知山市役所の関係部署が一緒に企画されました。
福知山自主防災ネットワークの公開研修会に一昨年から聴覚障害のある方も参加され、災害時の避難について意見交換してきた経過もあり、私たちも参加させていただきました。
今回は大雨による洪水被害を想定した避難訓練で、午前9時45分の受付開始時間になると聴覚障害者の方たちが次々に来られました。
受付を経て3階の避難部屋にたどり着き、その場所で30分ほど過ごすのですが、現在の福知山市の避難所を再現するため受付は職員1人で避難部屋での対応者もなしとなっていました。
避難体験の後は、2階の大きな会議室に移動し全体会議とグループ討議が行われました。
全体会議では、参加(体験)された聴覚障害者の方から感想や要望など、積極的な発言が相次ぎました。当事者の方たちから直接意見が聞けたことが何よりでした。
福知山自主防災ネットワークの公式ブログに、今回の訓練の記事が掲載されています。ぜひご覧ください。