雪中四友(せちゅうしゆう)とは、雪の降る冬の季節に咲く蝋梅(ロウバイ)、水仙、山茶花、梅の四つの花をさす言葉で、中国では古くから水墨画の画題とされているそうです。
我が家の庭にもその四種類があります。山茶花の花に芳香を感じたことはないのですが、とある説明には雪中四友はいずれも香り高い花との記述がありました。確かに、蝋梅も水仙も梅もよい香りを漂わせてくれます。花枯れの冬の季節に咲いてくれるだけでも嬉しいのに、さらに芳香まで楽しめるのですから古来から愛されるのも当然ですね。
庭のロウバイの開花も進んできました。
上がソシンロウバイ。下は普通のロウバイです。花びらの形と花芯の色が違います。それによく見るとソシンロウバイの方が花びらの厚さがあるようにも思います。
我が家の庭にはロウバイの木が3本植わっています。写真下の背の高いのはソシンロウバイで、知人からいただいた小さな苗木がこんなに大きく育ちました。今年はとりわけつぼみが多いようで、満開になれば見事な眺めになると思います。もちろん芳香も!
ニホンスイセンはすでに咲いたのは1本だけで、それも先日の降雪で折れてしまいました。今は室内で優雅に咲いています。
庭をよく見るとつぼみを膨らませたニホンスイセンの花茎がいっぱい伸びています。こちらも見ごたえがありそうです。雪が心配ですが・・・。
赤とピンクの山茶花。他に白色のもありますが、昨年の強剪定のせいでつぼみも少なくまだ開花していません。
最後が梅。雪中四友を揃えるために昨年、ホームセンターで買ってきました。花の後に鉢替えをしただけですが、今年もたくさんのつぼみを付けてくれました。開花までにはもう少し時間がかかりそうです。