11月12日(日)午後、福知山市武道館剣道場を会場に福知山自主防災ネットワーク主催による第2回市民防災講座が開催されました。
今回の四民防災講座では、会場の座席配置やスクリーンの複数配置など、情報伝達の方法に新たな工夫がされていました。
座席は横長に配置し、出席者がスライドを見やすいようにスクリーンを左右に2台配置して同じ映像を投影するようにしていました。
また、要約筆記者の方がOHPを使って講演内容を文字情報としてスクリーンに投影し、耳が聞こえにくい方への情報伝達を行われていました。
聴覚障害とはいかないまでも耳が聞こえにくい高齢者の方は多くおられます。障害のある方や高齢者の方への社会参加を促進する上で、このような機材配置や要約j筆記者の配置は非常に重要なことだと感じました。
第1部では、「異常気象による災害から身を守るために」とのテーマで京都大学防災研究所教授 矢守克也先生が講演されました。
矢守先生は、大地震だけでなくその時やってきた台風の風が関東大震災の大きな被害をもたらしたと話され、複合災害に備えることの重要性を指摘されました。
また、近年、熱中症の被害が大きくなっており、死者数は風水害によるものの10倍もなると話されました。
他にも大切な話をいろいろされましたが、その詳細は福知山自主防災ネットワークの公式ブログに掲載される予定です。
第2部では、車中泊避難の注意点などPart2を福知山市危機管理室が報告し、自力避難困難者への共助による避難支援の実践報告を西町自治会が発表しました。
3時間以上の長時間の研修会になりましたが、約110名の参加者はとても熱心に聞き入っていました。