瀬戸内寂聴の自伝的小説の映画化。確か大昔に読んだ記憶があるので本棚を探したけど、なかった。
ある時、本をだいぶ減らして、その時処分したらしい。読んだことを憶えているのはまだいい。中にはもう読んだことさえ忘れているのもあるはず。
いえいえ、家の中も頭の中も、ものを減らしてすっきり整理。寂聴師は出家なされてからの方が自由になって、一層元気になったようにお見受けする。これからも活躍していただきたいと思う。
小説で成功したのが、映像で必ずしも成功するとは限らない。売れない作家と若い染色作家、週の半分ずつ本宅と愛人宅を行き来する。そこに昔付き合っていた若い男が現れ、四角関係の危ういバランスの中で、動きのつかない男と女。
字で読むべき話だと思った。映像が却って邪魔をしているように思うのは、原作を知っているからか。映像も暗くて地味。
午後からはまたまた手芸をする。
牡丹、菊、橘、を薬玉仕立てに。
鞘型の地紋の上に松、菊、牡丹、桜、笹。しかし下手ですねぇ。なんで左右対象に縫えん?
赤シリーズ。しかしまあ、どれ一つとしてきれいに縫えたのがないという不器用さ。
黒は嫁入り先が決まったのなどもあり、もうこれだけになりました。
ああ、あの時留袖をほどいてバザーに出さなければよかったと激しく後悔。ネットで見ても古い留袖、柄がいいのはけっこう高い。
赤はまだまだたくさん作れるけど、黒はもうおしまい。悲しい。
赤シリーズの裏
黒シリーズの裏。ピンボケ。
夫にどれが欲しいと聞くとどれも欲しくないとのこと。昨夜来た次男に聞くも同じ答え。もう、おまいら、あとで欲しくなっても知らんけんね。