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「47都道府県 女ひとりで行ってみよう」 益田ミリ

2017-03-25 | 読書

 

昨日、孫が来ました。テレビニュースで10年前の能登半島の地震のことが。

憶えてる?いや…と大人が話していると、この人(3歳)が「**クン、憶えているよ」と言うので一同ずっこけました。

積み木で遊びます。平仮名も少し読めるようになりました。

家の中(積み木の箱)に人(積み木)がいて、

「この人はお料理している、この人は内緒でテレビ見ている」

と、ひとりで遊んでいます。内緒…内緒?、そんな言葉いつ憶えたの。

人の言葉の習得、名詞→動詞→形容詞→副詞の順番?

ばあちゃんの仮説ですが。

ビルだそうです。確かにビルに見えます。


すみません、本の話でした。一週間前、帰りのバスで読むつもりで、出先で買いましたが、帰りは寝てしまい、帰宅後少しずつ読みました。

益田ミリという人は週刊文春にほのぼの系の漫画を連載しています。絵は力が抜けている感じがななかなかいい雰囲気です。

元はインターネットに公開していたのを文庫本にまとめたらしく、全国の旅行がコンパクトにまとめられていて、楽しく読めました。

日本全国、今は交通も便利になって暮らしも似たり寄ったり、県庁のある町くらいでは驚くような体験もできないわけで、それよりも今から10年ちょっと前、著者30代前半のおどおどした女一人旅の様子が読みどころかも。

私は一人で旅行するのは平気で、むしろその方がゆっくり旅を堪能できるし、同行者に合わせて、食べたくないものを食べ、見たくないものを見るストレスからも自由ですが、30代だと私も同じ心境だったかも。

ちょうど子育て、仕事に忙しい時期、未婚、既婚を問わず一人旅する人は稀なのかも。でも後半、次第に旅慣れてきて、人から淋しい人と思われないようにと気にすることも少なくなる。何でも一人でやってみることです。

電車バスの旅なので、車で行けばまた違った印象と思いますが、現地でレンタカー借りるにしても、女一人、こちらは難易度やや高そう。

海外旅行は別として、日帰りバス旅行で一人参加は危険な技かも。3人とか、5人の人たちの窓際に行かされて、話に入っていけないし、うるさいし、おやつは交換できないし、あちら様もちょっと気づまりだろうし、却って強烈に孤独を感じてしまうので、よほど行きたいとか、そんなのが平気な人以外はお勧めできません。

孤独とは一人の時よりも、大勢の中で一人でいるときこそ強く感じるのかもしれませんね。

私たちの世代だと、一人で旅行できない人もたまにはいますが、日本語と日本円の使える場所ならどこだって大丈夫です。ちょうど春にもなるし、頑張って出かけましょう。

 

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