また葉室麟の時代小説を読んだ・・
ものがたりは福岡黒田藩での長崎お役の中での争いと復讐に向かう・・話だが・・
すべてが誤解やささいなことから人生を狂わせた二人の同僚、そしてその最後
医師の佐久良亮とその妻菜摘が主人公になって二人の争いの結末を探っていく・・
話はとてもひどい話なんだが・・相手を貶めるために使った陰謀とかかなりひどいことがあるが
主人公の持ち前の明るさで全体的にあかるい物語になっている。
葉室麟の物語りの舞台は九州・・藤沢周平は庄内 その同じタッチでも表せる風景は全く違う。
藤沢周平のものがたりにでてくる海坂藩、冬は風と雪と曇り気味の空・・
同じ様な話を描いても全然違う感じだ。
自分はやはり藤沢周平の世界が一番好きだ・・・