里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

干し柿づくり'21~白粉の回ったころ柿

2022年02月06日 | 干し柿づくり

干し柿は、干し始めから2ヵ月半余りが過ぎました。
例年より少し遅れましたが、年明け後に縄付きのまま2重の紙に包み、段ボールに保管していました。
2週間程前からはポリ袋に入れて保管しています。


助っ人が大、中、小などの目印を付け区分けしてくれたようです。
ここから先は固くならないようにすることが大事。
そのためには空気に晒さないことです。
量が少ない場合はこの方法が簡単ですが、ベストかどうかは分りません。
1袋が1連なので100個弱といったところ。
開けてみます。これが大。


これが中。


全体的に、今年の干し柿は白粉の吹き出しが遅い。
取り込みの遅れが一番の要因でしょう。乾燥が思うように進まなかったのでやむを得ません。
気温の上がらない部屋で保管します。
これはタッパーに入れ冷蔵庫で保管している干し柿。


中玉ですが、全面にすっかり白粉が吹いています。


取り込みが早い分白粉が沢山吹いているようです。
量が少なければ、好みの硬さの時に取り込めるので、この方法が一番簡便だと思います。
こちらはラップに包んでからタッパーに入れた干し柿。


やはり白粉が万遍なく吹いています。


水分が抜けにくいので、軟らかさはより保たれます。
軟らか好みの人には良い方法ですが、水分が多い分カビなどが出ないよう、冷蔵が必要。
そのままの状態で長期保存する場合は冷凍が確実です。
今、茶菓子として出ている干し柿。


大ぶりな干し柿を取ってみました。これは白粉が少なめです。


割いてみます。


小生好みの典型的な「ころ柿」です。
なお、白粉は中の糖分が表面に吹き出したもので、白粉の多少と甘味の強弱は関係ありません。