里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

冬囲いした畑のハクサイを取り込む

2022年02月25日 | 畑:葉菜類

畑に置いたまま冬囲いしたハクサイを、全て取り込みました。
品種はトーホク種苗の中晩生種「郷秋85日」。
ハクサイは12月に2通りの方法で冬囲いしています。
半数は室内に取り込み、半数は外葉を縛り畑に置いたままにしました。


これまで主に中に囲ったハクサイを消費してきたので、畑のは数個穫ったのみです。
畑に置いたままにすると、次第に結球中で花芽が生長し、割れてきます。
今年はここに至っても気温が甚だ低く、そんなことはないと思いますが、このまま放置はできません。


偶然にも昨年と同日の取り込みとなりました。
昨年は今頃好天で、僅かに頭の割れ始めたものがありました。
これは多少頭が尖っているような気もしますが。


今回も、助っ人の応援がありました。
全て畑で枯れた外葉を外してから、作業場の下屋に運び込みました。


外葉は枚数が多くしっかりと縛っているので、大半問題はありませんでした。
しかし、凍害を受けた株も若干あり、外葉だけでなく内葉を少し剥いだものがあります。
割れ始めたものは全くありませんでした。


今年の天候では割れよりも凍害が問題だったようです。
殆どの株が大きな外葉を十分確保できたので、凍害は最小限で済みました。


4キロ級の大玉。


試しに一つを割ってみます。


ぎっしりと詰まっています。


黄芯系特有の表面から数枚で柔らかそうな黄葉です。
ぱっと見、肉眼では花芽が確認できませんでした。
間違いなく花芽はできているはずですが、酷寒で生長が遅れているようです。
株裏の芯に包丁の先を差し込み十字を入れ、トウが伸びないおまじない。


すぐ消費する数個以外は、新聞紙に包んで作業場の中に囲い直します。

こちらはすでに中に取り込んで囲っているハクサイ。


大玉が残っています。


包んだ新聞が濡れてきたので、包みを解き外葉を整理。


鮮度は殆ど変わりません。


包み直します。


新聞紙に包んだハクサイは逆さまにして保存します。


これも逆さまにすることでトウが生長しにくくなると言われます。
右6個は前から取り込んで囲っているハクサイ。
段ボール、新聞紙で覆いをし、終了です。


助っ人は4月一杯かかって消費すると言っていますが、どうでしょう。