里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

収穫のピーク冬ホウレンソウ「ソロモン」と「クロノス」を比べてみる

2023年03月10日 | 畑:葉菜類

秋冬ホウレンソウは4回に播いており、昨年11月早々から穫り続けています。
今収穫しているのは最後の4回目に播いたホウレンソウ。
10月28日に種播きし、12月半ばから不織布をべた掛け、2月下旬から穫り始めました。
収穫開始と同時にべた掛けは外しました。
すでに穫り頃になっていましたが3回目のホウレンソウが残っていたため穫り始めが予定より遅れました。
今が収穫のピークです。
品種はサカタのタネの「ソロモン」と「クロノス」で、それぞれ特徴があります。
こちらが「ソロモン」。


今ではかなり古い品種になりました。かつては主にこの品種を作っていました。
今年は秋から再びこの品種を作っています。
基本薄播きして間引きはしません。
厳寒期のため葉が寝ており、隙間は殆ど見えなくなっています。


「クロノス」に比べると葉色は明緑色で縮みが少なく滑らかです。


しかし、今年は大寒以降の酷寒のためか色が濃く縮みもかなり出ています。


それでも葉が比較的立ち、揃いがよいので作りやすい。
こちらが「クロノス」。


近年は主にクロノスを作っていました。べと病のレースに広く抵抗性を持っています。
濃緑で肉厚なのが一番の特徴。「ソロモン」に比べ厳寒期には縮みが強く出ます。


今年は特に酷寒で葉も広がり畝一杯になっています。


一見縮みがあって肉厚なためゴワゴワした感じに見えます。


「ソロモン」より幾分生育が早いように見えましたが、現在は殆ど差は見られません。
「ソロモン」と「クロノス」を1株ずつ並べてみます。
右が「ソロモン」、左が「クロノス」。



葉の色や葉柄の長さ、縮みの程度に違いがあります。ただし、今年はそれほど大きくは違わない感じがします。
収穫は専ら助っ人がしていますが、今回は「クロノス」を収穫したようです。
これが穫ったばかりに「クロノス」。


ちょうど穫り頃。肉厚で食べ応えがあり、甘味、旨味もピークに達しています。
まだ沢山残っておりしばらく収穫が続きますが、急に気温が上がってきたのでのんびりは出来ません。