里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

春ホウレンソウの省力早播き

2023年03月06日 | 畑:葉菜類

春ホウレンソウの最初の種播きをしました。
ハウスもトンネルも使わない省力早播きです。
老朽化したハウスを解体してから始めた我流の種播き法。
冬ホウレンソウから春ホウレンソウ繋げる方法として始めたもの。
当地の露地の春ほうれんそうの種播きは4月に入ってからが普通です。
これまでの経験で3月初めまで種播きを前進させました。
畑は半月余り前に畝になる位置に元肥を施し、耕耘しています。
水分状態が良さそうなので、種播き前に再びローターで耕耘しました。


畝になる中心に目印線を付けます。


何時もは管理機で畝立てしますが、ごろ土もあまり酷くなさそうと見て鍬だけで行いました。
幅70センチくらいのかまぼこ型に畝を作ります。


品種はトーホク種苗の「スプリング」と「ボーカル」の2品種。
古種がまだ残っている関係もあって、昨年と同じ品種です。
外観がかなり異なる2品種なので比較するには面白い。
ほうれんそうの品種は様々出ていますが、まず第一はトウ立ちしにくいこと。
秋冬ホウレンソウに使った品種は大概使えません。
種播きは、何時ものようにバラ播き。
間引きは基本しないので薄播きにします。甚だ見にくいですが、確かに播いています。


小さく赤いのが種で、両品種に違いはありません。


このくらいのごろ土なら粘土質の強い我が家の畑ではましな方です。
種播き後、薄く鍬で覆土し。くん炭を掛けました。


地温を上げるのと土の締まり防止、酸性改良も多少期待していますが、これでは少なかったようです。
軽く灌水しました。


次に、不織布をべた掛け。


さらに透明ポリでマルチ。


これで地温と水分の確保を目論みます。
トンネルを作る煩わしさを省略です。


マルチは発芽したら外し、不織布のべた掛けだけにします。
これは今収穫中のホウレンソウ。


秋冬ホウレンソウは11月早々から連続して収穫しています。
春ほうれんそうにうまく続けることができるかです。