古木の紅梅が満開となりました。
先週は少し白くなるようなみぞれが降るなど天候が安定せず、ようやく週末に満開になりました。
ただ老木が故に花数は少なく少々寂しい満開です。昨年よりも少ないようです。
この紅梅は隣の白梅とともに樹齢は100数十年、少なくとも130年以上のはずです。
幹の空洞が目立ち若い枝が少なく樹勢が衰えているため花数が少ないのも当然です。
例年、白梅より1週間~10日ほど遅れて咲きます。
今年は白梅は2月20日過ぎから咲き始め、その後一転真冬のような天気に逆戻りし、満開になるまでにほぼ1ヵ月を要しました。
紅梅はその白梅が満開の頃に咲き始め、2週間ほどで満開になったので、こちらも少々時間が掛かりました。
それでも例年の満開は4月7~10日頃ですから数日ないし1週間早いことになります。
暖冬だったため2月20日の白梅の様子を見ると紅梅ももっと早まると見ていましたが、結局昨年より数日遅くなりました。
そもそもこの紅梅の開花は遅く、満開の頃に大概ソメイヨシノが咲き始めます。
今年の当地方のソメイヨシノはそれとピッタリではないもののほぼ近い咲き出しとなりそうです。
今年の当地方のソメイヨシノはそれとピッタリではないもののほぼ近い咲き出しとなりそうです。
気象予報各社とも当初今年のソメイヨシノの開花は相当早まると予想していましたが、大幅に後ずれしました。
この紅梅は八重で花びらの紅色が濃く鮮やかです。
樹勢が良かった時は花数が多く見応えがありましたが、老化が著しく当時の面影はありません。
今は極力剪定は抑え、新しい枝を確保するようにしています。
ただ、数年前白梅に取り付いたタマカタカイガラムシが紅梅には付かなかったことは幸いでした。
この程度に纏まっている咲いている枝もあります。
それでも紅梅には苔むした老木が似合います。
小生はこの紅梅をモチーフに繰り返し墨画を描いています。
天候が不安定で日数も経ため多くは散ってしまいました。
紅梅白梅の開花が接近した年は紅白揃って綺麗に撮れますが、今年は残念。
一応、水稲育苗ハウスの屋根越しに撮ってみました。
こちらは近くにあるレンギョウ。
昨年は、紅梅とほぼ同時に黄色の花が満開になりましたが、今年はほんの綻び始め。植物の生理は微妙です。