今年も水稲の苗作りの季節がやって来ました。
昔からみると育苗する数も大幅に少なくなりましたが、失敗は許されないのでしっかりやりたいと思います。
例年どおり育苗はプール育苗です。
両親が亡くなりすでに20数年。その後も勤め人稼業との二足のわらじを履き続けました。
それが出来たのは助っ人達の応援が一番ですが、技術的にはこのプール育苗があったからと言っていいでしょう。
通常の育苗なら日中誰もハウスを管理する人間がいないのはリスクが大きすぎます。
その点プール育苗はそのリスクを大きく軽減することができます。
プールを作るのは一人でも可能ですが、二人でやればより効率的です。
そのため助っ人の応援を得る前日までに、準備をすっかり整えておくようにしています。
ハウスは開放せず、晴天なら屋根に日よけ用の遮光シートを掛けます。今回は曇天だったのでそのままです。
雪害対策用の支柱を外し、ハウス内を整地します。
すでに軽く掃除はしているので比較的綺麗です。
雑草防止と均平を保つために張ったままにしている古い黒マルチを外します。
黒マルチの効果で殆ど草は生えませんが、わずかスギナの芽が出てきました。
プール育苗で一番大事なことはプールを設置するところの均平です。
プールに水を張った時に高低差は分るので毎年チェックし調整しています。
このハウスの地盤はプール育苗を始める前は10㎝以上の高低差がありました。
プールに水を張った時に高低差は分るので毎年チェックし調整しています。
このハウスの地盤はプール育苗を始める前は10㎝以上の高低差がありました。
2年ほどは水糸を張って全体の均平をとりましたが、その後は微調整をしているだけです。
黒マルチを張りっぱなしにしているため傷みが少なく、長年微調整を繰り返したことで殆ど高低差がなくなりました。
もっとも実用的には2、3㎝の高低差は許容範囲です。枠で小さく区切る方法もあります。
今年も黒マルチを張っている場所がブールの位置になるので、そこを微調整すればオーケーです。
昨年、竹の根がベットの位置まで張り出したため掘り上げ均しました。そこが少し下がり調整が必要です。
部分的なので水準器だけで確認しながら均平を図りました。
部分的なので水準器だけで確認しながら均平を図りました。
2カ所あります。
あとは多少の凸凹をレーキで軽くならしながら整地する程度で十分です。
最後にほうきで掃除し、ハウス内の整地は終了です。
我が家のプール作りに必要な以下の資材をチェックします。
1、プールの枠を作る抜き板(昔から我が家にあったもの)
2、プールに敷く透明ポリ(厚さ0.03㎜、幅180㎝、長さ100m)
3、マルチ用黒ポリ(厚さ0.02㎜、幅135㎝、長さ200m)
1、プールの枠を作る抜き板(昔から我が家にあったもの)
2、プールに敷く透明ポリ(厚さ0.03㎜、幅180㎝、長さ100m)
3、マルチ用黒ポリ(厚さ0.02㎜、幅135㎝、長さ200m)
4、マルチ止め用丸皿付きピン(張りぱなしの黒マルチから抜いたもの)
5、木枠を止めるマルチ止め用ピン(丸皿を外したもの)
6、ポリシートの仮止め用洗濯ばさみ
5、木枠を止めるマルチ止め用ピン(丸皿を外したもの)
6、ポリシートの仮止め用洗濯ばさみ
7、ポリシートを抑える直管パイプ(解体したパイプハウスの古材)
一昨年まではプールの下敷きにする透明ポリは使い古しの透明ポリを使っていましたが、昨年からは全て新品にしています。
その分費用は掛かりますが、片付ける時に助っ人達の手を煩わせる必要がありません。
今年は在庫の中から必要な分を補充しただけで、新ためて購入するものはありませんでした。