里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

ピーマンは生育旺盛で支柱を上げ「ふところ枝」を整理

2024年08月20日 | 畑:果菜類

ピーマンは6月25日頃から穫り始め、7月半ば頃から収穫最盛となりました
品種は「京みどり」。
収穫も順調で旺盛に生育しています。


今年は通路を20㎝ほど広げていますが、枝が垂れるものが出てきました。
株による強弱も多少見られます。


誘引は中央の1本の支柱と廃材を利用した横パイプを上げていく簡易な方法で行っています。
横パイプに枝が密着すると、誘引止めしなくとも枝は動きません。


ここで支柱を上げます。
横パイプは縦のパイプ支柱にフックバンドで止めています。
フックバンドを完全には止めていないので、上げる時は下から上に軽く叩くだけです。


今回は20㎝ほど上げました。


この後も横パイプを上げていくので、フックバンドは完全には止めません。
それで最後まで問題なく持っています。
反対側の横パイプも同様に上げました。


これで全ての支柱が上がり枝が立ちました。


多少枝折れする場合もありますが、ピーマンは分枝が非常に多いので気にしません。
枝がかなり混んできたので簡易な整枝を行います。「ふところ枝」の整理です。
「ふところ枝」とは株の内側に向かって伸びている枝のこと。
ピーマンは花芽が着くごとに2本に分枝するのでねずみ算式に枝が増えていきます。
放置するとジャングル状態になり、収穫もしづらく果実の見逃しも出やすい。
株を上からのぞき込むと混み具合が分ります。かなり茂って下の方は見えなくなっています。


中心が透けて見えるように枝を間引きます。


今回は少し思い切って間引きました。


「ふところ枝」の整理が終わりました。


これで光線が中まで入るようになり着果や肥大が良くなるはずです。
風通しが良くなることから病害虫対策にもなり、収穫もやりやすくなります。
当地は空梅雨で日照り状態だったため一時尻腐れ果が散見されましたが、今はほとんど見られません。
たっぷりと敷き藁をした効果もあるかもしれません。
盛んに穫れ続けています。


「京みどり」は獅子型のピーマンと異なり縦長で果肉がやや薄く軟らかなのが特徴の中型ピーマンです。
しかし、この時期になると厚みが増して肩も張り初期とは少々趣が違います。