里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

原木シイタケの仮伏せ

2025年02月01日 | 山菜

原木シイタケの仮伏せをしました。
仮伏せとは温度と湿度を保ちシイタケ菌が繁殖しやすくするための作業のことです。
前日に植菌を終え、原木はコモを掛けて一晩置いています。


今回は種駒1,000個を使い切ったところで打止めにしており、本数は23本でした。


原木は次第に乾き切り口にひび割れが見えてきました。


仮伏せする場所は自宅のすぐ側。少しばかりの原木なので一輪車で何回か運びます。
以前は、家裏の日陰の場所で仮伏せしていましたが、灌水がしにくいので変えました。
この場所はコンクリートたたきになっており、直射が当たるため仮伏せにはあまり適しているとは言えません。
ただ、近くに水道があるので灌水が容易にできます。
仮伏せ中に状況によっては灌水が必要になります。近年はこの場所で仮伏せしており、あまり問題なさそうです。
一番下の2本は栗の木で単なる置き台です。


以前はいつも仮伏せ途中に散水することが多かったため、ここ3年ほどは初めに散水しました。
それで菌の繁殖も悪くないように見えるので、今年も同様にします。
とりわけ今年は降水量が極端に少なく異常乾燥だったことから原木はより乾いていると判断しました。
これまでの経験で、全部原木を積んでから散水すると下までうまく掛からないようです。
1列並べたところでまず軽く散水しました。


昨年やったように今回も1段積むごとに軽く散水することにしました。


そのためとは言いませんが、昨年は稙菌1年目の秋から結構穫れたのです。
これで全て積み上げました。


最後の散水が終わりました。


そう言えば、とここで気付きました。本来、仮伏せは薪積みにするのが普通らしいのです。
昨年と同じことを繰り返してしまいました。完全に縦横に積む癖が付いてしまったようです。
いまさらしょうがありません。昨年もそれで大した支障はなかったと都合良く解釈。
この場所は直射をまともに浴びるためコモで周りに覆いをします。これは絶対。


コモは仮伏せが終わればもう使えなくなってしまうので処分しても惜しくないものを使用します。
最後に古ビニールで覆いをして終了です。


古ビニールも毎年使っている年季の入ったもの。
コモとビニールの組み合わせで温度と湿度が適当に保たれることを期待。これまでの結果はまずまずです。
3、4週間経過したところでシイタケ菌の発生状況を確認します。