里山の春の恵みは山菜です。
天然のもの栽培のもの多々ありますが、先駆けとなるのはコゴミ。今年は4月半ばから採れ始めました。
それからほどなくタラの芽が採れ始めました。
我が家で4月20日前から採れれば早い年です。今年は例年より1週間ほど早く、昨年より僅かに遅い程度。
4月になってから連日気温が高く急に進んだようです。
何と言っても山菜の王様と言われるのがタラの芽。タラの芽が採れるようになれば山菜の季節到来です。
これが採れ始めの時のタラの芽。
タラの芽も系統や環境条件によって採れる時期に違いがあります。
日当たりが良い所の痩せたタラノキは早く採れます。ですから特別早いのはあまりボリュームのない場合が多い。
この辺りの里山にはタラノキはごく普通にありますが、採るのはごく近くだけ。歩き回って採るようなことはしません。
我が家では元々自生していたタラノキを刈り払いや剪定などの手入れをし、自然に増殖させています。
ここは比較的早くから採れます。これは4月半ば過ぎの採り始めのもの。
この場所の多くは採り終わっています。
採るタイミングとしてはこのくらい。
3月くらいに店で売られるトレイ入りのタラの芽はハウスで伏せ込み栽培したものです。
伏せ込み栽培では枝を短く切って着いている芽を全て吹かせます。そのためごく小さくボリュームはありません。
伏せ込み栽培では枝を短く切って着いている芽を全て吹かせます。そのためごく小さくボリュームはありません。
天然のタラの芽は大概一番上の頂芽だけを採ります。
したがって、ボリューム十分で本来の野趣に富んだタラの芽が味わえます。
こちらは自生していたタラノキを管理し最も群生化させた所です。
こちらは自生していたタラノキを管理し最も群生化させた所です。
ここは篠竹が群生化しているところでもありますが、青味が濃くやや遅い系統のタラノキです。
丁度採り頃になってきました。
この系統は当地では通称モチタラ。青くて見栄えが良くトゲが少ないため良系統とされます。
3年ほど前、根こそぎ盗られてしまったことから、以来少し早めに採るようになってしまいました。
2系統を比べてみます。やや小振りのものですが、違いは分ると思います。
右が先に採れた赤みのある系統で、左が通称モチタラ。
こちらは誰が言い出したのか山菜の女王と言われるコシアブラ。
本来ならコシアブラの芽と言うべきところですが、面白いことに単にコシアブラで新芽のことを指しています。
そもそも当地方では一部の人以外コシアブラを食する習慣はありませんでした。
むしろ昔から「削り花の木」として知られており、今でも春の彼岸用に造花を作っている方がおられます。
やはり山形県で食材として重宝されているという情報が当地方にも波及したのだろうと思います。
当地ではタラノキほど多くはないもののコシアブラの木はごく普通に見られます。
コシアブラはナラやクリなど雑木に混じって林の中に生えており、ちょっと見には分りにくい。
タラノキと同じウコギ科の植物でありながら放置すればこのような高木になります。
タラノキと同じウコギ科の植物でありながら放置すればこのような高木になります。
コシアブラの高木1本には沢山の新芽が着きます。
切られた木からはわき芽が吹き出すので採るのが容易です。
高木なら1本採れば十分な量が採れます。
タラの芽は味や香りと言ったものは殆ど感じませんが、コシアブラには独特の味と香りがあります。
右がタラの芽、左がコシアブラ。
ボリュームで言えばタラの芽にはかないません。食べ応えが違います。
しかし、小生は香り大好き人間なのでコシアブラも大好物。
やはりこの時期は、定番の天ぷらや素揚げで山菜の王様と女王を同時に味わいたい。
やはりこの時期は、定番の天ぷらや素揚げで山菜の王様と女王を同時に味わいたい。
若芽の色も鮮やか、わくわくしますね。
夕べ、私も里山に住む方から、天然のタラの芽とコシアブラいただき、早速天ぷらにして食べました。
私も女王様の「コシアブラ」が好きなんです(^^♪
少ししか収穫できませんでした。
私はタラの芽よりもコシアブラの
方が好きです。独特の味と香りが
大好きです。
コメントありがとうございます。
小生は昔はコシアブラを食べたことはありませんでした。
ごく少数の人がメホと呼んで食べていました😋
何と言っても山形県が本家本元ですからね😊
アリスはラジオでチャンピオンが流れた時の印象がずっと残っているような気がしますね👍
コメントありがとうございます。
今年は気温が高いので見逃すとすぐ大きくなってしまいますね。
小生もコシアブラは味や香りがはっきりしているのが好きなところです😄
桜も終盤になってきましたが、お出かけ大いにお楽しみください👍
私はなんといってもタラの芽です!!!
あれほどに美味い天ぷらが他にあるでしょうか。
長野の家の前(他所様の敷地)にタラの木があります。
食べ頃になるといつの間にか無い。
所有者さんは、時々イチジクの煮物とかをくださるのですが、タラの芽だけはいただいたことが無い!!!
長野の母が菜園をしていた場所には、コシアブラの木があります。
今は近隣の方々に自由に使ってもらってるのですが、誰もコシアブラはとってかない。
北信濃はコシアブラを好む食文化ではないのかも???
コメントありがとうございます。
興味あるお話しでしたね👍
隣家の方はタラの芽が好物なんでしょうか😄
芽吹きの頃に美味しいですよね!などと声をかけてみると面白いかもですね😄
タラの芽は不思議ですよね。味や香りと言うものが殆ど感じらされないのになぜが旨い。食べ応えでしょうか。
コシアブラは対照的です。
当地もコシアブラを食べる習慣はありませんでした。
ですからすぐ近くにあっても誰も採りませんでしたね😄
少しずつ根付いてきたのは近年です。長く続いてきた食文化はなかなか変わらないものなんでしょうね😄
色んな情報また楽しみにしています👍