里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

秋まきねぎを蒔く

2018年10月27日 | 畑:葉菜類

雨が午前中で上がりました。幸い大雨にならずよかったです。
昨日、蒔いただけで放置していた秋まきねぎ苗床の仕上げをしました。
品種はホワイトスター。夏ねぎ用なので専用品種もあり、これまでも色々な品種を作ってきましたが、少しばかりの面積なので、春まきに使っているこの品種を秋まきにも使いました。今年の夏ねぎがうまくいったので二匹目のどじょうです。
秋まきは生育が悪くなったりとうが立ったりとなかなか難しいです。播種期はこの時期が一番と思っています。
種を蒔いた後はくん炭をかけ不織布(パオパオ)をトンネルにして完成です。


半ば強引に秋起こし

2018年10月26日 | 田んぼ
田んぼには大分ひこばえが目立ってきました。
例年、10月中には秋起こしを終えるようにしていますが、今年はなかなか田んぼが乾きません。特に、9月が長雨で十分乾かず、コンバインのワダチが大きくなったことも要因です。またもや雨予報のため半ば強引に秋起こしをすることにしました。
秋起こしは早いほどいいと思っていますが、どうなのでしょう。
作業途中に撮ったものですが、ひこばえが伸びているのが分かります。西日本の二番穂が出るほど伸びているのからみればかわいいものではありますが。
最後に周りを耕耘し終了です。



水引草を短冊に描く

2018年10月26日 | 水墨画:草花
 水引草を水墨画で短冊に描いてみました。

 短冊にはあまり描きませんが、趣があり、部屋にも簡単に飾れるので、適当な題材がある時に描くことがあります。
 短冊は実に狭い。この画面に凝縮して描かなければなりません。狭いが故にどうしても画面いっぱいに描いてしまいがちですが、余白も必要ですから、難しいです。稚拙さがもろに出てしまいます。
 茎はもう少し細く、鋭い線の方が良かったでしょうか。

本画仙 短冊




 墨彩画でも描いてみました。

本画仙 短冊



 部屋に飾るとこんな感じになります。


水引草への想い

2018年10月25日 | 野山


 山に水引草が咲いています。
 日陰のせいもあると思いますが、先月から咲いていますから実に長い。さすがにまもなく終わりでしょうか。
 この水引草で思い出されるのが、父方の一番上の伯母のことです。明治43年生まれで今年が17回忌でした。

 その伯母が生前、訪ねるたびに、「水引草はいいな。実家の裏山にあった水引草は本当に良かった。」と、しきりに言っていました。私は、山に沢山生えているのに、何がそんなにいいのかなと思って聞いていましたが、嫁いでずっと都会に住んでいた伯母は、水引草に郷愁を感じていたのでしょうか。



 しかし、今更ながら、よく見ると、細い茎にごく小さい花を沢山着け、すっと伸びている姿は、けなげでもあり、凜としているようにも見えます。
伯母にとって何かしら感じるものがあったのでしょう。

 長らく実家にも帰ることがなかった伯母は、水引草が単なる野草ではない、様々なことに想いをはせる特別なものだったのでしょう 





 見にくいので取ってきて写してみました。






イチジク「蓬莱柿」を収穫

2018年10月24日 | 畑:果実類
先月下旬からイチジクが採れています。
 品種は「蓬莱柿(ほうらいし)」で、植えて5年目です。昨年くらいから少しまとまって採れるようになってきました。
 もともと昔からの在来のイチジクがあったのですが、何年か前に枯れてしまい、空いている畑を手のかからないもので埋めておくかという不純な動機もあって、苗木を購入したものです。
 在来種がほしかったのですが難しかったためカタログを見て注文したので、これで良かったのかは不明です。
 ただ、植える際は、かなり吟味し、大きな植え穴を掘り、堆肥や土壌改良材なども十分に入れました。かなりお金がかかっています。

 寒さには強いようなのですが、在来種と違って秋果専用種で晩生のため、なかなか熟してきません。


 9月の天候が悪かったせいもあると思いますが、ようやく今月10日くらいから、まとまって採れるようになってきました。収穫できるのは来月初めくらいまででしょうから未熟のまま多数残されるのではないかと思います。



 先端がちょっと割れ始めるくらいが収穫の適期のようですが、自家用には多少割れても問題はありません。


 すっかり割れたものを食べてみましたが、甘みはむしろ増しているように感じました。


 私自身はイチジクが特別好きというわけではないのですが、女性陣は結構好きな人が多く、生食だけでなく甘露煮を作っているようです。
 そもそも、私はイチジクのことについてよく分かっていません。少し勉強しないといけないと思っています。