大黄牡丹皮湯(だいおうぼたんぴとう)というのあるのですが。これは虫垂炎(盲腸のこと)を散らす薬としても使えます。
虫垂炎は始め鳩尾(みずおち)から痛くなる場合が多いです。これがただの腹痛かどうかを調べるにはまずおへその上の辺りをゆっくりと押し込んで、しばらくとめてから、急に手を離します。そうするとおなかがぷるんと振動するわけですが、このときに痛みがズキッと走ったらたぶん虫垂炎になっています。これをブルンベルグ徴候といいます。そしていたみがだんだんとしたに下りてきておなかの右下にくると典型的な虫垂炎です。
もちろん虫垂炎は当然医者にいって治療するもので、生兵法は危険です。
しかし、虫垂炎かどうかわからないけど、プルンベルグ徴候みたいなのがある。すぐには医者に行きたくないというときは、この大黄牡丹皮湯(だいおうぼたんぴとう、あるいは大黄牡丹湯(だいおうぼたんとう)を飲んでみるのもいいでしょう。これを2時間おきくらいに2-4回飲むとたいてい下痢になるのですが、おなかの悪い熱が散って、腹痛が取れます。
本日申し上げたいのは、この方剤のもうひとつの使い方であります。
大黄牡丹皮湯(だいおうぼたんぴとう)は比較的体力があるあまり冷え性でない女性で、卵巣などの子宮付属器の炎症があったり、性交痛があったりする場合にも使えます。 生理痛があって、その血液の中にきょろきょろとした黒いゼリーのようなものが多かったり、おりものが黄色かったりするのを目標にします。
また、逆に体力があまりなくて、冷え性の女性で、生理痛がひどくて、生理中に下痢がちで腰痛があったり、性交痛や局部が潤いにくいなどで、パートナーの方を受け入れにくい状態の方の代表的な方剤として、当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)があります。これは几帳面タイプでもあまりイライラしていない女性の冷え性、生理痛、不妊症などを目標によくお出ししています。
半年くらい服用して、これまで氷のように冷たかった手のひらがポカポカ温かくなった方もいらっしゃいます。
もちろん、みながみなこの方剤でよいわけではありません。あるときは匙加減を変えて、あるいは方剤自体を別のものにするなどして、ひとりひとりの体質に合った調剤をするのです。
虫垂炎は始め鳩尾(みずおち)から痛くなる場合が多いです。これがただの腹痛かどうかを調べるにはまずおへその上の辺りをゆっくりと押し込んで、しばらくとめてから、急に手を離します。そうするとおなかがぷるんと振動するわけですが、このときに痛みがズキッと走ったらたぶん虫垂炎になっています。これをブルンベルグ徴候といいます。そしていたみがだんだんとしたに下りてきておなかの右下にくると典型的な虫垂炎です。
もちろん虫垂炎は当然医者にいって治療するもので、生兵法は危険です。
しかし、虫垂炎かどうかわからないけど、プルンベルグ徴候みたいなのがある。すぐには医者に行きたくないというときは、この大黄牡丹皮湯(だいおうぼたんぴとう、あるいは大黄牡丹湯(だいおうぼたんとう)を飲んでみるのもいいでしょう。これを2時間おきくらいに2-4回飲むとたいてい下痢になるのですが、おなかの悪い熱が散って、腹痛が取れます。
本日申し上げたいのは、この方剤のもうひとつの使い方であります。
大黄牡丹皮湯(だいおうぼたんぴとう)は比較的体力があるあまり冷え性でない女性で、卵巣などの子宮付属器の炎症があったり、性交痛があったりする場合にも使えます。 生理痛があって、その血液の中にきょろきょろとした黒いゼリーのようなものが多かったり、おりものが黄色かったりするのを目標にします。
また、逆に体力があまりなくて、冷え性の女性で、生理痛がひどくて、生理中に下痢がちで腰痛があったり、性交痛や局部が潤いにくいなどで、パートナーの方を受け入れにくい状態の方の代表的な方剤として、当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)があります。これは几帳面タイプでもあまりイライラしていない女性の冷え性、生理痛、不妊症などを目標によくお出ししています。
半年くらい服用して、これまで氷のように冷たかった手のひらがポカポカ温かくなった方もいらっしゃいます。
もちろん、みながみなこの方剤でよいわけではありません。あるときは匙加減を変えて、あるいは方剤自体を別のものにするなどして、ひとりひとりの体質に合った調剤をするのです。