けい先生のつぼにくる話

はりきゅう漢方の先生が教えてくれる健康に関する話
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今週土曜日は東洋医学相談室(SFラジオ毎日)です!

2009-02-13 05:15:50 | 東洋医学全般

毎月第2土曜日の7時からは東洋医学相談室の時間です。
ラジオ毎日の放送自体は6時から始まりますので、是非お聞きになってください。

SFラジオ毎日

日本伝統鍼灸漢方

周波数はAM1450MHzです。以前の放送はインターネットで聴くことができます。
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温胆湯や加味温胆湯の別の利用法

2009-02-09 16:06:53 | 東洋医学全般
痰飲をとるということで、温胆湯や加味温痰湯を常飲させると、風邪をひいたときの痰や粘液の出方が変わります。

以前もお話しましたが、私の母83歳は若いころに結核をやっているので、片肺なので肺活量が常人の45%しかありません。だから少しでも風邪をひくと、その後に残る痰を肺活量がないために咳出できなくて、大変な苦しみようでした。
カゼがはやる季節には、この母に温胆湯か加味温胆湯を1-2週間飲ませますと、不思議と痰がでなくなって、苦しむことがありません。

彼女はそういう体なので「走る」ことはできませんが、日々の漢方療法と、一月に一度一週間続けて行う三里のお灸療法で元気そのものです。毎日孫3人と私の弁当と食事を作り、日本語補習校の予習復習を担当してくれています。そして、毎日インターネットでニュースを見たり、料理関連のブログ類をチェックしています。

頭がしっかりしているのは加味温胆湯のおかげかもしれませんね。。


また、ある漢方の学生さんが、すこし意味を取り違えたのか、「先生、咳払いなどをして出てきた痰を飲み込むのは体に悪いことですか?中国に行ったときは誰もが痰を吐きまくっていましたが。。。」

「自分の痰を飲み込んだ場合、これは自然に消化されるし、まったく体に毒ではありません。しかしせっかく出てきたものは場所を選んで吐き出してもよいでしょう。むしろ、この痰がたくさん生成されてしまう体質の方を診るのが漢方医学です。中国人が平気で人前で痰を吐くのはただの国民性です。私は北京でも、上海でも、広州でも痰は人の前では吐きません。周りの中国人は吐きまくってましたけどね。私は洗面所かトイレで済ませます。人前じゃあそんなことはしやせんよ」と答えました。

戦後日本が台湾から引き上げたときに、中国本土からやってきた教員たちが平気で授業中に痰を吐くのを見て仰天したという話は、当時の小学校などに通っていた台湾の老人たちが、口をそろえておっしゃる、日本統治時代はよかったというエピソードのひとつです。


健康第一ですね。

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脳脊髄神経系の疾病にかかりやすい体質の方のために。。。。加味温胆湯の続き

2009-02-09 14:50:05 | 東洋医学全般
少し前に、疲れすぎて眠れない時のために、温胆湯(うんたんとう)をご紹介しました。これは、半夏(はんげ)、竹茹(ちくじょ)、枳実(きじつ)、陳皮(ちんぴ)、生姜(しょうきょう)、甘草(かんぞう)、茯苓(ぶくりょう)、酸棗仁(さんぞうにん)という漢方薬で構成されています。

これに、大棗(たいそう)、遠志(おんじ)、玄参(げんじん)、人参(にんじん)、地黄(じおう)が加えられたものが加味温胆湯(かみうんたんとう)です。

温胆湯のときは疲れすぎて、体の中の液体が使われてしまい、痰飲というさらさらでない液体が多くなった状態となり、そこで発生した熱が上半身にこもり、発散で
きなくなっている状態です。泥のように疲れているのに寝れない状態です。

この熱がこもって、体液がさらさらでない状態が長く続いて、脳や精髄の居心地を悪くしていると、ボケや意識障害が起こる原因のひとつとなるといわれています。症状が軽ければ、温胆湯を長く飲むことで解決できる場合が多いです。

脳や脊髄は頭蓋骨(ズガイコツではなく、解剖学用語ではトウガイコツとよみます。)や脊椎骨の連なりで作られた髄鞘(ズイショウ)と呼ばれる鞘の中にあります。その鞘の中には髄液と呼ばれるさらさらの液体が満たされていて、その中に脳や脊髄が浸されている状態です。弁当箱に四角い豆腐が入っていて、それにきれいな水が満たされたイメージです。

温胆湯が適応する生活が長い間続くと、この痰飲という状態が長く続くこととなります。これはいつもオーバーワークで、自分にも厳格で怒りっぽい人、或はそういう生活環境に長くいらっしゃった方のなかに意外と早くボケが始まったり、パーキンソンのような運動障害が起きたりする方がいらっしゃいます。

「あんなに厳格で働き者だったおじいちゃんがすっかりぼけてしまって。。。。」
これは温胆湯が適応する生活が長かったので、先ほど申し上げました豆腐が入った弁当箱に満たされたさらさらの液体が、こもった熱で乾いてしまった状態が、脳や中枢神経に当たるところの障害を生み出すことがあるという漢方医学理論から来るのです。

おおらかな性格で、仕事をやめてストレスが何にもなくなったら急にぼけ始めた。。。というのはまた異なる漢方病理学のお話となる場合が多いので、また別の機会に譲ります。

加味温胆湯は本来の痰飲が起こった体質に働きかけ、それを緩和します。そこで上記の大棗(たいそう)と地黄(じおう)で痛んだ組織を整え再生し、遠志(おんじ)で意識や記憶力をはっきりとさせ、玄参(げんじん)で消炎、人参(にんじん)で体力を向上させます。もちろん単品一つ一つの効能だけではなく、それらが合わさって起こる組み合わせの妙もてつだって、加味温胆湯となっているのです。

この方剤が後になって、北里漢方医学研究所と東北大学医学部の共同研究で大騒ぎになった、アルツハイマー症とパーキンソン症にきく漢方薬として発表されるに至ったのです。

続きはまた後日といたします。

日本伝統鍼灸漢方
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日本人学校へ宛てた手紙

2009-02-06 05:50:43 | 國を思う
先日こちらの日本人学校の先生から教育内容について数行ずつ書くようにと回ってきた紙を見ていて、ふと思ったことがありましたので、書いてみました。
また、浮いてしまうなあ。。と思いつつも、筆を取りました。まずは少数でいいから、この心意気で授業をなさる先生が増えてほしいものです。
いただいた用紙には数行しか書く欄がないのですが、気がついたらこんなに書いてしまいました。


[胸を張ってよい日本人]

カリフォルニアでも、日本においてもどこにいても日本人として誇りの持てるこどもになるためには、歴史教育と、道徳教育の大切さを忘れないことだと考えます。
特に1998年ごろよりロシアでも米国でも情報公開の機運が高まり、戦前戦後のこれまで封印されてきた歴史の真実が白日のもとに晒されました。
これまで私たちが学んできた歴史はそれ以前のものなので、戦勝国により意図的に歪曲された、多くの間違った内容が洗脳的に記憶に残り、これが日本人としての誇りを持つことに後ろめたさを感じている方々が少なからずいらっしゃいます。

1.特に日本の真珠湾攻撃はアメリカ、英国、中国、オランダによる経済運輸網の切断により、やむなく日本の軍隊がアメリカの軍隊を攻撃したこと。そしてそれは軍と軍との戦闘であり、これはなんら恥じるべき行為ではない。他国に日本は卑怯だといわれる筋合いはない。同じこれらの国々によって下された東京裁判の結果はまったく無効であり、日本には法律的拘束力のある戦犯は存在しない。

2.米国の日本に対する原爆投下と度重なる空襲は、すでに敗戦が明白であった日本国の非戦闘員(一般の人々)を意図的に虐殺した歴史上類稀なる違法殺戮行為である。
これを「暴走した日本軍を米国が原爆投下によってとめてあげた」と教えている、米国の教育方法と対比して、日本は濡れ衣を着せられた被害者でもあることを教えるべきである。
それでも一時は経済立国、技術立国として天下をうならせてるほど発展したということに誇りを持たせる授業が必要です。

3.満州は、漢民族が建てた万里の長城の外側に位置する塞外の地であった。ここは漢民族ではなく、満州民族とモンゴル民族の土地でありました。中国ではなかったということです
そこに満州国が建設され、さらに漢民族ではなく満州族の最後の皇帝であった溥儀氏を北京からその祖先の地である満州に呼び戻して皇帝に据えたということは、筋が通っております。
よって、日本が満州を侵略したというのは虚偽の歴史でありあります。満州国は満州人、モンゴル人、朝鮮人そして後から移住してきた多くの漢民族に教育と安住の地を与えていたのです。

4.万里の長城より内側(南)のいわゆる中国本土、特に上海に在住していたのは、世界各国の商人とそれを守るためのアメリカ、フランス、英国と日本の軍隊でした。そこに中国軍が不法な攻撃を仕掛けてきたので戦争に発展したのです。
在留をしていたのが日本の軍隊だけであって、それが土足で中国に乗り込んでいって、極悪非道の限りを尽くしたように書かれている歴史教科書を信じてはいけません。

5.南京大虐殺は存在しませんでした。この虚偽事件は中国政府の陰謀です。従軍慰安婦の強制連行及びその経営を日本軍が行ったという嘘も中国と韓国の策略です。

6.在日朝鮮人はすべて日本軍に強制連行をされてきたようにいわれていますが、当時の朝鮮人たちは景気がよくて住みやすい日本に自分で渡ってきて住みつきました。日本政府は戦後に彼らが韓国に帰るための援助もしましたが、彼らはむしろ韓国政府に見捨てられて帰ることができませんでした。それを温かく見守って協力をしたのは日本人でした。だから、日本人は彼らに何の文句を言われる筋合いもありません。韓国はその恩を忘れて日本を敵視する教育を続けてきました。

7.同じ立場でも台湾は日本が施した、鉄道、病院、道徳教育、行政、人的交流などのあらゆる面を感謝と共に友情にあふれた態度で受け止めている独立国といえました。しかし昨今では中国共産党の影が強くなり、反日分子も増えました。しかし、ほとんどの純台湾人は日本が好きで感謝の気持ちと憧れの気持ちを持ち続けています。そういった「中国人ではない立派な台湾人」の立場とその歴史を理解することも必要であります。
日本を正しく理解してくれている唯一の隣国の台湾人を中国本土の中国人と一緒くたに考えることは大変な失礼にあたります。

これらをよく認識させ、これらの内容をまったく逆にした洗脳的な教育を受けている本土の中国人、韓国人からのいわれなき恨みや攻撃に対して、堂々と対応できる日本人に育てることが肝要です。日本軍のそれはドイツのナチスと比べたりできる次元の問題ではないことをしっかりと理解させることです。

事実、カリフォルニアに在住する、本国で反日教育を受けてきた中国本土と韓国からの移民の子女が、大学の構内などで日本人の子女に対して横暴で陰湿ないじめを行っていることを知らなければいけません。
このときに、子女もその親もしっかりとした歴史観と倫理観を持つことにより、正しく、双方対等な友情が生まれると確信しています。

日本の礼儀作法や文化をしっかりと理解して、「日本はいい国だ、親に日本人がいてよかった」と思えるような子供になってもらいたいと思います。
当然、天皇や国旗、国歌をも含めてこれらをしっかりと大切にする心を養う教育が必要だと痛感します。

そして、近代日本の繁栄と発展のために犠牲になっていただいた戦没者を祭る、靖国神社の大切さを感じることのできる教育をしていただきたいと考えます。

日本を貶める洗脳教育をしている中国と韓国に内政干渉をされていることを教え、きちんと「日本は何も悪いことをしていない」という真実を伝えることのできる子供に育てる教育を、教員と家庭が一丸となって進めてゆく必要があると考えます。



このような文章を貼り付けて日本人学校に出したんですが、ちゃんと読んでくれる人がいればいいのだが、、、、、、
ヒットエンドラーン、ヒットエンドラーン。。。。。。
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