けい先生のつぼにくる話

はりきゅう漢方の先生が教えてくれる健康に関する話
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白頭翁湯、烏梅丸と温経湯が供給可能になりました!

2010-01-20 11:31:33 | 東洋医学全般
前々回でしたか、白頭翁湯、烏梅丸のお話をいたしました。
特に腸のおわるい方のためにご紹介をいたしております。

今回はこれらの漢方方剤に温経湯(うんけいとう)を加えてご報告をしたいと思います。

温経湯は漢方アメリカOnlineでは「婦人科、冷え性」のカテゴリーと、体質のカテゴリーでは「冷え性が強く、几帳面で、イライラしやすい方に起きやすい病気につかう漢方薬(肝虚陽虚証)」の項でも紹介をしています。

これらのカテゴリーに属しているので、温経湯は女性のみに使うと思われがちです。実は、男性でも寒がりで、あるいはちょっと貧血気味で、格闘技や交通事故や腹部や胸部の手術などの経歴があるために、血の巡りが阻害されて、いわゆる瘀血(おけつ)が多くある方であれば服用する価値があるのです。

とくに腸の病気である、潰瘍性大腸症候群や神経性の下痢など腸の病気に使用することができます。

前記の白頭翁湯(はくとうおうとう)、烏梅丸(うばいがん)とともに、ご自身の体質とマッチするものを見つけてください。

お体に合った漢方薬は、その病名を一時忘れて、ご自身の体質がどのカテゴリーにあるかを調べて、そこからお選びになるほうが、体質ごと根こそぎ改善することが可能です。

特に和漢薬の処方では、例えばゼンソクの治療などで、お医者様の使い漢方薬の本にはどう見ても「胃炎の漢方薬」「腎炎や皮膚炎の漢方薬」あるいは「イライラの漢方薬」として使われているものが漢方医の見立てとして処方されることがあります。これは喘息が起こる体質の違いによって使用する漢方方剤が変わるよい例です。

ところで、漢方アメリカOnlineのカテゴリーの説明の後ろに「肝虚陽虚証(かんきょようきょしょう)」などとかかれていますが、別に「肝臓がわるい」ということではありません。東洋的な意味合いで「肝、心、脾、肺、腎」などの五臓を冠しているだけで、西洋的な意味での臓器の病気をさせてはいません。どうぞご安心ください。

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ナイシトール、ビスラットゴールド、ハルンケア、大正漢方胃腸薬などなど、、、

2010-01-18 16:00:30 | 東洋医学全般
これらの薬って、大手の製薬会社が自分で単品の漢方薬をいくつか混ぜ合わせて作ったオリジナルの漢方薬だと思っていらっしゃいませんでしたか?

ところがそうではないのです。これらは販売促進ために、古来より存在していた漢方方剤の名前を変えてデビューさせた「遅咲きの演歌歌手」のような営業戦略といえるでしょう。

簡単にわかっているところでは、、

ナイシトールは防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)
ビスラットゴールドは大柴胡湯(だいさいことう)
ハルンケアは八味地黄丸(はちみじおうがん)の変方
大正漢方胃腸薬は安中散(あんちゅうさん)と芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)の混合

この他にもたくさん名前を変えて出ている漢方方剤があるようです。
これらの昔から存在する漢方方剤は、当然各製薬会社の特許ではないので、明確な原典からの漢方薬名と方剤名を説明書に提示することが義務付けられています。

私はこの大手の製薬会社が、何百年何千年もの間、東洋で脈々と使われ続けてきた漢方方剤を素直に受け入れて使っていることには共感を覚えます。。。

しかし、販売戦略の一つとして、「名前を変えて出ています」作戦を使っていることが、なんといいますか、、、例えば、和田アキ子がジェニファーフランクリン、とか北島三郎がベンジャミンサンダースとか、まったく違う名前を使い出したように感じがいたします。

また、これらのネーミングがマジなのか、シャレなのかわからないのが本当にビミョーーですね。

ナイシトールは内臓脂肪の「内」と「脂」と「取る」で「内脂取る」
ビスラットゴールドは「美」「スラット」「ゴールド」の合語?
すごいネーミングですね。。。

これからは大昔からの漢方薬が、例えばケーハエール、ハラフラット、ベンスカットデール、ギンギンニナール、ユメノビジンサン、ワキカワキゴールドなどなど、いろいろ出てくるかもしれませんね。。。。。。
そういえば昔「オカマニポン」というご飯がよく炊ける液体をつめたカプセルみたいなのが日本で売られていましたっけ。。。。あ、これは漢方薬ではないですね。。。。

今回申し上げたいことは、これらの漢方薬は伝統的な公開処方に載っているものなので、漢方医学の免許を持つ私たちが、原典に忠実に作り出すことが可能です。

公開処方なので、当然ながら合法です。私はこれらを米国FDAの厳格な規格に合格した漢方薬を使って調剤しますので、安全で安価で効果の優れた同じ製品を提供することが可能です。

あ、読者の皆様で、同じように漢方薬なのにビミョーなネーミングで売られているものを見つけましたら、どうぞご一報ください。当方で調べてみて、これが同じように、伝統的な漢方方剤の名前を変えて売られているものであれば、私たちがお作りいたしますよ。。

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白頭翁湯(はくとうおうとう)と烏梅丸(うばいがん)

2010-01-16 15:43:53 | 東洋医学全般
白頭翁湯(はくとうおうとう)と烏梅丸(うばいがん)は現在処方中です。
どちらも来週中には漢方アメリカOnlineに載せることができそうです。もう少々お待ちください。

この二つの漢方方剤は、「冷え性が強く、几帳面で、イライラしやすい方に起きやすい病気につかう漢方薬」のカテゴリーと「痔の痛み、下痢、便秘」の二つのカテゴリーに載せるつもりです。

どちらもおしりからトマトジュースのような下血があるとき、そして下痢がひどいときに使います。

病名でいいますと、潰瘍性大腸症候群やクローン病、慢性の下痢のときに使います。白頭翁湯はやや体力のある方、烏梅丸はかなりの冷え性がある方に適応しています。

確か3年ほど前に、大変頑張り屋さんの日本からの留学生の女性が、原因不明の下血で医者からは「理由はわからない」といわれて私のところにいらっしゃいました。彼女は比較的体力があるような感じで、体が冷え切っているようではなかったので、白頭翁湯(はくとうおうとう)を処方いたしました。

この漢方方剤が体質にマッチしたので、一月ほどで下血はなくなり、元気に復学されました。

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下血について

2010-01-12 17:12:26 | 東洋医学全般
下血(げけつ)というのは、おしりからの出血を指します。これは痔による出血とは違い、正確には直腸や大腸からの出血のことです。少量のときもありますが、場合によってはおしりからトマトジュースが出てきたようで、大変恐ろしく感じる症状です。

原因は大変なストレスを感じた時、体質的に合わない人がチーズや乳製品を大量に摂った時、潰瘍性大腸症候群、クローン病などが考えられます。

もちろんガンを患っているときにも下血が見られることがあります。
こういった恐ろしい症状がありましたら、当然ながら、まずはお医者さんに診てもらい、ガンかどうかをきちんと把握しておきましょう。ガンである場合はそれなりの治療を医師から受けながら、命の危険を回避して、同時進行で漢方薬による治療を併用されることが大切です。

これら一切の原因にかかわらず、漢方医学は「下血」という状態を念頭において、その原因に働きかけて出血を止めたり緩和するということが可能です。むしろ西洋医学の治療よりも効果が期待できると考えております。

使用される漢方薬は各種あるのですが、特に下血に効く漢方方剤としては、「烏梅丸(うばいがん)」と「白頭翁湯(はくとうおうとう)」が代表的です。

近日中にこれらの漢方方剤を作成する予定でおります。詳細は後日ご報告いたしますので、どうぞご期待ください。

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外国人参政権 絶対絶対反対

2010-01-12 02:58:58 | 雑記
また民主党がおかしなことをしています。

なぜ日本国に帰化をしていない外国人に選挙権を付与しようとするのか?
これは日本政府が韓国北朝鮮と共産軍事国家である中国という、実際は政府として日本を敵視している隣国の政府におもねっているゆえに起こる暴挙であります。

最近の日本のテレビ番組には多くのパチンコ関連のコマーシャルが出ています。これらの会社はすべて朝鮮半島出身の成功者によって経営されていて、これらの会社からは莫大な政治献金が流れています。

政治家たちはこの資金源を無視する事ができなくなっているのが現状です。しかし残念な事にこの朝鮮半島出身者(いわゆる在日の人々)の親戚の多くは北朝鮮におります。事実上これは表に出ない北朝鮮による在日の親戚の拉致人質問題という事になります。

家族意識の強い彼らはどうしても北朝鮮にパチンコ脱税資金を送り続けなければいけません。当然資金の献上だけでなく、北朝鮮からの無理難題も聞かなければいけない立場にされています。

この在日の人々に参政権を与えたならば、日本の自治が北朝鮮からの指令に脅かされる事が明白であります。


私は外国人参政権付与に反対です。
http://www.asahi.com/politics/update/0111/TKY201001110182.html


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成人の日 おめでとうございます!

2010-01-11 15:00:46 | 雑記
日本は成人の日ですね。
おめでとうございます!

あの頃の私は、いつもビビッているのにその裏返しでいきがっていて、学校の勉強は苦手で、すぐカゼをひいてしまう、恥ずかしくてアホな若造でした。

そういえば、私にはなぜか成人の日の記憶があまりありません。

確か、都内の成人式典には参加もせずに、「だっせーガキどもといっしょにするんじゃねーよ!」と一人でその辺をほっつき歩いていました。いやなガキだったんですね。。。

あの頃、和服の山昌など、着物会社からたくさんのダイレクトメールや電話が来て、「くろやめぐみさん!振袖をおもとめになりませんか?」といわれたものです。
私の名前は黒谷恵なので、女の子だと思われていたのです。。。

あのころ、よく怪しげな英会話の通信教育の勧誘の電話が男の声で「くろやめぐみさんはいらっしゃいますかぁ」とかかってきました。「オレだよ。おとこだよ!」と答えると数日して、かわいい女性の声で、「くろたにけいさんですかぁ。英会話に興味がありますかぁ。説明会にいらしてくれたらプレセントを用意してあります!」といわれました。

あの頃の私は今よりももっと怪しげな勧誘ビジネスとか、マルチビジネスとか、新興宗教や新聞の押し売りが大嫌いで、徹底的にぶちかましていたものでした。

あの英会話の教材のときも、説明会に行って、お茶やケーキをごちになって、「こんな詐欺まがいの商売をすんじゃねー!」と叱り飛ばして、しっかりと景品の英会話の本を数冊いただいて帰って、みんなに配ってやったのを覚えています。もちろん会員にはならないで。。。。。ああはずかしい。。。。。

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漢方薬の形状と名称

2010-01-03 16:24:17 | 東洋医学全般
先日「漢方アメリカOnline」を立ち上げたのですが、今回はご紹介する漢方薬の形状と名称についてお話をしたいと思います。

通常、漢方薬は粉状の物は、何々湯や何々散と称され、粒状のものは、球形のものを何々丸、平たいものを何々錠とか何々片などと称されています。

散薬や何々湯はそのまま服用するかお湯に溶いて服用します。それゆえ私たち漢方医学業界では漢方薬のことを「湯液(とうえき)」と称します。たとえば「あの先生は鍼灸医学と湯液の両方の論文をお書きになっている」というような言い方をするのです。

「漢方アメリカOnline」を見直してみると、その粒剤の多くを「片」と称していることに気がつきました。これは米国における漢方医氏たちの多くが、中国的な呼び方を多く取り入れているゆえんです。

しかし、在米日本人の方々には、「何々錠」と称したほうがなじみやすいかと感じましたので、近日中にこのなじみやすい名称に書き換えようかと考えています。

もちろん、漢方薬の内容はまったく同じものです。また、そのどれもが米国FDAの厳格な規格に合格した漢方薬剤を使ったものです。どうぞご安心をしてお使いください。

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謹賀新年

2010-01-02 00:53:17 | 雑記
あけましておめでとうございます! 本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

昨年の私の健康がらみの大事件は2件ありました。

ひとつは睡眠時無呼吸症候群の治療のために、CPAPマシンを手に入れたので、眠りの質が飛躍的によくなり、運転中の居眠りや普段感じていた疲労感がまったくなくなってしまったことです。
これは私がアメリカで始めて西洋医学の先生に全面的に下駄を預けてうまくいった出来事です。よい医師にめぐり合えたのも幸運でした。

もうひとつは、漢方薬と「死なないぞダイエット」の併用により9.5キロの減量が無理なくできてしまったことです。減量のもうひとつの効果は寝ているときの呼吸が楽になったために、呼吸が止まることがなくなり、上記のCPAPマシンをつけなくとも、健康的に眠れるようになりました。

しかし、CPAPマシンに慣れてしまうと、より深い眠りが得られるので、ほぼ毎日使用しております。

やはり、治療家自身が健康なほうが、説得力があるようですね。私もこの状態をずっと維持してゆけるようにがんばりたいと思います。

これからも、皆様とともに「どきどきわくわく」した楽しい一年を過ごさせていただきたいと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。

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