けい先生のつぼにくる話

はりきゅう漢方の先生が教えてくれる健康に関する話
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謹賀新年

2012-12-31 11:22:34 | 雑記
あけまして おめでとうございます!

本年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。

2012年は世の中の波動が変る年だといわれました。
そして、クリスマス前後には世紀末で世界が滅ぶとも言われました。
誰も滅んでいませんね。。。

私たちは元気に活かされています。
多くの報道では、世の中がだんだん悪くなっていくように伝えられているようですが、実はそうではないようです。

人々の寿命は確実に伸びているし、経済が停滞していても、ちゃんと食べるものはあるし、原発の被害にあわれた方で、報道のとおりに放射能のために癌になって死んだという話はとんと聞かないし。。。

2013年は、実は自分たちは「思ってたよりも幸せだったんだ!」ということに気づく年ではないかと思います。これに気づくと、自分の立ち位置がマイナスではなかったということがわかるので、後はプラスの方向に伸びてゆくだけです。

以前よりもずっと幸せなよい年を過ごしましょう!

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冬至 今年は12月22日(土)です。

2012-12-19 23:46:13 | 易経、東洋哲学
今週の土曜日は「冬至」です。

冬至は天と地が一番近づくときで、易が最も当りやすい日だといわれています。
日本の鍼灸学校時代、この日は易の講義がありました。

私たちの時は、確か西洋医学の生理学と解剖学の授業を担当している先生が、「みなさん!今日は冬至ですので、授業はやめです!本はしまってください。東洋医学の学校らしく、今日は皆さんの年筮(ねんぜい)をとります!」とおっしゃいました。

私たち生徒は万歳三唱、普段の緊張した授業はやめにして、わいわいきゃあきゃあと先生が年筮(ねんぜい)をとってくれる順番を待っていました。年筮とは翌年一年の運気を占うことです。

クラスの一人一人は先生に「君は来年いっぱいアルバイトを変ってはいけない。」「今の彼氏は8月までに振ってしまえ。奥さんがいるようだ。。」「ことしは傲慢かましてかまわない、でも膝の病に注意だ。」「きみは二股をかけられているから、遊びでやめておくんだな。」などどいわれて、ドキドキバクバクしたものです。

西洋医学系の教員がいきなり易経をもちだすなんて、なんで渋いんだろう!私もこんなバランス感覚のある先生になりたいと思いました。

ここで誤解のないように申しあげておきますが、私たちが易、正確には易経哲学を学ぶことによって、その目的とするのは、東洋的な自然観を以って、陰陽観を体感して、もちろん自分や周りの状況も含めて、患者さんの状態を「観る眼」をやしなうことなのです。

決して、治療が効くかどうかを占っているのではありません。

以前にも述べておりますが、古より、東洋医学を学ぶものは命学、相学、卜学(ぼくがく)、仙学を修めて初めて、「医学」を学ぶことができました。

命学は運命学のことで、次の相学が診断学へと発展しました。卜学は易経哲学のことです。仙学は健康法、現代でいう気功や武術です。だから、多くのカンフー映画の主人公は漢方医でもあるという設定になっていることが多いのです。

詳細は、「命、相、卜、仙、医について」をクリックして、ご覧になってください。
http://blog.goo.ne.jp/keisclinic/s/%CC%BF%B3%D8


土曜日は柚子湯に入ろうかな。。柚子がなかったら、ライムを入れよう。。。
コメント (2)
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牛蒡子(ごぼうし)以外の、乳腺炎の治療 「お灸や蒸しタオルなどを使う」

2012-12-16 01:24:21 | 婦人科系疾患
先日、牛蒡子(ごぼうし)の入荷の旨をアップいたしております。

しかし、牛蒡子はまずい。本当に苦いです。イコール良薬ということなのでしょう。乳腺炎に大変よく効きます。

これ以外に乳腺炎のケアはないのでしょうか?


天宗(てんそう)のお灸が最適です。
天宗の位置は肩甲骨の真ん中あたりにあります。

ここを指で押すと、「えっ?」と思うほど痛く感じることがあります。
特に乳腺炎を起こしていらっしゃる方は、驚くほど痛く感じます。
ここに、せんねん灸などでお灸をすえるのです。

たとえば、母乳が出渋っているときに、ここにお灸をすえると、その場で射乳現象が起こり、患者さんに来ていただいている患者着の胸のあたりが母乳でじわーっとぬれてくるほどの効果のあるツボです。

お灸がない方は、蒸しタオルをこの天宗穴のあたりにあてて、肩甲骨の真ん中あたりをよく温めても、効果があがります。

ぜひお試しになってください。
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