バンコク入り４日目です。漢方相談はこちらからでも対応可能です。

こちらのインターネット環境が不安定で、ブログの更新が遅れました。

漢方アメリカＯｎｌｉｎｅなどでご質問などをお受けしておりますが、本日より速やかに対応可能が可能となりました。
いつでもお気軽にご質問をなさってください。

わたくしは現在、バンコク郊外のシリントン王女が校長を務める国立医科大学でのガン関連の治療のシンポジウムに向けて活動をしています。

タイ国の各地から１１０人くらいの医師が参加します。
マレーシアや中国からの医師も参加しますので、非常にインターナショナルなシンポジウムとなるようです。

また、時間を見てブログを更新いたします。

いま、台北にいます。。。。１５分後に飛行機乗り換えでバンコク入りします。

いま、朝６時３０分ごろ、、、サンフランシスコから台北について、バンコク行きの乗り換え便を待っています。途中周りの席にはベトナム人とインド人のスポイルされたガキが大騒ぎをしてくれたので、大変でしたが、映画を楽しみながらなんとかたどり着きました。

台湾は久しぶりだなあ。。。できたら３日ほど逗留して旧友たちに会いたいんだが、今回はバンコクでの仕事に専念です。

あ、そろそろ乗る時間みたいなので、移動開始です。
バンコクからまた発信いたします。

今週からバンコク入りします。

しばらくバンコクに行ってくることになりました。

今週木曜日、２４日の夜に出発し、２月６日に戻ります。７日よりこちらのクリニックを再開いたします。

今回は新設病院のオープニングセレモニーと、ガンの総合治療に関するシンポジウムに参加することになりました。

こちらに不在の折も、患者さんからのご質問メールには、極力お返事をさせていただきます。

高熱、、解除！！ 前にも増して元気になりました。

先日お知らせいたしました、高熱でぶっ倒れている件、完全に快復、本復いたしました！
皆様には、大変ご迷惑をおかけいたしました。

先ほども、患者さんから「大丈夫ですか！？」とのお電話を賜り、「わしはまだ、皆さんに嫌われてはいないんだなあ、、、」と感激していたところです。

診療所は昨日より平常どおりに開いております。


先週の土曜日の夕方から出た高熱は水曜いっぱい続きました。
セキも特に出ず、高熱のみ、、、カゼとも違うようで不思議な症状でした。
現在はむしろ前よりスカッと元気になった感じです。

ご声援、ありがとうございました。

やられた。。。。高熱で倒れる。。。

土曜日より、高熱で倒れておりました。。。
本日は診療はお休みでした。。
大事を取って、明日も休診させていただきます。。。。
雨の日も風の日も絶対に休まずに毎日続けてきた、円功禅拳の訓練と、その後追加転向された詠春拳の訓練を初めて休みました。というより立つこともできませんでした。情けないことです。
不養生だったんだなあ。。。
患者さんたちにはご迷惑をおかけいたして、申し訳ありません。
一日も早く復帰しますね。

やられたぁ～～ サンフランシスコのチャイナタウン。。

先日、利工民ヘンリーネックのシャツを買おうと思ってチャイナタウンへ行きました。
このシャツは、多くの香港のカンフー映画の中で、ブルースリーもジャッキーチェンもイップマンの弟子たちも着ている、白い半そでシャツです。一部のカンフーコスチュームマニアの間で大変人気のあるシャツだそうです。
http://oneday55.exblog.jp/9095164/

https://www.google.co.jp/search?q=%E5%88%A9%E5%B7%A5%E6%B0%91%E3%80%80&hl=ja&client=firefox-a&hs=Q3p&tbo=u&rls=org.mozilla:ja:official&tbm=isch&source=univ&sa=X&ei=A9HrUPQKsJSKAszngLgO&ved=0CD4QsAQ&biw=864&bih=391

まあ、カンフー映画はわたくし的にはとっくの昔に卒業しているのですが、詠春拳の、特に外人の先輩たちには、いい年こいているのに、レアもののブルースリーTシャツなどを着てくる人がいるので、わたしも一つ見せびらかしてやろうと思い、これを買いに出かけたのでした。

するとどうでしょう、、、チャイナタウンの入り口近くを通ると、盲目と思しき老人が二胡を弾いているではありませんか。なんかかわいそうになったのと、日本の鍼灸の文化の発展には盲人の鍼灸師がとても貢献をしていることを思い出しました。
漢方医学でも、たとえば鑑真和尚も日本に渡航中に失明をしたものの、あらゆる漢方薬を指で鼻で嗅ぎ分けて、一度も間違える事がなく、当時の日本の医師たちを指導してくれたようです。

みると、このおじさんの箱には小銭しか入っていません。そこで、私は1ドル札を何枚かポケットから取り出しました。

すると、このおじさんは大声で哎育!就係銀紙概吱嘛! 尼排日日都係細銀咁啦..好啊,係多謝曬喔!!（アイヨ～！ジャウハイ、ンガンジーゲジマァ～！ニーパーイ、ヤッヤットウハイサイガンガムラァ～！ジャンハイトージェーサァーイウォ～！あいよー！お札じゃねーの！最近小銭ばっかりだから、たすかるわ！ありがとうよ！）と喜んでいます。。

私は、係?! 老伯,你睇得清楚概嘛!!吾喺瞎人概吱嘛!!(ハイメェ～！ロウバッア～！ネイタイダッ、チンツォーガマァ～、ムーハイハァッヤンレイゲジマァ～！な～んだ、おじさん　ちゃんと目～見えてんじゃん！)
下次,最好人地俾完佐錢之後,先至再講出至好啊! 如果吾係人地吾俾錢概僂喔!（ハァチィー、ジョイホウ、ヤンデイベイユンジョーチィーンジーハウ、シンチージョーイゴーンチュッウォ！イーゴゥムハイ、、ヤンデイムーベイチンネイゲロウオッ！
今度はさあ、お金がお鉢に入ってから大騒ぎした方がいいぜ。でないとみんなお金をひっこめっちゃうよ。）

おじさんは、哎呀～ 你知概啦～無意思喔～咁様就無得講啦～！（アイヤ～、ネイチーゲラ～、モウイーシーウォ～、ガムヨェーンジャウモウダッゴーンラァ～　うわ、バレたんかい。。こりゃ一本取られたわい。がっはっは！）といいながら、１曲弾いてくれました。往年のビートたけし氏たちのコントを彷彿とさせました。

もちろんお金は渡しておきましたよ。。。


少し恥ずかしそうにしてます。ばれてやんの～～。。




何屋さんだかわからないお店です。。


混沌とした金物屋さん。いい感じです。


チャイナタウンの夜は更け行く。。。。。

先に述べた利工民のヘンリーネックシャツ（闊袖半胸衫）はというと、、、みつかりませんでした。。。洋服屋に行って聞いてみると、「あれは高級ブランドで、ここのチャイナタウンにはおいている店なんかないんだよ！」という返事、「うそだね～このみせにないだけなんだろう。。。」と思って、５－６軒廻ったのですが、どうやら本当のようでした。。。

この後は、お腹がすいたので、ベトナム料理を食べに行きました。

何でチャイナタウンで食わないかって？サンフランシスコのチャイナタウンには、残念ながら、あんまりうまい店がないんですよ。。。読者の皆様もそう思いませんか？

横浜や、長崎のチャイナタウンにはおいしいお店ばかりあったんだが。。。

メキシコ料理屋で、おいしいスープを発見しました！

昨日の土曜日に、助手さんとメキシコ料理を食べに行きました。
このお店は、サンマテオの街を散歩していて見つけていて、いつか行ってみたいと考えていたのです。

サンマテオの3rd Ave.と North Delaware St.の角のセブンイレブンの並びにあります。

ここです。

El Nayarita
660 E.3rd Ave. San Mateo, CA 94401
650-347-5414

お店の中は、マリアッチがガンガンにかかっていて、まんまメキシコでした。
メニューを見ると、スープがあるではありませんか。
ふつう、この辺のメキシコ料理屋はスープが出るのはドミンゴ（日曜日）のみのお店が多いのです。このお店は常時５種類のスープがあって、日曜日にも特別スープがあるようです。


私たちがとったのは、ビーフスープです。スペイン語はできないのですが、たぶんメニューのCaldo de Res.$8.99 です。
これがうまいんだ！びっくりするほどうまいんですよ。
ビーフはトロトロに煮込まれていてコンビーフみたいでした。野菜もジャガイモや、ニンジン、たぶんカクタス（サボテン）とズッキーニみたいなのがごろごろと、そしてインゲン（わしはこれは嫌いです。）が入っていて、ポトフが庶民的になったような味でした。



これはスーパーナチョスです。大味ではなく引き締まっていて、スープに負けず劣らずいい味を出していました。


これはついてきたご飯。これもおいしい。うれしかったのは、シナントロ（香菜）とタマネギを細かく刻んだものにライムを搾りかけたものが横についていて、これがすごく食欲を刺激するのです。これは簡単なので、ぜひ自分でも作ってみようと思いました。

庶民的なメキシコ料理屋はみんながいい加減で、楽しそうにしていていいですね。
私たちがいた時も、なんか伴淳三郎に似たメキシカンのおやじで、スペイン語の音楽ＣＤの行商人が入ってきました。

彼が荷を解くと、店の人全員が取り巻いて、ＣＤを手に取って大騒ぎです。私らの注文のことも一時全く忘れられているようでした。
まあ、みんな楽しそうなので、そこも愛嬌というところでしょう。
わたくしも行商のおじさんに混ざって、ＣＤを手に取って見せてもらいました。
伴淳三郎に似ているので、おじさんに「いっぱいやっか？」と言ってみましたが、もちろん理解してはもらえませんでした。
しってますか？伴淳三郎の往年のコマーシャル「いっぱいやっか？」、、、古い、、ふるい、、。



店内にルイージ（任天堂のスーパーマリオに出てくる、緑色のキャラ）がいました。
勇気のある助手さんが、「あ！ルイージだ」とシャッターを切ってくれました。

通導散（つうどうさん）と防風通聖散（ぼうふうつうしょうさん）、瘀血（オケツ）と臓毒の駆逐

先日、通導散（つうどうさん）を作ってみました。

通導散は古来より使われてきた漢方方剤ですが、漢方医学では駆瘀血剤のカテゴリーに含まれます。
駆瘀血剤(くおけつざい）とは血の巡りが停滞している体質を癒す方剤のことを指します。

日本の漢方医学の処方の一派に、一貫堂処方と呼ばれるものがあります。

これは、明治から昭和の初期にかけての漢方医学の名医、森道伯氏が創始した一派です。
この一貫堂医学の処方はいろいろあるのですが、その中の一つの特徴として、人の健康状態を大まかに３つのカテゴリーに分けて、体質を把握し、適切な治療を施すということになっております。
使われる漢方方剤は、もちろん古来から使われているもので、その使い方に特徴があるのです。


１．血の巡りがよくない体質である瘀血（おけつ）証体質。
２．現代人の成人病にあたる、暖衣飽食の生活で内臓に色々な物がたまっている臓毒証体質。
３．昔でいう労咳（結核）などに罹りやすい病弱で、解毒を施すことが必要であるとした解毒証体質。

これらの体質に瘀血証体質には通導散、臓毒証体質には防風通聖散を主に用いた処方をいたします。
最後の、解毒証体質はその患者の年齢や病を発症している場所を診ながら、柴胡清肝湯（さいこせいかんとう）、荊芥連翹湯（けいがいれんぎょうとう）、龍胆瀉肝湯（りゅうたんしゃかんとう）の三方剤を主に用いて処方をいたします。

私は最近、詠春拳に打ち込んでいて、毎日大いに汗をかいているので、体型は大変しまってきたのです。以前のように「死なないぞダイエット」などとは全く無縁になりました。
しかし、逆に私は大変運動をしているという自負があるせいか、５０歳にしては食べ過ぎているようです。

同時に、武道をやっていると、体のあちこちをぶつけることも多いので、瘀血（おけつ）ができていることもあるでしょう。

そこでまた、私の「自己人体実験欲」が首をもたげてまいりました。

これからしばらくは、この一貫堂処方の成人病予防対策を行ってみようと、早速原典を参考にして、通導散と防風通聖散の合方を飲み始めました。私の体にたまっている瘀血と悪食によって内臓にたまった毒や脂を駆逐してやろうと思っているのです。

本来、東洋医学では、「体に虚がなければ、人は病気にならない。」だから、治療は必ずその人体の虚を見つけ出し、それを補ってから、実際の病の治療をするというものです。

今回は、自分の虚している部分は、毎週行うの足三里のお灸で補い、瘀血と臓毒は漢方方剤で排出してみようということにいたしました。

この二つの方剤の併用は、脳卒中防止にもなるので、一石二鳥です。
原典によりますと、このほかにも関連の動脈硬化、高血圧、、そして、痔、喘息、婦人科系の疾患全般（私には関係ないか。。。）、肩こり、皮膚疾患、うつ症、蓄膿症、便秘、腰痛などなど、いいことづくめです。まあ、瘀血と臓毒から来る疾患すべてが癒されるという事でしょうか。


クリスマスイブから飲み始めましたが、ひと月以上は飲んでみて、後日状況を報告をさせていただきたいとおもいます。

自分でも納得がいきましたら、漢方アメリカのHPにもアップする予定です。