けい先生のつぼにくる話

はりきゅう漢方の先生が教えてくれる健康に関する話
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大東流合気柔術 触れ合気の解説

2015-09-30 18:05:19 | 圓功禅拳、古武術



全開の岡本眞先生のセミナーの動画、第3弾です。


これがいわゆる「触れ合気」とよばれる、相手に触れただけで、相手を無力化させてコントロールする基本技です。
基本とはいえ、このご説明は、かなりの秘伝公開といえるものです。
岡本師範曰く、「教えなきゃあいけないことは山ほどある。これぐらいのことで秘伝扱いしていたら、話になりません。。」とのこと。
頭が下がります。

素直に驚いている米人の参加者を見ていると、こちらも楽しくなってしまいます。
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手軽にストレス解消 加味逍遥散(かみしょうようさん)

2015-09-30 10:13:34 | 漢方アメリカOnline


和漢薬のカテゴリーの中では、柴胡剤グループというのがあります。
名のごとく柴胡(さいこ)という漢方薬が含まれている方剤です。

柴胡の単品は、ストレスで生じた発散してしまいたい気の流れで、足の少陽胆経にたまっているそれを発散させるという作用があります。
これはどういうことかというと、

1.イライラ系のストレスが強い。
2.細いことが気になって仕方がない。
3.「あ、鍵をかけ忘れたんじゃないだろうか?!」と何度も確認せずにいられない。
4.人がやっていることでも気に食わなくてしょうがない。
5.怒り出したいのに、いつもニコニコして、無理をしている。
6.ストレスで食欲はないが、ちゃんと働くために無理をして食べている。

こういうような事がいくつか当てはまるようでしたら、柴胡剤の出番です。

もちろん、柴胡を単品で使うことはありません。
患者さん一人一人の体質と体力の具合で、どの柴胡剤を使うかが決められます。
例えば、体力があっていつも食欲旺盛な方は、大柴胡湯(だいさいことう)、逆に体力を使い果たすくらい疲れていて元気がないが、眼光に怒気を含んでいる方には補中益気湯(ほちゅうえっきとう)が使われます。もちろんもっと細かい分類があるのですが、それはさらに詳細なる問診で決まります。

今回題記にあります加味逍遥散(かみしょうようさん)は上記の大柴胡湯と補中益気湯の中間よりやや下に位置する方剤です。ストレスがあって、やや体力が落ちてるかなあという状態で使います。

まあ、怒りやイライラ系のストレスを感じる方はどなたが飲んでもよろしいという方剤です。これはわたくしも愛用をしています。これを飲みますと、日中ならば多少のストレスを感じても「ま、いいかな、、」というモードになりますし、寝る前に飲むと、大変よく眠れます。粒剤なので便利です。

この加味逍遥散とともによく使われるのが、帰脾湯(きひとう)です。これは、イライラというよりも「考えすぎてしまって起きるストレス」のある方に使います。
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化膿性疾患、免疫の向上 柴苓湯(さいれいとう)

2015-09-27 20:33:39 | 漢方アメリカOnline


疲れがたまっていたり、糖尿病であったり、何らかの理由で免疫が落ちていて、皮膚が弱い方の中には、すぐに皮膚に化膿性の疾患が出てお困りの方が多いものです。

今回は蜂窩織炎などの、慢性的に起きる皮膚疾患についてお話をしたいと思います。

もちろん、患者さん一人ひとりの問診の上、その方の現状と体質の両方を鑑みて処方をするのが、漢方医学の素晴らしいところなのですが、まずは症状を止めなければいけない場合があります。

このような皮膚の化膿性の症状が起きているときに、一押しの方剤は、排膿散及湯(はいのうさきゅうとう)です。
これは、前回の「おしりの不都合の話」でも出てきた方剤で、皮膚が化膿している、腫れている状態に著効いたします。蓄膿症などの耳鼻咽喉科系の疾患にも使えます。

そして、蜂窩織炎などの慢性的な可能性疾患の体質改善と予防には柴苓湯(さいれいとう)がお勧めです。この方剤は体の水代謝を正常にする五苓散とストレス緩和と余分にこもった熱を発散させる小柴胡湯(しょうさいことう)の合方(二つ以上の方剤を合わせたもの)です。

もし、患者さんの体質が、いつもいつも食欲が旺盛で困るくらいな場合は、小柴胡湯の代りに、大柴胡湯(だいさいことう)と五苓散の合方といたします。

柴苓湯は一般的には慢性肝炎、肝硬変、ネフローゼ症候群、腎炎、腹水の除去、下痢症状の時に使われます。しかし、この方剤には免疫の向上という効果も期待できます。

柴苓湯を服用すると、発熱とともに年に何回も発症していた、蜂窩織炎などの化膿性疾患の発送回数が極端に減ってまいります。そして、やはり体力的に落ちてしまって、疾患が発症した時には、排膿散及湯を併用して、症状を取り去ることです。

排膿散及湯はHPに載せております。
http://www.kanpouamerica.com/product/146

五苓散と柴苓湯はまだHPには載せていませんが、ご相談があれば、詳細な問診の上、処方をいたしております。

いつでもお気軽にご質問をなさってください。
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ハムエッグというから注文したら。。。

2015-09-24 11:51:01 | 食べ歩き


ハムエッグとマカロニスープという朝食メニューをたのんだら、こんなのが出てきました。
ちょっとショック。。。

たいしてうまいものではありませんでしたが、楽しめました。


お粥屋さんでのお話でした。
http://blog.goo.ne.jp/keisclinic/e/231740ee711c4dd8d8224433e314e202
ここは、いわゆる香港マカオスタイルの軽食屋です。
お粥もあるし、トーストも食べられたりするのです。
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新しく、ベトナム料理屋を見つけました。 合格だと思います。 San Mateo

2015-09-23 09:29:28 | 食べ歩き




Kats Vietman House
http://www.yelp.com/biz/kats-vietnam-house-san-mateo-2

先日、水餃之郷Town of Dumplingに行ったときに、その真隣の地中海料理のお店が、ベトナム料理屋にかわっているのに気が付きました。
その後、2回ほど行ってみました。

ちなみにこの水餃之郷は一時期店を閉めていたのですが、そのごオーナーが変って再開店しています。メニューの内容が増えていました。でも、麺類は前のほうがおいしかったと感じます。

というわけで、真隣のベトナム料理屋に手を出してみることにしたのです。


店内はこんな感じです。


突き出しっていうのかなあ、まずはえびせんが出てきます。


これはコンビネーションのフォーです。


北ベトナム風のカニ卵トマト面。カニ風味のスープがそそります。


サーロインビーフガーリックバター焼きそばです。ベトナムフレンチテイストとのこと。
おいしかったです。私的には、テーブルに置いてあった豆板醤を足してスパイシーにすると味がもっと良くなりました。


これはシャレで出している、トムヤムヌードルスープです。
これもとてもおいしいです。

このお店は、メニューを見る限りでは、量が少なそうに見えるのですが、実は量もたっぷりあって、お得な感じもして、味もよいのでお勧めです。




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おしりの不都合。。各種化膿症と炎症の漢方治療。排膿散及湯(はいのうさきゅうとう)

2015-09-22 15:37:47 | 漢方アメリカOnline


おしりの不都合は、意外と多くの方々が抱えているようです。
いわゆる痔疾患のみならず、慢性あるいは急性の肛門周囲炎、掻痒感なども含めると、いろいろな状態が考えられます。

今回は、排膿散及湯(はいのうさきゅうとう)のお話をしたいと思います。
本来、排膿散という方剤と、排膿湯という方剤が別々に存在しました。
どちらも漢方医学の古典書物である、金匱要略に載せられている方剤です。

これらの方剤を絶妙な割合で合方にしたのが排膿散及湯で、江戸時代の外科医として有名な、華岡青洲家に伝わる方剤です。

http://www.kanpouamerica.com/product/146

この方剤はとても甘くて飲みやすい味です。
甘くて飲みやすいのに、各種の炎症と化膿症によく効きます。

肛門周囲炎の他にも、乳腺炎、歯槽膿漏、副鼻腔炎(蓄膿症のこと)など化膿症全般に使えます。

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蒼藿白芷丸 (そうかくびゃくしがん)が復活いたしました。 花粉症、アレルギー性鼻炎、咳。

2015-09-21 07:04:23 | 漢方アメリカOnline


花粉症やアレルギー性呼吸器疾患に使う方剤です。
上質の材料を入手いたしましたので、復活です。
http://www.kanpouamerica.com/product/117
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半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)をアップしました。 胃薬です。胃炎、口内炎、二日酔いなどに

2015-09-20 14:07:35 | 漢方アメリカOnline



半夏瀉心湯は伝統的な、漢方の胃腸薬です。
http://www.kanpouamerica.com/product/148

具体的には、胃炎、腸炎、口内炎、胃のもたれ、胃のむかつき、口内炎、二日酔い、下痢、軟便、消化不良を癒します。

口内炎の延長として、胃腸の働きの不振によって発生した熱が、口の周りに頑固な吹き出物を発生させている場合にも使えます。
また、胃腸が弱くて、気力体力が落ちているために、物事を深く考えすぎてしまって、結果的に精神不安などの神経症的な症状が出ている場合にも使えます。

もし、判断がしにくいようであれば、当方にメールかお電話をなさってください。



追記です:

半夏瀉心湯と似ている名前の方剤に、半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)というのがあります。
これは、のどに何か張り付いた気がして、これを飲み下しても下りず、吐き出そうとしても出てこない嫌な感じがしてイライラするときに使います。
この方剤の詳細はこちらです。
http://www.kanpouamerica.com/product/30
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正論 正論 大正論

2015-09-19 08:50:53 | 國を思う





関連記事:
http://blog.goo.ne.jp/keisclinic/s/%BF%BC%BA%EE%C0%E8%C0%B8
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手の内の説明 怪しさ満点です。

2015-09-15 07:55:22 | 圓功禅拳、古武術




https://www.youtube.com/watch?v=cJPrR1XG_cg

この動画は、「手の内」という技の紹介と説明編です。
この技術は、もともと剣術、とくに新陰流の剣の持ち方から派生してきたものです。
掌の中に存在する三角形の腱、「手掌腱膜」を駆使して、相手の体の各部分に意図的に一種の防御反射を起させる技です。

意図的に起こされた防御反射は、相手の体の中で一つの誤動作を生み、動画のような状態にされてしまいます。

実はこのような体の操作方法は、そのまま鍼灸治療に使えるわけです。
患者さんの病を「一つの誤動作からくる病理的結果」と考えた場合、術者側からの操作で、患者の抱えている誤動作を、「意図的に誤動作を起こさせることによって、逆に修正に導く」ことが可能です。

患者さんにとって、痛くない鍼を打つ、お灸の熱さをうまく散らしながら、結果を出す手技や脈診の極意は、まさに岡本先生の手の内や深層筋の操作と共通することがわかります。
このあたりのことは、鍼灸漢方医として、きちんと整理をして伝えてゆくという、ライフワークになりそうです。
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