円形脱毛症は年齢を問わず、強いストレスにさらされて生きている方に多く見られます。特に女性に多いようです。
これは「女性は血の道」といわれるように、女性の健康と血の状態とが特に密接な関係があるからではと考えられます。
では男性はそうではないのでしょうか?もちろん発症の機序はほぼ同じであります。しかしながら男性の場合はき「氣」に負うところが多いということがいえるでしょう。
老夫婦がいたとして、おじいさんの方は風船の空気が抜けてゆくようにだんだんと細く小さくなって、いつの間にかいなくなってしまう感じがしますね。
しかし、おばあさんの方は、おじいさんがいなくなってしまうとかえって元気になる場合が多く、血というものは天地の地と呼応するところがあるのか、大地にみっしりと根を張って、結構存在を主張しているようです。
私も将来は消えてゆくおじいさんになるのでしょう。。。。。。
人体の健康を見る場合には、いわゆる氣血(きけつ)、あるいは氣血津液(きけつしんえき)という概念で診断をしたり処方をしたりいたします。
以前日本の育毛剤のコマーシャルで「抜け始めて気づく髪はながーい友達。。。。髪の毛は血余(けつよ)ともよばれます。。。」というフレーズがあったのを覚えていらっしゃいますでしょうか?
これは「髪の毛は血の余りの部分でできているから、血の状態がしっかりしているからこそ、しっかりとしていられる。」ということを示しております。
禿頭(はげてしまう)になる場合の機序の多くはこのような感じです。
1.髪の毛を構成するといわれる血自体が少ないので、髪の毛がしっかりしていない。
2.血が少ないか、血はあってもそのめぐりが悪い、いわゆる瘀血(オケツ)があるか、その両方の状態がある。
3.大きなストレスでこれらの要因をさらに深めてしまい、髪の毛が栄養されなくなる。
4.あるいはストレスなどで体のどこかが虚してしまい、その反動で起こった熱が頭皮まで上昇し、髪の毛を押し出してしまう。
こういった原因で起こる抜け毛、円形脱毛症は必ず治ります。特に漢方薬で血を増やして、巡りをよくして、患部にお灸(誰でもできるインスタント灸でよい)を続けることによって完治いたします。
円形脱毛症はピンポン玉大のハゲが髪の毛がズボッと抜けてできる場合が多く、患者さんご本人は、恐怖感で眠れなくなるほどに、お悩みになっている場合が多いです。しかし、派手に抜け落ちている割には、治りが早いのでご安心ください。
一般的に血が少ない貧血タイプの方が、血の巡りが悪い瘀血(オケツ)タイプの方より早く治ります。
治りにくい禿頭というのは、遺伝的なものと、更年期などに大変なストレスと重労働を強いられたりすることによって、ホルモンのバランスが著しく崩れてしまい、頭皮が気が狂うほどかゆくなった後に、毛根自体が解け落ちるように抜けててしまった場合です。これは日ごろからのヘアケアと皮膚科および内分泌系の専門医にできるだけ早くご相談になってください。
題記のとおり、円形脱毛症に使う代表的な漢方方剤は、柴胡加龍骨牡蠣湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)です。もちろん患者さん一人一人の状態を診て、漢方薬が処方されますので、血が少ないようでしたら例えば当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)、瘀血(オケツ)が多くて便秘をしていなければ桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)便秘があれば桃核承氣湯(とうかくじょうきとう)などで体質を一旦調整しなおしてから、禿頭に特に効く方剤を後に出すか、あるいは併用をいたします。
円形脱毛症の場合はその円形の真ん中の部分にお灸をすると、治癒力が格段に高まります。日本の直接お灸がよいのですが、ディスカウント薬局で売っているインスタント灸で十分です。
このインスタント灸はいろいろなメーカーがありますが、いわゆるレギュラーといわれる等級のものが適当です。台座のシールをはがして、円形の真ん中に貼り付けて点火します。
お灸の熱さで、毛根が破壊されることはありませんのでご安心ください。
毎日1-2壮(おきゅうのかぞえかた)づつすえましょう。
これは「女性は血の道」といわれるように、女性の健康と血の状態とが特に密接な関係があるからではと考えられます。
では男性はそうではないのでしょうか?もちろん発症の機序はほぼ同じであります。しかしながら男性の場合はき「氣」に負うところが多いということがいえるでしょう。
老夫婦がいたとして、おじいさんの方は風船の空気が抜けてゆくようにだんだんと細く小さくなって、いつの間にかいなくなってしまう感じがしますね。
しかし、おばあさんの方は、おじいさんがいなくなってしまうとかえって元気になる場合が多く、血というものは天地の地と呼応するところがあるのか、大地にみっしりと根を張って、結構存在を主張しているようです。
私も将来は消えてゆくおじいさんになるのでしょう。。。。。。
人体の健康を見る場合には、いわゆる氣血(きけつ)、あるいは氣血津液(きけつしんえき)という概念で診断をしたり処方をしたりいたします。
以前日本の育毛剤のコマーシャルで「抜け始めて気づく髪はながーい友達。。。。髪の毛は血余(けつよ)ともよばれます。。。」というフレーズがあったのを覚えていらっしゃいますでしょうか?
これは「髪の毛は血の余りの部分でできているから、血の状態がしっかりしているからこそ、しっかりとしていられる。」ということを示しております。
禿頭(はげてしまう)になる場合の機序の多くはこのような感じです。
1.髪の毛を構成するといわれる血自体が少ないので、髪の毛がしっかりしていない。
2.血が少ないか、血はあってもそのめぐりが悪い、いわゆる瘀血(オケツ)があるか、その両方の状態がある。
3.大きなストレスでこれらの要因をさらに深めてしまい、髪の毛が栄養されなくなる。
4.あるいはストレスなどで体のどこかが虚してしまい、その反動で起こった熱が頭皮まで上昇し、髪の毛を押し出してしまう。
こういった原因で起こる抜け毛、円形脱毛症は必ず治ります。特に漢方薬で血を増やして、巡りをよくして、患部にお灸(誰でもできるインスタント灸でよい)を続けることによって完治いたします。
円形脱毛症はピンポン玉大のハゲが髪の毛がズボッと抜けてできる場合が多く、患者さんご本人は、恐怖感で眠れなくなるほどに、お悩みになっている場合が多いです。しかし、派手に抜け落ちている割には、治りが早いのでご安心ください。
一般的に血が少ない貧血タイプの方が、血の巡りが悪い瘀血(オケツ)タイプの方より早く治ります。
治りにくい禿頭というのは、遺伝的なものと、更年期などに大変なストレスと重労働を強いられたりすることによって、ホルモンのバランスが著しく崩れてしまい、頭皮が気が狂うほどかゆくなった後に、毛根自体が解け落ちるように抜けててしまった場合です。これは日ごろからのヘアケアと皮膚科および内分泌系の専門医にできるだけ早くご相談になってください。
題記のとおり、円形脱毛症に使う代表的な漢方方剤は、柴胡加龍骨牡蠣湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)です。もちろん患者さん一人一人の状態を診て、漢方薬が処方されますので、血が少ないようでしたら例えば当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)、瘀血(オケツ)が多くて便秘をしていなければ桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)便秘があれば桃核承氣湯(とうかくじょうきとう)などで体質を一旦調整しなおしてから、禿頭に特に効く方剤を後に出すか、あるいは併用をいたします。
円形脱毛症の場合はその円形の真ん中の部分にお灸をすると、治癒力が格段に高まります。日本の直接お灸がよいのですが、ディスカウント薬局で売っているインスタント灸で十分です。
このインスタント灸はいろいろなメーカーがありますが、いわゆるレギュラーといわれる等級のものが適当です。台座のシールをはがして、円形の真ん中に貼り付けて点火します。
お灸の熱さで、毛根が破壊されることはありませんのでご安心ください。
毎日1-2壮(おきゅうのかぞえかた)づつすえましょう。