けい先生のつぼにくる話

はりきゅう漢方の先生が教えてくれる健康に関する話
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疲れすぎて眠れない  温胆湯(うんたんとう)

2008-04-26 14:19:55 | 東洋医学全般
こんなに疲れてから、さぞかしよく眠れるだろう!
と思って寝てみると、全然寝れないことはありませんか?

いろいろなタイプの不眠があります。
疲れすぎて眠れないときは、たぶん「温胆湯(うんたんとう)」がよく効きます。
一生懸命働きすぎたりして、疲労困憊(ひろうこんぱい)しているものの、胸より上には熱が溜まっていて、それが胸や頭から十分に発散されていないために起こる不眠によろしい方剤です。

不眠症という病名が付いていてもいなくとも、漢方薬や鍼灸はこれらの病によく効きます。
温胆湯だけでなく、その不眠という症状を起こす理由や体質によって、半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)、四逆散(しぎゃくさん)、抑肝散加陳皮半夏(よっかんさんかちんぴはんげ)、加味逍遥散(かみしょうようさん)、逍遥散(しょうようさん)、帰脾丸(きひがん)など多くの漢方方剤があります。
不眠という症状は、要は血が足りなくなっているか、血の流れが悪くなっているかして、結果的に胸より上に部分にこもった熱が発散されずにいるために起こるわけです。
しかし、その原因は考えすぎであったり、怒りすぎであったり、目の使いすぎであったりと様々です。その大元の原因を見定めて、漢方方剤を服用すると、驚くほどよく眠れます。

日本伝統鍼灸漢方


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丹下左膳

2008-04-15 12:59:41 | 映画大好きなんです
先日映画「丹下左膳」の中村獅童主演のやつ(DVD)を観ました。面白かったです!
豊川悦司主演版も見ましたが、どちらも好きな映画の一つです。

映画の内容もさることながら、中村獅童の殺陣(たて)のうまさに驚きました。
どんなときも腰が据わっているのです。片腕、隻眼の役を演じながら、あれだけ腰の据わった殺陣ができる俳優は少ないのではないでしょうか?
ジェット リーと競演の映画「霍 元甲 SPIRIT」にも出ていたのは、そういう下地があったからなのだと感心しました。

以前、鍼灸界の先輩で、合気道の先生でもある畏友と話したのですが、田んぼの中で、堂々とかつ正確な殺陣ができるのは三船敏郎と仲代達也しかいないものだと話していたのです。中村獅童もこの域に達していそうな気がします。

いぜん、「新撰組」の中では組長のまぬけな幼馴染の役で「す、すげぇーなー かっちゃん!お、おれも新撰組にいれてくれよーー、たのむよー」と三枚目を演じながら、この演技の変りようはたいしたものです。
そういえば時折、叔父の中村錦之助に動きも、狂気の発し方もよくにてきていい感じです。この狂い加減が、トヨエツの演じる上品な丹下左膳と異なる迫力をかもし出しています。

わし的には、竹内結子や今付き合っているらしい鈴木砂羽もいいなあとおもっております。ちょっといろいろあったとしまさんに魅かれる私でした。。。。。
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日射病の予防  ソンクラーンにいきました。

2008-04-14 06:37:43 | 東洋医学全般
今日はFremontにあるタイ寺院にお参りにいてきました。
この土日はタイの水かけ祭り(ソンクラーン)の日です。今頃タイやお隣のビルマ(ミャンマー)では国中がザブザブと水かけっこを楽しんでいます。
私があちらにいた頃も、毎年トラックをチャーターして大きな水がめ何倍分もの水を満たして、沿道の人々にバケツや水鉄砲で水をかけまくったものです。

インドシナ半島では今が一番暑い時期、そしてこの地域のお正月で、このソンクラーンを境に乾季がおわって、雨季が近づいてきます。

今日のFremont地区も酷暑でした。こんなときには、うちに帰ってすぐに水浴びなどをすると大変危険です。
ミャンマーでは特に暑い日は軍事テレビ局から「国民に告ぐ。本日は帰宅後すぐに水浴びをしてはならん!」というお触れが廻ってきたものです。

本当に暑さにゆだった体に冷たい水は禁物です。子供の頃は「そんなことねーよ!」と意に介しませんでしたが、実際には心臓や脳血管に負担がかかって、大変危険です。
まずは熱いお茶を飲んで、もう一度汗を出して体の熱気を抜いて、1時間位したらお風呂に入ったりしてもよいでしょう。

ココナッツというのは面白い木の実です。
その果肉は体を温めたり、血圧を上げたりします。しかしココナッツのジュース(椰子の水)は逆の作用で、体を冷やして整える作用があります。

本堂では偉い住職さんの説法とパーリー後の読経が行われていました。読経の後は
鉢の中にある水に大きな筆のようなものをつけて振り回し、参拝者に水をかけてくれました。私達は7人で参拝したのですが、まずは境内のタイ式屋台でたくさんの種類のタイ料理を思い切り食べて、参拝は二の次になってしまいました。

それなのに霊験あらたかな聖水のせいか、帰ってくるとすぐに明日の患者さんの予約が取れました。

ボウッタンタラナンケッサミ、ダンマンタラナンケッサミ、ダンガンタラナンケッサミ、、、、、、、、、
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あっぱれな おじいさん

2008-04-11 07:43:21 | 國を思う
無所属(反ソ決死隊) 深作清次郎 候補

先ずは、3回でよいですから、彼の主張をご静聴ください。。。

いきなりシブイ歌を歌ってくれて、当時としては驚くべきタブーである、真実をきちんと語ってくれて、私たちの心に安心と元気を与えてくれます。
真にあっぱれなおじいさんといえるでしょう。

また、時間が来て終わるときの潔(いさぎよ)い引き方も、当時の胸を張って生きてきた日本人の誇りと潔さがでています。

当時は中曽根総理の時代、私はまた、20代の若造もいいところでした。
朝日新聞には本田勝一の「中国の旅」というシリーズが大々的に載せられていて、新聞を読めば読むほど、「私達日本人は本当に悪い民族なんだ」と刷り込まれていったものでした。就職試験のときでも朝日新聞の「天声人語」によく目を通しておくと、面接のときに有利だといわれていた頃です。

ともあれ、このころは右よりも左よりも大変な歴史の大立者がまだ健在で、よくいきなり見知らぬ大先輩に一喝されたり、薫陶を受けたり、飯を食わせてもらったものです。
どのような思想に傾倒しようとも、当時の大先輩の方々の、常に胸を張って、誇り高く潔くの生き様は私達も学ぶべきでだとおもいます。

現在ではソ連はむしろ日本との友好を望んでいて、むしろ中国と韓国が反日洗脳教育をむき出しにして、日本を攻撃しています。

チベット問題で中国のほころびが見えてきました、多くの中国バンザイを叫ぶ、必要以上に中国を美化する人々の目にも、チベット人が明らかにひどい目にあっているのがわかるようになりました。反中決死隊の出現が望まれるところです。

この政見放送は、私の心を癒してくれます。「胸を張れ!日本人!」

Free Tibet! チベットに自由を!
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子犬を寝かせる (動物は素直でいいですね)

2008-04-09 14:46:56 | 東洋医学全般
私が教えている学校クリニックの患者さんで、毎回可愛い子犬を連れてくる患者さんがいます。5ヶ月くらいの真っ黒なポメラニアンで、学生たちは大喜びです。

しかし、この患者さんご自身も重い病気を抱えていますし、診察室の中で動物が走りまわるのも衛生上よくないので、私は毎回編み棒のようなものでこの子犬の経絡を刺激して、コロッと眠らせてから、飼い主の方の診察に入ります。

動物というのはとても素直なもので、鍼なんかを刺さずとも、編み棒やボールペンのキャップやスプーンの柄を使った刺激で十分におとなしくなって、寝てしまいます。まず左手でやさしく頭からお知りをなでおろし、その後にちょちょちょと編み棒のようなもので軽く刺激をします。そのあとは頭の後ろ、4本の足の付け根から足先に向かって同じ事をします。もし、子犬がお腹を触らせてくれたら、そのお腹には時計方向にちょちょちょと刺激をします。これだけです。1分ほどで終わります。

こうすると子犬は快適なので眠りこけてしまいますが、施術をした私にもとてもなつきます。いぜん、友達の旅行中に預かったウサギが暴れて困るといっている方がいたので、この方法を伝えたところ、大変なつかれて、飼い主が帰ってきても、その飼い主には一時的ですが、なつかなくなってしまったとのことでした。

この刺激法は「小児刺激治療」という、こどもさんの経絡をさすって、ぜんそくの発作やアトピーの治療などの練習に最適なのです。

この治療は結構人気があったのですが、じつは最近のブログに載せていた、例の「驚くほど傲慢な女学生」によって、彼女は私に一喝されて、授業の参加を拒否された腹いせに、「汚い動物を診察室に引き入れて、グサグサと鍼を刺している。」とあらぬウソを言ったためにい、この患者さんは子犬をつれて来れなくなってしまいました。こんなことをチクるなんて、狭量な人がいるものです。

また、ほとぼりが冷めたころに再開する予定ですが、ここで怒れる学生たちに単語を教わりました。「Snitch」という単語で「ちくりや」「密告者」といういみだそうです。

Snitch!! Go home!!

Snitch!!



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神を観る

2008-04-08 16:42:35 | 東洋医学全般
なんか神がかった表現ですね。

これは「しんをみる」と読みます。「神(しん)」とは人から出る雰囲気というか、オーラというか、影という感じのものです。
東洋医学の診断は、患者さんがドアを開けて入ってこられたときからスタートすると言われています。その患者さんのその日の第一印象を観るのです。
この「観る(みる)」というのは、決して「じろじろと見る」というのではなくて、ちょっと視点をぼかして風景を観るというか、美術品全体をみせていただくような感じです。何かを探るように見つめたら怖がられてしまいます。

子供のころにお世話になった親戚のおばさんがひょっこりと訪ねてきてくれたときに、「どお?元気だったの?」という感じで観るのです。

先日、久しぶりにいらっしゃった患者さんが、とてもいい顔をしていらっしゃるのに気づきました。こういう場合はその患者さん自身の運気のようなものが追い風であることも多く、体も健康で笑顔が似合うようになっているわけです。大変うれしいことです。

皆様に幸あれ!!

日本伝統鍼灸漢方
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