膝を抜く? どういう意味でしょう。
多くの現代に生きる方々は、つま先立って生きています。肉体的にも精神的にもです。そんな感じがしませんか?
肉体的には:
いつもなんとなく肩の辺りが力んでいて、肩こりや頭痛に悩まされている。
ちゃんと運動をしていないので、腰や背中が弱くなっていて、すぐ痛くなる。
いつも運動をしているのに、いつもどこかが痛くてつらい。
精神的には:
いつも頭の中で何かを考えていなければ気がすまない。
常に嫌なことや嫌いな人のことが頭から離れない。
いくら休んでも、疲れが取れない、やる気が出ない。
これはいつもつま先立っているために起る症状です。ようは頭寒足熱(ずかんそくねつ)になっていないのです。逆に上実下虚(じょうじつかきょ)という状態で、読んで字のごとく、足腰がしっかりしていなくて、意識と力みが頭だけに上っている状態です。
これらのような状態のときに、あるいはその予防に「膝を抜く」動作が功を奏します。やり方は非常に簡単です。
1.両足を肩幅かそれより狭い状態にして普通に立ちます。つま先は両方とも前を向けましょう。
2.足の底はぴったりと地面につけましょう。重心はカカトか、つちふまずの辺りにおきます。意識が底に行くようにするだけで十分です。
3.そうして全身を力ませずに立ちましょう。そこで両膝の力を突然抜いて、カクンと抜くような感じで曲げます。カクンと曲げた後は自然にもとの足っていた位置に両膝を戻します。というか自然に戻ります。
4.感覚的には低い階段を一段分くらいポンと飛び降りたような軽い衝撃がからだに伝わる感じです。鏡の前などでやってみるとよいでしょう。
これだけです。
この訓練を毎日2-3分していると、足、膝、腰の力の配分がちょうどよくなって、結果的にぎっくり腰の予防や、思わぬ力みによる怪我の予防に効果があります。
この膝の力みをすっと抜くようにとる練習は、ぎっくり腰が起きそうなとき、たとえば何かを持ち上げようとして、ギクッとなる直前の、「ギッ」の段階でおさめることができるようになります。
あるいは転びそうになったときに、カクッと両膝の力を抜くことができると、からだが硬直せずに転べたり、あるいは膝の力が抜けて重心が安定して、転ばずにすんだりするものです。
この訓練を続けると、頭寒足熱の状態になるのを助けます。頭に上った熱気が発散されて、足腰が柔らかく温かくなり、足の底の程よい刺激が頭を覚醒します。
是非やってみましょう。私も毎日訓練しています。
日本伝統漢方鍼灸
多くの現代に生きる方々は、つま先立って生きています。肉体的にも精神的にもです。そんな感じがしませんか?
肉体的には:
いつもなんとなく肩の辺りが力んでいて、肩こりや頭痛に悩まされている。
ちゃんと運動をしていないので、腰や背中が弱くなっていて、すぐ痛くなる。
いつも運動をしているのに、いつもどこかが痛くてつらい。
精神的には:
いつも頭の中で何かを考えていなければ気がすまない。
常に嫌なことや嫌いな人のことが頭から離れない。
いくら休んでも、疲れが取れない、やる気が出ない。
これはいつもつま先立っているために起る症状です。ようは頭寒足熱(ずかんそくねつ)になっていないのです。逆に上実下虚(じょうじつかきょ)という状態で、読んで字のごとく、足腰がしっかりしていなくて、意識と力みが頭だけに上っている状態です。
これらのような状態のときに、あるいはその予防に「膝を抜く」動作が功を奏します。やり方は非常に簡単です。
1.両足を肩幅かそれより狭い状態にして普通に立ちます。つま先は両方とも前を向けましょう。
2.足の底はぴったりと地面につけましょう。重心はカカトか、つちふまずの辺りにおきます。意識が底に行くようにするだけで十分です。
3.そうして全身を力ませずに立ちましょう。そこで両膝の力を突然抜いて、カクンと抜くような感じで曲げます。カクンと曲げた後は自然にもとの足っていた位置に両膝を戻します。というか自然に戻ります。
4.感覚的には低い階段を一段分くらいポンと飛び降りたような軽い衝撃がからだに伝わる感じです。鏡の前などでやってみるとよいでしょう。
これだけです。
この訓練を毎日2-3分していると、足、膝、腰の力の配分がちょうどよくなって、結果的にぎっくり腰の予防や、思わぬ力みによる怪我の予防に効果があります。
この膝の力みをすっと抜くようにとる練習は、ぎっくり腰が起きそうなとき、たとえば何かを持ち上げようとして、ギクッとなる直前の、「ギッ」の段階でおさめることができるようになります。
あるいは転びそうになったときに、カクッと両膝の力を抜くことができると、からだが硬直せずに転べたり、あるいは膝の力が抜けて重心が安定して、転ばずにすんだりするものです。
この訓練を続けると、頭寒足熱の状態になるのを助けます。頭に上った熱気が発散されて、足腰が柔らかく温かくなり、足の底の程よい刺激が頭を覚醒します。
是非やってみましょう。私も毎日訓練しています。
日本伝統漢方鍼灸
日本の伝統的な景気付けに「切り火」というのがありますね。
朝の出がけとか、旅立ちの前に家の人が出かける人の右肩口にカチッカチッと火花を散らすあれです。
私の年代ですと、大川橋蔵演ずる「銭形平次」でおかみさんのお静(香山美子、後に八千草薫)が「おまいさん いっといで! カチカチ!」とやる場面が懐かしいのです。「おうっ! いってくるぜ!」と、かっこよかったなあ。。。。
特に縁起というよりも「景気付け」を重んじるのは伝統的な職人の常です。
木場の材木問屋、芸者さん、でえく(大工)、火消し衆などなどです。
私たち鍼灸師も職人の粋って物がなければいけないと考えています。
だから私はいつも東洋医学校の生徒達に「おい、アメリカでは鍼灸師が大学院扱いの免許だからって、自分が職人だってぇのを忘れちゃぁいけねえ。ちゃんと技ぁ身につけねえと、食えねえからマルチ商売に手ぇだして、患者さんに変な栄養剤やシャンプーを売りつけることになっちまうぞ!」とはっぱをかけています。
私の診療所はサンフランシスコ空港のすぐ近くなので、私の診療所から直接旅立たれる方々も多く、「粋」のわかる患者さんには、カチカチと威勢良く切り火で送り出してあげることも多いのです。
先日は、ある常連の患者さんのグループ3人のうちの2人が、日本に帰ることが決まって、最後の治療をさせていただきました。お三方とも大変責任感が強く、頑張りやで、人間的にも立派な方々で、この4-5年アメリカで本当に頑張ってこられました。
私も大いに感ずるものがあったので、今後の景気付けとして、しばらくの間、硬く封印していた筮竹を取り出し、「易断」を大サービスしてしまいました。お三方ともこれまでの努力と、「東洋哲学、特に易経哲学には、物事は窮して止まってしまうことは絶対になく、必ず運勢を立命(クリエイト)することができる」という、考え方がしっかりされているので、大変明るい未来が待っているようです。
でもみなさんが行ってしまうのはさびしいものですね。。。。。
おっといけねえ!!切り火で送り出すのを忘れちまったい!!
朝の出がけとか、旅立ちの前に家の人が出かける人の右肩口にカチッカチッと火花を散らすあれです。
私の年代ですと、大川橋蔵演ずる「銭形平次」でおかみさんのお静(香山美子、後に八千草薫)が「おまいさん いっといで! カチカチ!」とやる場面が懐かしいのです。「おうっ! いってくるぜ!」と、かっこよかったなあ。。。。
特に縁起というよりも「景気付け」を重んじるのは伝統的な職人の常です。
木場の材木問屋、芸者さん、でえく(大工)、火消し衆などなどです。
私たち鍼灸師も職人の粋って物がなければいけないと考えています。
だから私はいつも東洋医学校の生徒達に「おい、アメリカでは鍼灸師が大学院扱いの免許だからって、自分が職人だってぇのを忘れちゃぁいけねえ。ちゃんと技ぁ身につけねえと、食えねえからマルチ商売に手ぇだして、患者さんに変な栄養剤やシャンプーを売りつけることになっちまうぞ!」とはっぱをかけています。
私の診療所はサンフランシスコ空港のすぐ近くなので、私の診療所から直接旅立たれる方々も多く、「粋」のわかる患者さんには、カチカチと威勢良く切り火で送り出してあげることも多いのです。
先日は、ある常連の患者さんのグループ3人のうちの2人が、日本に帰ることが決まって、最後の治療をさせていただきました。お三方とも大変責任感が強く、頑張りやで、人間的にも立派な方々で、この4-5年アメリカで本当に頑張ってこられました。
私も大いに感ずるものがあったので、今後の景気付けとして、しばらくの間、硬く封印していた筮竹を取り出し、「易断」を大サービスしてしまいました。お三方ともこれまでの努力と、「東洋哲学、特に易経哲学には、物事は窮して止まってしまうことは絶対になく、必ず運勢を立命(クリエイト)することができる」という、考え方がしっかりされているので、大変明るい未来が待っているようです。
でもみなさんが行ってしまうのはさびしいものですね。。。。。
おっといけねえ!!切り火で送り出すのを忘れちまったい!!
最近カゼをひいた後にセキがなかなか取れなくて、困っていらっしゃる患者さんが多くいらっしゃいます。
これはカゼの後に一種の気管支炎が残っているのです。
鍼灸治療でも、漢方薬治療でも治すことができるのですが、手っ取り早くやってみる価値があるのが、枇杷膏というセキ用のシロップです。
これはたいていのアジア系マーケットでメンソレータムや美源ヘアカラーなどといっしょに売られています。メモ用紙に「我要買咳嗽用的枇杷膏、請幇我找一下。」と書いて店員さんに渡せばよいでしょう。これは枇杷の葉と蜂蜜類などでつくられた漢方的な咳の薬です。10ドル前後で買えます。2時間おきくらいにスプーンいっぱい分をなめるのです。
もう一つは羅漢果冲剤というのがあります。これは中華マーケットのお茶売り場によくおいてあります。2ドルくらいで、四角い黒砂糖のようなもので、一つ一つ小さな箱に入っています。これをマグカップ一杯のお湯に溶いて飲みます。声も甘くてのみやすいものです。一日3-4回飲んでもかまいません。
本格的な漢方薬を出すとしますと、もちろん患者さんの脈や舌やお腹を診せていただいて、適切な漢方方剤を処方します。
小柴胡湯(しょうさいことう)、麦門冬湯(ばくもんどうとう)、麻杏甘石湯(まきょうかんせきとう)などが挙げられます。
興味のある方はご連絡ください。
Japanese Acupuncture
これはカゼの後に一種の気管支炎が残っているのです。
鍼灸治療でも、漢方薬治療でも治すことができるのですが、手っ取り早くやってみる価値があるのが、枇杷膏というセキ用のシロップです。
これはたいていのアジア系マーケットでメンソレータムや美源ヘアカラーなどといっしょに売られています。メモ用紙に「我要買咳嗽用的枇杷膏、請幇我找一下。」と書いて店員さんに渡せばよいでしょう。これは枇杷の葉と蜂蜜類などでつくられた漢方的な咳の薬です。10ドル前後で買えます。2時間おきくらいにスプーンいっぱい分をなめるのです。
もう一つは羅漢果冲剤というのがあります。これは中華マーケットのお茶売り場によくおいてあります。2ドルくらいで、四角い黒砂糖のようなもので、一つ一つ小さな箱に入っています。これをマグカップ一杯のお湯に溶いて飲みます。声も甘くてのみやすいものです。一日3-4回飲んでもかまいません。
本格的な漢方薬を出すとしますと、もちろん患者さんの脈や舌やお腹を診せていただいて、適切な漢方方剤を処方します。
小柴胡湯(しょうさいことう)、麦門冬湯(ばくもんどうとう)、麻杏甘石湯(まきょうかんせきとう)などが挙げられます。
興味のある方はご連絡ください。
Japanese Acupuncture
交通事故や運動事故などで、からだ全体を強く打ったときに、よく起るのが「むち打ち症」です。特に首、肩、腰、膝などの関節が痛くなり、背中や腰がうそのように硬くしこってしまいます。ここから派生して、頭痛、吐き気、めまい、耳鳴り、不眠、ウツ症状などまで起こしている方もいらっしゃいます。
これは肉体的にも精神的にも自己のショックを受けたからだの気の流れが停滞して起る症状です。人によっては骨折や背骨のディスクを損傷している方もいらっしゃいます。もしそうであれば先ず西洋医学の医師にも確認してもらって、必要であれば手術をしなければいけません。
しかし、多くの場合東洋医学の治療が大変効果的です。例えば背骨のディスクが損傷していても、ある時期からは東洋医学のほうが後遺症を起こさずに、またあるいは手術を回避できる場合もあります。
東洋医学では「不通則痛、通即不痛」という言葉があります。
これは氣の流れが通らないと痛み(病み)、通れば痛(病)まない、という意味です。
さてどうやって氣の流れをスムーズにしたらいいのでしょう?
鍼灸、漢方薬のいずれもよく効きます。
鍼灸でしたら、とにかく痛くない鍼で、気がついたらとろとろと眠りこけてしまっているような優しい刺激で治療を致します。
そうすると、いつの間にか背中や腰の張りが取れて、よく眠れるようになり、いつの間にか症状が消えてゆきます。
漢方薬では、その方の体質と症状をよく読んで、たとえば腕の痺れが主ならば開結舒経湯(かいけつじょけいとう)、肩や首の凝りや痛みが主ならば、例えば解労散(かいろうさん)、からだを強く打ってうっ血していたり、手術などで血の巡りが悪くなっている患者さんには瘀血(おけつ)というのができている場合が多いので、桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)同じ瘀血でも便秘の症状もあるときは桃核承氣湯(とうかくじょうきとう)などが使われます
交通事故はたいてい保険がきくので、患者さんは何度も来院できるので、治りも早く、経済的にも負担がかからないので安心です。
日本伝統鍼灸漢方
これは肉体的にも精神的にも自己のショックを受けたからだの気の流れが停滞して起る症状です。人によっては骨折や背骨のディスクを損傷している方もいらっしゃいます。もしそうであれば先ず西洋医学の医師にも確認してもらって、必要であれば手術をしなければいけません。
しかし、多くの場合東洋医学の治療が大変効果的です。例えば背骨のディスクが損傷していても、ある時期からは東洋医学のほうが後遺症を起こさずに、またあるいは手術を回避できる場合もあります。
東洋医学では「不通則痛、通即不痛」という言葉があります。
これは氣の流れが通らないと痛み(病み)、通れば痛(病)まない、という意味です。
さてどうやって氣の流れをスムーズにしたらいいのでしょう?
鍼灸、漢方薬のいずれもよく効きます。
鍼灸でしたら、とにかく痛くない鍼で、気がついたらとろとろと眠りこけてしまっているような優しい刺激で治療を致します。
そうすると、いつの間にか背中や腰の張りが取れて、よく眠れるようになり、いつの間にか症状が消えてゆきます。
漢方薬では、その方の体質と症状をよく読んで、たとえば腕の痺れが主ならば開結舒経湯(かいけつじょけいとう)、肩や首の凝りや痛みが主ならば、例えば解労散(かいろうさん)、からだを強く打ってうっ血していたり、手術などで血の巡りが悪くなっている患者さんには瘀血(おけつ)というのができている場合が多いので、桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)同じ瘀血でも便秘の症状もあるときは桃核承氣湯(とうかくじょうきとう)などが使われます
交通事故はたいてい保険がきくので、患者さんは何度も来院できるので、治りも早く、経済的にも負担がかからないので安心です。
日本伝統鍼灸漢方
おとといは診察後に体調を崩してしまいました。寒いような熱いような、疲れているのに眠れない、首の付け根と頭が重だるくて嫌な感じがしました。いわゆる日射病とか熱射病という状態です。
この数日、突然の猛暑にもかかわらず、私は毎日昼ごろに、近くの公園でいつものように運動を続けていたのです。野球帽にサングラス、両手には手袋をして強力な太陽の熱線を防いでいましたが、やはり体に熱がこもってしまったのでしょう。
私は一本歯の高下駄をはいて、誰もいない野球場をすり足で毎日2-3週しています。不安定な芝生の表面や、のねずみの作った穴などの変化に動じないような、丹田から動き出すすり足を体得するための重要な訓練です。これができるようになると、常に頭寒足熱(ずかんそくねつ)で臍下丹田(せいかたんでん)に気が落ち着いて、快適な身のこなしができるようになります。
先日土曜日は、いつもいらっしゃる多くの患者さんを診た後に、急にからだが重だるくなって、上記のような症状が出てしましました。
漢方医学では、この首の付け根と頭が重だるくて嫌な感じがあることを「頭項強痛(ずこうきょうつう)あるいは頭項強直(ずこうきょうちょく)」といって、この症状があるときに服用する代表的な漢方薬に「麻黄湯(まおうとう)」と「桂枝湯(けいしとう)」があります。汗が出ていないときは前者、汗が既に出ているときは後者をつかいます。脈を触ってみて浮いているようであれば、必ずこれらの方剤をつかいます。
あの時点では汗が出ていなくて気分が悪かったので、麻黄湯をのみました。布団をかけて一時間ほど寝ていると、首の周りを中心にたらたらと汗が出てきて、気分がよくなってきました。
さあ、起きて何かをしようと思いきや、体調がすぐれません。むしろ、汗がどくどく出てきて止まらない気がします。
あいや、これは既に麻黄湯のステージは過ぎて、桂枝湯の状態でした。そこでこれを飲んでみました。桂枝湯は頭項強痛の状態で、汗が出ているときの方剤です。
実はこれを飲むと、もっと汗が出るのです。もう一度ドバッ汗を出させてその反動で汗を止めるのがこの方剤の特徴です。
ああ、間に合ったようです。もう一度の発汗の後、急に私のからだは軽くなり、頭項強痛もとれて、全くもとの健康な状態にもとることができました。
ここまで読まれて、なんで日射病に風邪薬を使うの?と思われた方はいらっしゃいませんか?そうです、麻黄湯や桂枝湯は葛根湯とともに、風邪薬として知られている漢方方剤です。
ここが漢方薬の本来の使い方のよい例となるところです。
たまたまこれらの薬の効能として、頭項強直でからだに熱がこもって(発熱の一種)、汗が出ているかあるいは出ていないかの症状がでている状態を治すのであって、病名はあとからおっ付いてくるのです。ということはこれらの薬は、風邪だろうが、日射病だろうが、飲みすぎだろうが、糖尿病だろうがかまいません。これでよくなります。
逆に言えば、同じ日射病であっても、上記の特徴が出ていなければ、これらの薬は効きません。
「証」といって、患者さんのからだが発しているサインや、体質を把握することができれば、極端なことを言えば、病名は関係なく治療をすることができるのが、漢方医学の醍醐味です。
これは病名が10も20も付いている方の「証」を把握することにより、その全てを一度に治すことができる可能性を秘めているということになります。
明るい未来を見るようですね!!
日本伝統漢方鍼灸