「うんちく」と「うんち」では、その言葉の持つ意味に「うんでい」の差がある。
「うんちく」は漢字では「薀蓄」と書き、「十分研究を積んでたくわえた、学問・技芸上の深い知識」と辞書にある。
「うんち」は大便の意の幼児語で、「うんこ」のことである。
「うんこ」と同系統の言葉で「おしっこ」というのがある。
ここで、「うんこ」に関する「うんちく」を少し。
「うん」は母親が子供に大便を促す時の擬音語。「こ」は名詞を形作る接語、と辞書にある。
母親が赤ちゃんを育てる過程で、トイレで大便のしつけを訓練する時の「うーん」のことで、「こ」は、その排泄物を名詞化するためにつけられた言葉であるということになる。
「うーん」と腹筋に力を込めて排出することを教えていることになる。
「おしっこ」の方はどうか。
「しっ」は母親が子供に小便を促す時の擬音語。「こ」は名詞を形作る接語、と辞書にある。
「しいしい」ともいうとある。
これも母親が赤ちゃんを育てる過程で、トイレで小便のしつけを訓練する時の「しー」のことで、「こ」は、その排泄物を名詞化するためにつけられた言葉であるということになる。
これは排出する音を示して、排出の態様を教えていることになる。
母親(女性)が使う言葉であったので、丁寧な表現にするために「お」を頭に付けたものと推定される。
保育園に保母(最近では保育士と言うらしい)のパートで、一歳児と二歳児の担当として働いている、「うんこ」と「おしっこ」の世話に頻繁に関与している妻の疑問から出た「うんちく」である。
どちらも出過ぎると困るものであるが、出なくなっても困る。
ほどほどというのが「うんちく」と同じでちょうど良い。
豊田かずき
「うんちく」は漢字では「薀蓄」と書き、「十分研究を積んでたくわえた、学問・技芸上の深い知識」と辞書にある。
「うんち」は大便の意の幼児語で、「うんこ」のことである。
「うんこ」と同系統の言葉で「おしっこ」というのがある。
ここで、「うんこ」に関する「うんちく」を少し。
「うん」は母親が子供に大便を促す時の擬音語。「こ」は名詞を形作る接語、と辞書にある。
母親が赤ちゃんを育てる過程で、トイレで大便のしつけを訓練する時の「うーん」のことで、「こ」は、その排泄物を名詞化するためにつけられた言葉であるということになる。
「うーん」と腹筋に力を込めて排出することを教えていることになる。
「おしっこ」の方はどうか。
「しっ」は母親が子供に小便を促す時の擬音語。「こ」は名詞を形作る接語、と辞書にある。
「しいしい」ともいうとある。
これも母親が赤ちゃんを育てる過程で、トイレで小便のしつけを訓練する時の「しー」のことで、「こ」は、その排泄物を名詞化するためにつけられた言葉であるということになる。
これは排出する音を示して、排出の態様を教えていることになる。
母親(女性)が使う言葉であったので、丁寧な表現にするために「お」を頭に付けたものと推定される。
保育園に保母(最近では保育士と言うらしい)のパートで、一歳児と二歳児の担当として働いている、「うんこ」と「おしっこ」の世話に頻繁に関与している妻の疑問から出た「うんちく」である。
どちらも出過ぎると困るものであるが、出なくなっても困る。
ほどほどというのが「うんちく」と同じでちょうど良い。
豊田かずき