日々雑感「点ノ記」

備忘録(心の軌跡)

区域

2005年06月29日 | インポート
車で道を走っていると、出発地点からの距離によって、区域の違いを感じる。
愛野町の自宅から、諫早市の西側まで走ってみてそう思った。

愛野町では晴れていたけれども、旧森山町の途中からは雨が降っていて、諫早市の小野付近に入ると、土砂降りだった。
そこの付近を通り過ぎてしまうと、道路面は濡れてもいない。

雨の通り道は、時々刻々と変化するものだろうが、日常会話の中でよく耳にする「今日は雨んひどかったね。」「いんにゃ、この辺じゃいっちょん降らんじゃった。」というような事があるのもうなずける。

人間の内臓器にも、区域があるようだ。

5日前には、大腸ファイバースコープ(腸カメラ)で検査を受け、昨日は胃カメラでの検査を受けた。

カメラの入り口は違うが、どちらも中では繋がっているので、医学の素人としては、一度で検査が出来ないものかと、つい思ってしまう。

腸カメラでの検査は、痛くも何ともなかったが、胃カメラでの検査は、人から聞いていたとおりのものだった。

痛くはなかったが、オエッとしたりゲップが出たりして、よだれと涙を流しながらも、しっかりと、モニターに映し出される自分の胃や十二指腸の内壁の画像を眺めていた。

生まれて初めて見る、自分の胃と十二指腸の要所要所の画像は、パソコンの中にしっかりと記録された。

何箇所かで、カメラに付属している装置で、胃や十二指腸の組織の一部を掴み取られた。
ピロリ菌というものの有無を検査するという事だった。

検査の結果、異状はなかったが、胃に少し炎症があり、それは投薬で回復するということだった。

きちんとした健康診断などは、ここ10年ほどは受けていなかったので、自分の体の状態を把握するための良い機会だった。

健康状態は良好であるという事が分かったので、これでいろいろな事に安心して取り組める。
自分が住んでいる「区域」のためになるような活動もできるようになった。

豊田かずき