川越だより

妻と二人あちこちに出かけであった自然や人々のこと。日々の生活の中で嬉しかったこと・感じたこと。

名簿づくり

2009-03-05 21:20:06 | 中国残留日本人孤児
 昨日は天候も悪く、寒い一日だったので家にこもって一日中パソコンに向かっていました。
 いつもの通り「川越だより」を出したあと、「きいちご多文化共生基金」の会員名簿づくりを始めました。「基金」が発足してまもなく2年になるというのにきちんとした名簿がないのです。
 この会の目的は中国残留孤児や脱北帰国者などのかたがたと交流を深め日本社会への定着を支援することです。難しいことは何もやりません。一緒に旅をしたり、遊んだり、学んだりします。
 会員は一年間に1000円程度以上の寄付をする事になっています。しかし、これとて「原則として」です。出来る人が出来る範囲で拠出すればいいのです。要は参加し、交流することなのです。
 ですから一度でも活動に参加した人は全て会員に登録して「移動教室」などの案内を届けます。
 参加者名簿はそのたび毎に作っていたのですが、昨日やっと、それらを統合し会員名簿を作ったのです。氏名・住所・電話番号の他に生年月日が記載されているのが特徴です。これは旅行などの際、保険にはいるときに必要だからです。
 大人から子供まで140人ほどの名前が登録されました。日本人、在日コリアン、漢人、中国帰国者(残留孤児とその家族)、モンゴル人、中国朝鮮族など様々ですが残留孤児とその家族が圧倒的多数です。
 一人一人の情報を入力しながらこれらの人との出会いや表情を思い出します。バスの旅は大家族のようだと言われた方がいますが、ぼくにとっても大切なお一人お一人です。
 名簿の完成で案内漏れがなくなるのは一安心です。忠幸さんとカツヨシサンに点検をお願いしました。

 夜になってこんどはメール便のタックシールの宛名入力に挑戦しました。娘が装置をつくってくれ、ぼくは名前や〒番号・住所を原簿からコピーして貼り付けていくだけです。やったことがないことに挑戦することに臆病この上ないのですが、やっているうちに調子に乗り、真夜中までかかってこれも完成しました。
 夕方に昼寝(?)をしているので体力もOKです。今まではぼくが宛名書きをそのたび毎にしていました。これがうまくいくと仮にぼくが出来ないときでも妻などにやってもらえます。
 きいちご基金の事務局は「前期高齢者」ばかりです。「中国語」にかかわる全て(翻訳・通訳・連絡・資料づくり)は忠幸さん。機関誌『きいちご』にかかわることはカツヨシさん。庶務・企画立案はぼく。それぞれに老化に伴う症状がありますが若い人の助力を得て与えてくれた仕事を楽しんでいます。
 近く『きいちご』第4号ができあがります。5月9日からの第9回『きいちご移動教室』の案内とともに来週末には会員の下に届けることが出来るでしょう。
 心の通う友人たちに恵まれてささやかなりとはいえ、市民としての活動を続けられることは幸せそのものです。