川越だより

妻と二人あちこちに出かけであった自然や人々のこと。日々の生活の中で嬉しかったこと・感じたこと。

待たれる北信濃の旅③ 『ふるさと』の原風景

2009-03-17 06:00:05 | 出会いの旅
高社郷開拓団集団自決の「生き残り」高山すみ子さんと連絡が取れました。5月9日、私たちが宿泊する『パノラマランド木島平』に近い村の中心部に住んでおられます。86歳になるが耳も聞こえるし目も見える。いつでもいらしゃい。楽しみにしていると言ってくれました。
 また、中野市にある新聞社の佐藤さんも慰霊行事を続けている高社郷同志会の会長さんとのコンタクトをとってくださっています。何時の時もそうですが私たち・きいちごの旅は地元の人々の草の根の活動に支えられて稔り豊かな学びが出来ます。

 北信濃の風景③は高野辰之(たつゆき)の生まれ故郷中野市永江です。

 小学校唱歌「ふるさと」を知らない人は稀でしょう。音痴を自認するぼくがハーモニカで吹ける唯一の曲です。この歌の作詞者が高野辰之です。
 『君が代』が国歌になっていますが歌詞も曲も多くの国民にとって親しみ深いとはいえないと思われます。少なくとももう一つの国歌を選定したらと思います。
 ぼくの案はこの歌です。
「帰りなんいざ、田園將(まさ)に蕪(あ)れなんとす」(陶淵明)です。日本の山も川も海も荒れ果てています。21世紀は「ふるさと」を取り戻すことから始める他はありません。人口に膾炙(かいしゃ)していることからもこの歌が『国歌』にふさわしいと思っているのです。

  陶淵明(とう・えんめい)の詩・全文http://tao.hix05.com/102kaerinan.html

 高野辰之の人とふるさとの村を紹介します。こんな村を歩いてみませんか。


 高野辰之http://www.city.nakano.nagano.jp/tatsuyuki/kinenkann1.htm 

 高野辰之の故郷http://www5a.biglobe.ne.jp/~p_giro/takano_tatuyuki.htm