著者は精神科医ですが老人病院に勤めていたことがあり、そのためおびただしい量の老人のCTやMRIの画像を見てきた。こうした画像を見ると老人の脳は多かれ少なかれ縮んでいるのだが、感情をつかさどる前頭葉から縮み始める。
つまり、年齢を重ねていくと「記憶が悪くなった」とか「同じことを繰り返すようになった」といった問題が現われるよりも、まず自発的な意欲の減退や気持ちの切り替えができなくなってくることが先に来るということみたいです。
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東京都の調査によると高齢者の歩行能力とか言語IQを調べてみると最近ではかなり維持されていて、75歳から79歳で90%は正常。歩行能力からみるとこの20年間で大体10歳ぐらい若返っている。知的能力もほとんど衰えていない。ちゃんと使っていれば体力は維持されているのです。
しかし、高齢者は使わなくなった時にがくんと機能が落ちる。ということは、意欲や自発性、その原動力となる好奇心など「感情が老化」してしまって体も頭も使わない生活をしてしまうと本当に運動機能やIQが衰えていってしまう可能性が高いのです。感情の老化をまず防がないと。
そういう意味で感情の老化を見るためにこの本の最初に感情年齢テストがあります。「実年齢」より「感情年齢」が高い人は要注意なのですが、恐る恐るやってみると56歳。かろうじて実年齢より低かった…ちょっと一安心。
ところで「EQ―心の知能指数」という言葉を聞いたことがあるだろうか。このEQは40代で最高に高くなるが、それ以降は、放っておくとどんどん衰えていくものだそうです。これはそのころから前頭葉機能が衰えていくことによって、感情をコントロールする機能が低下するから。何事にも意欲が衰え、いつもイライラして些細なことにカッとなる、これはまさに心の老化現象。そういえばかつての上司にも直ぐにイラついて怒るのに、毎回レクするたびに「初めて聞いた」と宣い、いつもメモしている割にはメモした内容は何も覚えていないというかなり来ていた人もいましたが。あ~いけない、こうやって何時までも昔の愚痴を言っているのは感情が老化してきたから…
ちなみに感情が老化しやすい職業というのは、よく言われるのですが公務員と教師、確か別の本では認知症になりやすい職業とも書かれていましたが、同じ理由です。
逆に定年のない政治家とかクリエーターというのはいつまでも精神的に活発でボケにくい職業になる。でも今更政治家とかクリエーターとかになれないしな…ボランティアで人の役に立つことをできればいいのだけど、ボケ防止などとせっぱつまった人はかえって迷惑極まりない人になりそうで遠慮したほうがいいのでしょう。
感情の老化を防ぐには、地域の役員を積極的にやる、家庭菜園をやってみるとか、簡単そうでちょっと難しいし、意欲がなくなった人には無理ですね。
前頭葉が本格的に壊れると、同じことを繰り返す「保続」という現象がおきる。思考とか感情の切り替えができなくなるのです。落ち込んだ時に切り替えができないといつまでもクヨクヨしてしまいますが、落ち込んだ時には、決して反省しない、まずは得意なことできることをやり、愚痴をどんどん吐いて、風俗でも何でも行ってパーとやりましょう。
ちなみに男性がボケやすいからか著者は風俗でも何でも行きなさいと何回も書いていてそういう方面には理解が深い。色気があるうちは感情も老化しないからとも思いますが、自分も好きなのか…そういえばこの間大曽根を歩いていたら高齢者はシルバー割引とうたう風俗店があったので本格的高齢社会のこれからはお金を持っているけど誰にも相手されない男性が多くなりそうで結構成長産業かもしれません。
記憶力は年とともにどんどん衰えるのですが、暗記型記憶は落ちても体験がらみのエピソード記憶は歳を取っても衰えない。したがって物事をエピソード化して覚えること、つまりその体験で感情が揺さぶられるように感じることです。テレビでも読書でも鵜呑みにせずにいちゃもんをつける習慣をつければいいし、人の話も何か質問するつもりで耳を傾けるといいでしょう。お金は残しておいても仕方ないので自分のために使い、運用も勉強するといいかも。
ここに書いたのはほんの一部でまだまだたくさんの感情の老化を予防するために習慣化するといいことが書いてあります。少しでも実践していけたらと思いますが、とりあえずキャバクラでも…
つまり、年齢を重ねていくと「記憶が悪くなった」とか「同じことを繰り返すようになった」といった問題が現われるよりも、まず自発的な意欲の減退や気持ちの切り替えができなくなってくることが先に来るということみたいです。
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東京都の調査によると高齢者の歩行能力とか言語IQを調べてみると最近ではかなり維持されていて、75歳から79歳で90%は正常。歩行能力からみるとこの20年間で大体10歳ぐらい若返っている。知的能力もほとんど衰えていない。ちゃんと使っていれば体力は維持されているのです。
しかし、高齢者は使わなくなった時にがくんと機能が落ちる。ということは、意欲や自発性、その原動力となる好奇心など「感情が老化」してしまって体も頭も使わない生活をしてしまうと本当に運動機能やIQが衰えていってしまう可能性が高いのです。感情の老化をまず防がないと。
そういう意味で感情の老化を見るためにこの本の最初に感情年齢テストがあります。「実年齢」より「感情年齢」が高い人は要注意なのですが、恐る恐るやってみると56歳。かろうじて実年齢より低かった…ちょっと一安心。
ところで「EQ―心の知能指数」という言葉を聞いたことがあるだろうか。このEQは40代で最高に高くなるが、それ以降は、放っておくとどんどん衰えていくものだそうです。これはそのころから前頭葉機能が衰えていくことによって、感情をコントロールする機能が低下するから。何事にも意欲が衰え、いつもイライラして些細なことにカッとなる、これはまさに心の老化現象。そういえばかつての上司にも直ぐにイラついて怒るのに、毎回レクするたびに「初めて聞いた」と宣い、いつもメモしている割にはメモした内容は何も覚えていないというかなり来ていた人もいましたが。あ~いけない、こうやって何時までも昔の愚痴を言っているのは感情が老化してきたから…
ちなみに感情が老化しやすい職業というのは、よく言われるのですが公務員と教師、確か別の本では認知症になりやすい職業とも書かれていましたが、同じ理由です。
逆に定年のない政治家とかクリエーターというのはいつまでも精神的に活発でボケにくい職業になる。でも今更政治家とかクリエーターとかになれないしな…ボランティアで人の役に立つことをできればいいのだけど、ボケ防止などとせっぱつまった人はかえって迷惑極まりない人になりそうで遠慮したほうがいいのでしょう。
感情の老化を防ぐには、地域の役員を積極的にやる、家庭菜園をやってみるとか、簡単そうでちょっと難しいし、意欲がなくなった人には無理ですね。
前頭葉が本格的に壊れると、同じことを繰り返す「保続」という現象がおきる。思考とか感情の切り替えができなくなるのです。落ち込んだ時に切り替えができないといつまでもクヨクヨしてしまいますが、落ち込んだ時には、決して反省しない、まずは得意なことできることをやり、愚痴をどんどん吐いて、風俗でも何でも行ってパーとやりましょう。
ちなみに男性がボケやすいからか著者は風俗でも何でも行きなさいと何回も書いていてそういう方面には理解が深い。色気があるうちは感情も老化しないからとも思いますが、自分も好きなのか…そういえばこの間大曽根を歩いていたら高齢者はシルバー割引とうたう風俗店があったので本格的高齢社会のこれからはお金を持っているけど誰にも相手されない男性が多くなりそうで結構成長産業かもしれません。
記憶力は年とともにどんどん衰えるのですが、暗記型記憶は落ちても体験がらみのエピソード記憶は歳を取っても衰えない。したがって物事をエピソード化して覚えること、つまりその体験で感情が揺さぶられるように感じることです。テレビでも読書でも鵜呑みにせずにいちゃもんをつける習慣をつければいいし、人の話も何か質問するつもりで耳を傾けるといいでしょう。お金は残しておいても仕方ないので自分のために使い、運用も勉強するといいかも。
ここに書いたのはほんの一部でまだまだたくさんの感情の老化を予防するために習慣化するといいことが書いてあります。少しでも実践していけたらと思いますが、とりあえずキャバクラでも…