怪しい中年だったテニスクラブ

いつも半分酔っ払っていながらテニスをするという不健康なテニスクラブの活動日誌

残念な人の思考法

2011-01-15 07:40:00 | 
大学卒の就職がなかなか決まらない。いまだに半分ちょっととか言われている。
私の甥っ子も4年生の今になっても決まっていないみたいです。
思えば私が就職するときもオイルショックの後(もう40年近く前なんですね)で、前年と様変わりして就職難の年でした。当時は4年の9月が解禁で、大手のいいところは第一週の会社訪問で決まっていきます(もちろんその前から水面下の接触はあったのですが)。後になるに従って会社の規模が明らかに小さくなっていくのですが、なかなか決まらなくて大学の掲示板の前で呆然と面接の日程を眺めていると、同じように決まらない常連の顔ぶれが並んで寂しい限りです。そのうちに決まったとうわさを聞かないのに顔を見せない奴も出てきて、あいつどうしていると聞くと連続して面接に落っこちてショックで寝込んでいるなんてことになっています。
私もいろいろ受けてなかなか決まらない口で、面接で落っこちると何が悪いのかも分からず自分の人格が否定されたみたいで、落ち込んだ経験があります。最も面接も何回かやっているとこちらもすれてきて、多少余裕が出てくるとともに企業規模も小さくなってきて、一応最後は3社の内定をほぼ取り付けたのですが、今思い出しても悪夢のような日々でした。
甥っ子のもめげずにがんばってほしいものです。

これはそんな面接試験の前に読むといい本です。能力も意欲もあっても残念な結果しか残せない人。なぜ結果がいまいちなのか。そんな事例を豊富に織り込みながら述べています。
採用する立場での応募者の選別をどうするか、2秒で不採用の箱に入れられる履歴書、10秒で却下される志望動機とはどういうものか。具体的で説得力があります。
全体として著者のコンサルタントの経験をもとに具体的に書いてあるので非常に読みやすく、理論的に体系だってはいませんが、なるほどとうなずいてしまうところが満載です。結構売れていて続編も出たというのも分かります。
要は人生においても仕事においてもプライオリティをはっきりさせて、結果を残せるようにしようということなんでしょうが、採用面接の前にはぜひ一読しておくといいのではないのでしょうか。
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