怪しい中年だったテニスクラブ

いつも半分酔っ払っていながらテニスをするという不健康なテニスクラブの活動日誌

11月13日東山公園テニスコートは雨のため読書三昧

2022-11-15 07:14:01 | テニス
週間天気予報ではずっと日曜は雨でしたので、体は中止モードで戦闘態勢解除。
支度もせずにすっかりくつろいでいました。
しかし朝起きると曇り。薄日までさしています。

予報では前線通過するのが昼前で昼からは本格的な雨。

それでも9時過ぎまでは一向に雨が降る気配はない。
レーダー画像を見てみると11時前ごろには降り出すみたい。
降り出す前に買い物を済ませてしまうつもりで、一応傘を持ってスーパーまで行ったのですが、予報通り11時前から降り出してきました。
この日の予約時間の14時30分ごろには本降りになるみたい。

これはあきらめるしかないとLAINで中止のお知らせをして、一応東山公園テニスコートにはキャンセルの電話を入れておきました。
こうなると雨が降っているので出かけることも出来ずに、この日一日をどうしようか。
読書三昧で読もうとしていた本を読むしかないか。
と言うことで読んだのは、原田ひ香の「ランチ酒」と筒井康隆の「霊長類 南へ。」

原田ひ香という作家はまったく知らなかったのですが、NHKのドラマ「一橋桐子の犯罪日誌」を見たら結構面白かったので読んでみることに。まあ、松坂慶子の歳をごまかそうとしないおばあさん役が妙にはまっていて面白かったのですけどね。図書館で検索するとさすがにNHKドラマの原作は予約がかなり入っている。軽めなものですぐに借りれるものがこの「ランチ酒」でした。
勤務時間が夜から朝までの「見守り屋」の犬森祥子が仕事終わりの疲れを癒すべくランチに飲むお酒。お酒を飲みながら仕事で出会った依頼人の様々な人間模様に思いを馳せる。たいがい開店すぐの店に入り一人で至福のランチとお酒を堪能する。
私達もテニス終わりによくランチ酒をやっていますが、昼間に飲むお酒はどこか背徳的で体に沁みて美味しい。一人ではなくてみんなで大声を出して宴会モードで、周りの黙々と昼食を黙々と食べている人たちの顰蹙を買いながら飲んでいるのですけどね。
この「ランチ酒」はシリーズになっているみたいで2・3も出ているみたいなので順次読んでみようと思っています。
もう1冊の「霊長類 南へ」は筒井康隆の昭和40年代の作品。まだ中国が国連に加入できずに中華人民共和国を「中共」と呼んでいた頃、核開発を始めていて核保有国になったばかりの中国。新興国の核兵器の管理に危うさを感じていたのですが、ドタバタ劇の末、誤ってミサイルを打ち出してしまい、そこから世界中が巻き込んでの核戦争に。
そうなると世界は破滅していくしかないのだが、その時人類はどう行動するのか。欲望丸出しで混乱に混乱を重ねて滅んでいくのか。そこは筒井康隆なので露悪的に醜く生きていこうと感情剥き出しであがきだすと止まらない暴走する人間の姿をこれでもかと描いている。
ちなみに私の友人は高校生の頃この本を内容も知らずに図書館で借りようとして司書にこんな本を高校生がと説教されたそうです。確かに高校生には刺激が強すぎるみたいですが、図書館の司書がそんなことを言うべきではないというか言い方を考えないといけないでしょう。でもそう言えたのは司書も読んでいたことが分かります。
核戦争が起こってこのまま人類が滅亡する時に、日本人はどういう行動をとるのか、東日本大震災の時に秩序正しく行動した姿を知っているだけに慫慂と運命を受け入れていくのではと思う今日この頃です。ところでこの本を読んだのは最近の北朝鮮のミサイル連続発射とか核実験も行うのでは報道にその核管理の危うさを感じていたから。ロシアもいつ核を使うかと言われているのでその時に世界はどうするのかどうなるのか不安に思う時があり、記憶の片隅にあったこの本を思い出して、久しぶり(60年?)に読んでみました。


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