怪しい中年だったテニスクラブ

いつも半分酔っ払っていながらテニスをするという不健康なテニスクラブの活動日誌

株式ウインターセミナー2015

2015-03-15 08:39:28 | Weblog
名古屋証券取引所主催の株式ウインターセミナー2015に行ってきました。
今回の企業説明はブラザーとジャパンマテリアル。このセミナーで取り上げられる企業は名古屋証券取引所が自信をもって紹介するものでしょうから結構有望企業ばかりです。社長なり取締役が直接プレゼンテーションするのですが、特に社長が行う場合はその人柄がにじみ出てくることが多く、この人がいる間はいいかなと思えてくる企業が多いので楽しみです。実はここで取り上げられた企業の株を2社買っていて、今のところ2社とも倍とは言いませんがかなり上がってそこそこの含み益があります。
今回の2社はどうでしょうか。
まずは「ブラザー」。さすがにここは社長ではなくて浅井常務執行委員が説明。小池社長の話を直接聞きたかったのですが、あれだけの大企業だから無理か。

ブラザーは今絶好調なのですが、中期戦略計画の売り上げ7500億円をほぼ達成。先日は印刷会社のМ&Aを発表して売上高1兆円企業を目指しています。ところでブラザーと言えば創業がミシンなのですが、今やミシンの売り上げは7%、joysaundのカラオケのほうが売り上げは大きいのです。売り上げの大きいのがプリンター等の複合機で約70%を占めています。プリンターなどは国内よりもアメリカ、ヨーロッパで有名で、国内売り上げは20%しかありません。今期は工作機械が絶好調だそうで、スマホとかタブレットの加工用だそうで今や700億の売り上げ。
ちなみに為替ではドルで1円動くと売り上げで16億円、利益が数千万円動き、ユーロでは1円で売り上げで10億円、利益で7億円とか。ドルに対してはかなり為替ヘッジができているけど、ユーロにはそこまで手当てできていないと言うことでしょうか。
実は印刷会社のМ&Aを発表してから株価は急落したのですが、浅井さんの説明ではたまたま同時にユーロ安になって為替の影響で利益が減と思われたからとのこと。後で講演した鈴木さんはちょっと違う見解だったのですけど、大きく下がった今は買い時か?市場の予想は今回のМ&Aに厳しい見方なのですが、これがうまくいけばまたまた飛躍できるので、賭けてみるかと言うところなのでしょう。
続いて「ジャパンマテリアル」。

あまり知らない人が多いと思いますが、営業利益率20%超えと言う優良企業。
社長さん自らがプレゼンしましたが、社長さんが56歳定年退職後に平成9年創業したまだ若い会社です。
一部上場後も四日市の外れに本社を置き、定年なし、借金なし、赤字なしの3無いでやっています。目標は80台の現役部長とか。社長さんも昭和22年生まれですが、自分も体がもつ限り頑張ると言うことなのでしょう。
社長さんの語り口からは人柄がしのばれ、この人が元気なうちは大丈夫かなと思えます。
この企業は東芝とかジャパンディスプレイの工場のガスを中心にしたオペレーションをまとめて受注しています。このオペレーションはある意味ニッチな市場なので競合が少なく、安定した収益が見込まれ、これからも売上比率を拡大していこう(目標85%)と考えています。こういう特殊ガスと言うのは本当に儲かるみたいです。
ただ、東芝とかジャパンディスプレイ本体の工場がこけたらどうなるのか。シャープの例もあるのでここはちょっと心配。
ほかにテレビのテロップ技術について韓国の企業と提携してこれから売り上げを伸ばしていこうとしています。
さすが創業者と言うか、こうやって自分の言葉で語る社長さんの好感度は大です。
第2部は講演会で講師はおなじみの鈴木一之さん。実はこの人の講演が聞きたくて申し込んだのが実情。

トヨタや電機のベアがでて消費を盛り上げるので株価は2万円が近い将来の視野に入ってきた。リスクとしてはニューヨーク市場が利上げ絡みでぎくしゃくしているとかギリシャ危機とかユーロの量的緩和や国債購入によるユーロ安。
この株高はバブルではないかという説もあるが、日本の89年のバブルの時はPERは70倍。今は18倍なのでまだ大丈夫かな。
景気動向を見てみると今はネット取引が増えて株価がいきなり落ちてすぐに回復する傾向があるので、2012年から13年にかけての景気後退も戦後最短の後退になっている。
日本企業の収益は好調で2015年3月期で2%アップですが、これから原油安の効果が企業業績に出てくるので2016年3月期では15%を超える予想とか。
業績を考慮した選択が必要になるのですが、この日は5のカテゴリーに分けて60の企業を紹介しています。
注目銘柄の視点としては
1連続増配の意欲のある「花王」型
2利益率の持続的な改善している「オリエンタルランド」型。ところでここで取り上げられている10社を見ると利益率は高くて10%、ジャパンマテリアルの20%と言うのは驚異的です。
3ニッチ市場を独占している「空港ビル」型。ここはよく研究する余地があります。
4豊富な現預金を持っている「ファナック」型。
5革新的な技術を持っている「ユーグレナ」型。ユーグレナを知らない人も多いのですがミドリムシから油を取り出す技術で注目されているところだったかな。iPS細胞関連の「アイロム」とか「アステラス」、人口光合成の「東芝」とかですが、これはかなり先行投資?うまくいけば大化けするのでしょうが途中でポシャってしまう可能性もありでしょう。
ここは強気で銘柄を選んでみましょう。

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「資本主義の終焉と歴史の危機」水野和夫

2015-03-13 07:22:48 | 
かつては私の学んでいた大学では、経済学原論はⅠとⅡがあり、近代経済学とマルクス経済学がどちらも必修単位でした。
今となっては、マルクス経済学は見る影もないのですが、その分資本主義を大きな目で俯瞰する理論が消えてしまった気がします。こうしてみるとマルクス経済学なるものはソビエト連邦という社会主義国があったからこそ政治経済学として成り立っていたもので、理論経済学としては価値がなかったものということになるのでしょうか。マルクスの言葉を微にいり細に入り検討して精緻化されたにもかかわらず現状分析にほとんど無効だった経済学というのは何だったかと思います。でも大きな目で歴史の流れを俯瞰するにはいまだ有効性のあるツールとは思っているのですが、歴史的必然性などという盲信をはぎ取ってのあくまで分析手段としての一つのツールです。
で、最近の経済書を見るとアベノミクスに賛成反対というものばかりで、長期予想と言っても1年後?そんな中でも水野和夫は超長期の視点から資本主義というものを眺めその現在と未来を俯瞰しています。
この本は週刊ダイヤモンドで2014年の経済書ランキングでベスト1をとったもの。新聞などの書評でも取り上げられていて、図書館でも予約が殺到。決して流行の売れる本ではないと思うのですが、私は年末に予約して2月以上待ってやっと先日借りることができました。

この本で資本主義を見る時のキーは「金利」。
キリスト教から利子が公認されて以降、金利の推移を見ていくと長い16世紀の利子率革命があり、今は21世紀の利子率革命の時期にあたる。利子率は資本利潤率と同じもので、16世紀にはジェノバで山のてっぺんまでブドウ畑となり投資が隅々まで行き渡って革命と言えるほど利子率が低下した。投資先がなく資本主義が資本主義として機能していない状態だったのです。
この16世紀の利子率革命では、ヨーロッパの陸の国スペインの時代から海を制したイギリスへの覇権の交代があり、新大陸などからの収奪という空間革命がおこります。海の支配を通じて先進国は途上国を支配収奪することによって、市場規模を拡大し資本利潤率=利子率を確保していったのです。
ところが20世紀後半には先進国と新興国が一体化してきて資源価格も自由にならなくなり一方的な収奪ができなくなってきました。地理的物的空間としては徐々に先進国としてのフロンティア、辺境がなくなってきたのです。
ここで20世紀末になり新たなフロンティアとして「電子・金融空間」が現われます。グローバリゼーションの名のもとに国際資本が国境を自由に超え、レバレッジを高めることによって金融による利潤の極大化を目指すということが起きました。その額はおよそ140兆ドル!回転率を考えると金融経済はこの何倍かの規模になるのですが、世界の実物経済は74.2兆ドルとか。
このグローバリゼーションは「中心」と「周辺」の組換え作業でした。途上国が成長して新興国になるとともに新たな自国の中の「周辺」としてアメリカのサブプライム層を、日本の非正規社員を、EUにおけるギリシャ(ギリシャについては著者の表現ですが少し異論があります)を必要としたのです。
しかしその電子金融空間もリーマンショックで崩壊してしまいました。
そこでバブル崩壊後の状況を打破するために日本をはじめとしてアメリカも量的緩和を導入するのですが、その結果は21世紀の利子率革命です。余剰マネーは世界を駆け回っているのですが、利益をもたらす投資先はなく行き場を失っています。新興国に過剰な設備投資が行われ、おそらく頻繁にバブルとその崩壊が起こるのでしょう。成長率が低下してきている中国はそろそろ弾けるかもしれません。
日本について言えばアベノミクスで量的緩和をやってもなかなか設備投資は増えません。あえて言えば現在の日本ではもはや需要をけん引する買うべきものがなくなっているかもしれません。成長を前提とした資本主義のシステムが終焉を迎えているのでしょうか。
ところで資本主義の誕生と16世紀の利子率革命については、経済史の議論では突っ込みどころ満載と言うか先人の分厚い論考があります。スペインが陸の大国と言うのはどうかと思われますしオランダ、イギリスがスペインからヘゲモニーを奪うことができたのは重商主義による国内産業の振興を伴ったからなのか簡単には割り切れません。収奪できる周辺が必要であり、絶えず周辺としてのフロンティアを求めていたのは確かだったのですが。
著者はすでにフロンティアがどこにもなくなった以上、資本主義は終焉すると言っています。ただしそこからどういうシステムが生まれるかについては正直にわからないということですが、ゼロ成長社会が定常社会になるのではとだけ言っています。
無理やり「周辺」を作るのではなく、「必要なものが必要な時に、必要な場所で手に入る」ゼロ金利、ゼロ成長の豊かな社会を実現できればということです。それを支える政治体制、思想、文化の姿をもたらす思想家の出現が待たれます。
新書版200ページばかりの本ですが、中身は本当に濃いです。為替がどうとか貿易赤字がどうとかという些末な議論ではなく、歴史の中での現在の位置づけを考えさせられます。
しかし、資本主義の終焉をうたっているにもかかわらず、その後の展望を明確に示せないという限り、資本主義の延命策を探る議論を止めれないとも思いますし、延命策はそれなりに意義はあるとも思います。。
ところで最近「21世紀の資本」で話題のピケティは、膨大な各国のデータをもとに資本利益率>成長率を実証して、格差はどんどん拡大するので資産課税を提言しています。野口悠紀雄など日本には当てはまらないという意見も多いのですが、この場合利子率=資本利潤率とすると今までの議論と合わないような気がします。少なくとも21世紀に入っての利子率革命の時代はどう説明するのでしょうか。大部のピケティの本を読んでいないのにこんなことを言うのもなんですけど。
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ウイメンズマラソンは好天下すごい人でした。

2015-03-09 19:59:12 | Weblog
仕事柄ウイメンズマラソンのスタートに立ち合いました。
幸いなことに天気にも恵まれ、マラソンには少し暑いくらいのぽかぽか陽気。
8時15分にナゴヤドームに集合でしたが、地下鉄はランナーで栄から超満員。みんな荷物を持っているので余計混み合います。当然ながら圧倒的に女性が多いのですが、みんなこれから走るので電車の中が脂粉の臭いでいっぱいということはなくどちらかと言うとサロンパス系か?
地下鉄のドーム前を降りるとさらにすごい人。改札前で待ち合わせているグループもあり混乱に拍車をかけています。海外からの参加者か国旗とツアーの旗の下で集まっている人もいます。今回は海外からの参加者が千人を超えたとか。ホノルルマラソンみたいになってきています。
地上に出るのもエスカレーターは止まっていて押さないでと言われながら階段を歩いていきます。

ドームまでの道から見ると周辺の道路は通行止めでランナーが集まってきています。
人の波に押されながら、どちらへ行けばいいのか戸惑いながらも身分証を示しながらやっと受付へ。

9時に車いすマラソンがスタートして9時10分にはマラソンスタート。
スタート地点周辺はすごい人で人の隙間からしか見れませんでしたが、先頭はすごい勢いで走っていきます。
ところが参加者はそこから尽きることなく続きます。最後の人が出発するまでに20分ほどかかっていました。後ろのほうはもう記録は関係なく完走できればいいと言うことなのか奇抜な衣装にしたり着ぐるみを着たりという人もいます。
何故かおじさんらしき人も走っていたのですが、これは医療救護班のランナーでした。
すべてスタートしてから、10時10分からシティマラソンがスタートします。
スタートゲートはすぐに表示を変えなくてはいけないので大忙し。

こちらは市長がスターター。
ハーフとクオーターなので衣装が奇抜とか着ぐるみとかはずっとこちらのほうが多い。お祭り騒ぎの雰囲気です。

でも道路で応援する人はマラソンと比べるとだいぶ減っています。
こちらもスタートしてもランナーが延々と続き、最後までに20分ほどかかりました。

その後はマラソンの実況中継を見ていたのですが、終始淡々と走っていたバーレーンの選手が優勝。

日本人では前田彩里が3位。記録も2時間22分台の好成績。東京オリンピックに向けた新しい次世代のヒロインになるのでしょう。でもよく頑張ったのですが、日本人歴代8位。野口みずきや高橋尚子の記録には遠く及びません。いかに高橋とか野口が強かったかと言うことですね。
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3月7日東山公園テニスコートは二人だけ

2015-03-07 21:13:26 | テニス
週間天気予報では雨でしたが、いつの間にか曇りの予報になっていました。
朝起きてみたら予報通りの曇り
は厚くていつ降ってきてもおかしくない天気。
午前中に図書館に行ったのですが、神宮東公園の梅は大分咲いてきました。
紅梅は満開の木もあります。白梅は少し遅くて五分咲きぐらい。

一応写真にとっておこうとすると同じように写真を撮っている人がちらほら。
紅梅は尾形光琳の絵のような趣があります。
お昼前頃に雨がぽつりぽつり落ちてきたのですが、13時40分に家を出る時にはひとまずやんでいました。
妙見町行きのバスに乗って東山公園テニスコートへは5分遅れて着いたのですが、ホワイトボードにはわがクラブの名前が無い。よく似たATCの名前があったのですが時間が違う。書いてないのかとぐるりとテニスコート全体を回っていったのですが誰もいない。
どうやら誰もいないみたい。時間と場所を間違えたのかと家に電話して確かめたのですが、ここで間違いない。
雨は降っていないし、風もなくて気温も12度とテニスにはいい日なのに。

仕方ないので15分遅れで受付をしたら「お待ちしていました」と言われてしまいました。受付の人もドタキャンと心配していたのでしょう。一応山の上の13番コートを確保しました。
一人では仕方が無いので森の熊さんとはげ親父にメールをしたのですが、森の熊さんは欠席との返事。はげ親父は返事が無いので壁打ちでもしばらくやって帰ろうかと思ったらはげ親父が登場
二人だけですが、とりあえずテニスができます。それでは乱打をしましょう。
二人だけだとラリーをしても休みが無いので疲れます
15分ほどやって一休み。
はげ親父は早くもビールが飲めるようで持参してきました。なんでも自己導尿セットももらって1回は家でやってみたとか。
私も新製品のビール(かおるプレミアムモルツ)を持参してきたのでまずそちらから飲んだのですが、痛風の気があるはげ親父はキリンのプリン体ゼロの新製品。プリン体ゼロの製品は各社出しているのですがこれが一番まともとのことでしたが、本物のビールの後に飲むとこれは正真正銘のまがい物でした。何か香料で無理やりビールらしくしたみたい。これだけ飲むといいと思うのですが本物のビールの後ではだめですね。
結局この日は二人で500缶と350缶の2本だけでした。
この後二人でシングルの試合をしたのですが、結構競り合ったゲームばかりでしたが全部サービスをブレークして1:2。シングルと言うのは相手を振り回せばいいのですが、カバーする人がいなくて全部自分で走らなければいけないので、1ゲームやると息が上がってしまいます。
4ゲーム目ははげ親父のサーブなのですが、このころから雨がぽつぽつ落ちてきました。こちとらは息が上がったままで最後は力尽きてブレークできず
結局1:3で雨天終了。ぐやじい~
本当はこのブログに書きたくもなかったのですが、ちゃんと書いておくようにと言うオファーもあり悔しいけどかいています。多分もう少し続ければ逆転できたのでしょう。
結局3時40分に終了して、バスは行ったばかりなので地下鉄で八事日赤から帰りました。


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「ボケない100歳2309人がやっていること」白澤卓二

2015-03-06 07:20:25 | 
「大・大往生」を読んで、もうそろそろ人生の棚卸を考えなくてはなどと言っていたにもかかわらず、煩悶だらけの自分です。まだまだ人生に未練ばかりで少しでも長く生きていたいと言うのが本音。図書館で題名にひかれて思わずこの本を手に取ってしまいました。

この本は「元気な百寿者」2309人を調査して、そのデータやエピソードをベースに共通する習慣を解き明かしたものです。
ところで100歳以上の人は小さいころから頑健化というとそうでもない。結構年少期は虚弱だったという例があります。40歳になったら自分の顔に責任を持てと言われますが、40歳からの寿命は自分で作るということで、還暦を過ぎた私でもまだ大丈夫でしょうか。どうも人生の棚卸をする前にまずは生活習慣と心がけを変えてみたほうがいいようです。
この本の最初には「寿命チェックシート」があります。男性は73歳から初めて大学卒業していたら+1歳とか祖父母の内で一人でも寿命が85歳を超えた人がいたら+2歳、誰かと同居していたら+5歳、部屋でボーっとしていたり、テレビを見たりする時間が長いなら-3歳とか項目に従って該当すればプラスマイナスすると寿命の目安が出る。やってみると自分は幸せと思えるかどうかとか性格とかは判断に迷うのですが、ひとまず決めてみると90歳。父は91歳まで生きたのでこんなもんか。まだ30年ばかりあるので少し心強く思いました。
ではボケない100歳の人はどんな食生活なのでしょうか。常識的なのですが、1日3食何でも食べています。基本は腹八分目で痩せるも太るも20代プラスマイナス5キロまでというのは20代のころは本当に痩せていたのでちょっと厳しいかな。100歳を超えた人に肥満の人はいませんと言われると妙に納得しますけどね。
老けない100歳の心の共通点とは、「万事クヨクヨしない」と言われるととかく根暗でくよくよする性格な私としてはどうすればいいのとなります。今が一番幸せと思い働き続け、思いやることができればいいというのですが、65歳を超えてもどう働き続けるのか今から何か考えておかないといけないのでしょうか。
とにかく笑うのはいいというのは、私としてはお笑い番組好きなのでまあいいか。
いくつになっても色気を失わずに心ときめかせることができればいいそうですが、こちらはそう思っても誰にも相手にされなければ如何ともし難いですよね。
さびしがりやはボケるそうですが、客観的に見てさみしい人生になる可能性はあるのですからね。ひとまず嫌われてもできるだけ触れ合いを求めてタッチする、70歳を過ぎれば多少のことなら警察には突き出されないかも…
運動はいつから始めても遅くないそうですし。歩けるうちは歩いて、手と足と動かさないと錆びついてしまいます。好奇心を持って新聞は毎日じっくり読みカラオケを楽しみ旅行もする。こうしてボケずの100歳長寿の人たちは、生ききったからでしょう、もだえ苦しむだけの余力も残ってないのかみんな安らかな旅立ちです。
まあ書いてある内容はある意味常識的というかいろいろなところでよく言われていることで、見出しだけ見ていればほぼ何が書いてあるか分かってしまうのですが、データをもとに検証されているので説得力があります。肩ひじ張らずに気軽に読めますので長生きしたい人は一度読んでみてはどうでしょう。見出しだけをザーッと読むのなら本屋で立ち読みで十分です。
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「大・大往生」鎌田實

2015-03-04 07:22:50 | 
何か永六輔の「大往生」のさらに上を行くような題名ですが、その永六輔が帯を書いています。
鎌田實流「死を語る」なのですが、いつもながら独特のユーモアにくるまれていて、笑いと涙ありであたたかな余韻に浸りながら読み終えることができます。

こんな本を書く気になったのも著者が65歳になり、そろそろいろんな店閉まいのための準備を始めたこともあるみたいです。得意だったスキーで腓骨粉砕骨折をしたというのも肉体的衰えをいやおうなしに突き付けたかもしれません。
私もこの2月で61歳になり年金受給世代に突入しました。図書館で思わず手にとって借りてしまったのも何か求める心があるのでしょう。そういえば椎名誠の「死について考える」もついこの間読んだのでした。
自分的にはまだまだ人生の元は取っていないとは思っていますが、そろそろいろいろ棚卸が必要な時期に差し掛かっては来ています。生物的にはいつ血管が詰まってもはちけてもおかしくないでしょうし、悪性新生物に浸潤されていてもおかしくありませんし、いつ事故に遭うかもわかりません。現に親しい年下の人でも理不尽にも鬼籍に入った人もいます。
それでも60歳を過ぎても死は怖くてたまらないのですが、死を学べば自由になり、いつかきっと怖くなくなる…
人間は死ぬとき4つの痛みがあるという。
「体の痛み」今はきちんと緩和ケアをすれば肉体的苦痛はかなり取り除かれるみたいです。
「心の痛み」受容できるまでには「なんで」という恨みとか恐怖にさいなまれるでしょう。
「社会的な痛み」社会の中で自分がやり残したことがあると心が痛むこと。
「スピルチュアルな痛み」この世からいなくなることの悲しみ、魂の懊悩。
自分の人生を生ききり後悔の残らないように歩んでいけば、スピリチュアルな痛みも和らぐかもしれない。でもそれって煩悩だらけの凡人には結構むつかしいよね。
死を受け止めるための練習という章で「カマタの遺書」が書いてありましたが自分の考えをまとめて書くということは大切ですが、今はこうでも先のことはわからないし、延命治療については家族は家族で本人とはまた違う思いがどうしてあります。
人工呼吸器などいらないし胃ろうなどは措いてくれるなと書いてあるのですが、助かると思う時は最善を尽くすのが周りの愛する人の思いです。
父は脳溢血で倒れて嚥下障害になり結局胃ろうを置きました。もちろんリハビリも行ったのですが、高齢ということもあり意欲もなく状況は改善しませんでした。経管栄養では家に帰ることもできず、結局胃ろうという選択になったのですが、認知は進んでいたとはいえ意識はあり受け答えもできる中では必要だったと今でも思っています。経管栄養は嫌がって何回も外してしまうし、リハビリも効果なく経口摂取はできないとなると、嚥下できないならもう栄養が取れずに衰えていくだけですとは言えませんでした。
結果は父は自宅へ退院でき1年半以上を自宅で過ごすことができました。少しでもリハビリになるかとスプーンでお酒も飲ませたのですが、あれだけ酒好きな父もスプーン3杯でもういいと限界。父本人にとってあの1年半は幸せだったのかと今でも自問自答しているのですが、家族にとっては胃ろうと選択は間違っていなかったと思っています。
この本にはいろいろな人の最後の姿が書いてありますが、改めて自分の人生の棚卸をどうするか考えさせられました。
自分の人生を振り返ってみるといろいろ恥ずかしいことも多く喜びも悲しみも怒りもありますが、今現在は私が知り合った人のすべてに感謝してお別れできればと思っています。
ところで最後の章で菅原文太さんのことが取り上げられているのですが、この本の出版は2013年7月。文太さん、昨年亡くなったのですが、この部分は図らずも素晴らしい追悼文になってしまいました。私は高倉健の網走番外地とか昭和残侠伝シリーズなどはテレビ放映されたものしか知らないのですが、仁義なき戦いは同時代として封切りで見ていてよりシンパシーを感じていました。この本に書いてある文太さんも限りある生を自分で決めて精一杯生きていこうとした覚悟は格好いい。
でも私ならやっぱり覚悟もできずにジタバタして喚きちらし、泣き暮らし、恨み言を言いながらかもしれません。そんな格好悪い姿を見せるのも一つの生き様…
まだまだ修行が足りません。
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2月28日瑞穂公園テニスコートの後は寂しく二人

2015-03-02 07:23:51 | テニス
結局終わって森の熊さんとはげ親父は帰ってしまったのでヤッターマンと二人でしげすしへ行きました。
二人だけと言うことで売り上げを思ってか大将も少し寂しそう。
まあ、奥のテーブルに座ってまずはビールを1本。二人で乾杯しますが、私の手が震えたのかこぼしてしまいました。いよいよ末期症状か…
まずはお勧めのカマスの塩焼きを頼みますが、焼けるまでに時間がかかるので白身の刺身を。

この日の白身はというと「鱸」。
ビールはすぐに飲んでしまったので、今度は少しだけ残っていた「銀座のすずめ」をお湯割りにして2杯。
実は3月4月は瑞穂公園テニスコートが当選していないので、しばらくしげすしへは来れません。残りは少しだけだったとは言えキープした焼酎は全部飲んでおかないと。
塩焼きが出てくるまでに大将が大根の煮物をサービスで出してくれました。

焼酎も飲んでしまったので、今度は「明眸」を2合。燗かと思ったら冷でした。

瀬戸のお酒で純米酒です。確か経営が傾き今は「空」を作っている関谷酒造の傘下になっています。
そうこうしていると「かますの塩焼き」が出てきました。

フェイスブックにもおすすめとなっていた特大かますです。
出てきたら本当に特大でさらにはみ出すほど。大将が珍しいからと8匹ほど仕入れてきたそうです。二人で食べると食べきれないほどで食べごたえがあります。大きいだけにカマスにしては脂がのっているのですが、本来旬は夏なのでしょうか、この時期でもこんなのが獲れるんですね。
結構おなかがいっぱいになるので他に肴は頼まなくてもいい。これは店にとってはどうなんでしょう。大将もそこら辺を危惧してあまり仕入れなかったとか。私たちが頼んで完売しホワイトボードからも消されました。
カマスをつつきながらお酒をもう1本。きゅうりの糠漬けがサービスで出てきたのですが、ヤッターマンは漬物は食べない。私もあまり食べないのですが、出てきたものは食べると言うことで一人でつまみます。
〆はバッテラ。

最後にフルーツが出てきておなか一杯になったところでお勘定。
5990円の一人3000円でした。
帰る時にカメラを忘れないようにしないと。


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2月28日瑞穂公園テニスコート

2015-03-01 10:27:54 | テニス
この日は雲は多少ありますが朝から晴れ
2月は30日がないのでイオンの5%割引は27日と28日の2日間。
混む前にヨーグルトとかジュースを買いに行ったのですが、隣のマンションの公開空地を歩いていると犬の散歩をしていた居住者らしきおっさんが通路ではないぞと怒鳴ってきた。はじめは自分に言われたとも思わなかったのでスルーしたのですが、よくよく考えると私に向って言ったみたい。公開空地なのに文句あるのかと言えばよかった。そもそも公開空地を設定することで建築基準法上の容積率の緩和をされているはずで、文句があるのなら緩和分を壊せと言うことでしょう。どうも公開空地は自分の庭だと思っていて人が通るのが許せないみたいですが、どこにでも強欲なバカはいるものです。
さてイオンで買い物をするとレジで会計しているじいさんがカードを忘れただの持ってきたはずなのと散々ガタガタした挙句割引にならないなら取り消すとなったところでカードが出てきた。おかげですぐ後ろに並んでいる私は他のレジに回ったほうがずっと早く会計できたのにしばらく待たされ舌打ちしたい気分なのにじっと我慢。待たしているのは分かっているのだから会計を済ませた後に後ろの人にすいませんでしたの一言も言えないというのは全く気配りのないじじいでした
ところが自分の会計の時にもカードを間違えて出してしまいいったん取り消しにしてから再度会計。こちらも同類項でした。でもちゃんとレジの人と後ろの人にどうもすいませんと言いました。
どうも気分が悪い日となったので、このままテニスに行ってはいけないとお昼に録画していた「アメトーーーク」を見て大笑いしていたらとめられずに少し遅れて1時50分過ぎに家を出る
5分ほど遅れてコートに着きましたが、この日は9番コート。
風もなく春らしい日でした。ウイメンズマラソンも近いのでいつもにもまして川沿いを走っている人がたくさんいます。

山崎川の桜も蕾が膨らんできました。

コートでは森の熊さん、はげ親父、ヤッターマンの3人が乱打をしています。
え~、3人だけ。
OBさんは仕事で今週、来週は来れない。1059さんは愛するかみさんとイタリアへ行っているそうです。
すぐに乱打に入りしばらくやります。
乱打の後一休みして4人なのでじゃんけんすることもないのですが、一応じゃんけんして試合に。
最初は森の熊さんと組んでヤッターマン、はげ親父組と対戦。
どうも最初だからと言うわけではないのですが、ミスの連発でサーブもまともに入らないと言う情けない状態。いいところなしでなすすべもなく0:4の完敗
一休みしてビールでも飲もうとなるのですが、なぜかはげ親父は飲まない。聞くとタケちゃんマンと同じ症状で1週間に3回導尿したとか。最初は月曜日だったそうですが、お昼に膀胱がパンパンになって泌尿器科にかかって導尿したそうです。800㏄出たとかでよく頑張りましたねと医者にほめられたとか。さらに薬を飲んでいたにもかかわらずその後も出なくなった日があり結局週に3回の導尿に。念のために自己導尿のキットをもらっておけばといいのに、やはり痛いのでやりたくないとか。と言うことで暫く禁酒を宣言しています。
試合はこのままではいけないともう一度森の熊さんと組んでヤッターマン、はげ親父組と対戦。今度は多少修正してミスを減らし一進一退となりそれでも勝つことはできず2:2の引き分け。でも調子は上向きです。
合間にヤッターマンと二人でビールを飲みます。この日は500缶を2本だけ。
今度は組み替えてヤッターマンと組んではげ親父、森の熊さん組と対戦。今回もヤッターマンの動きは素晴らしく森の熊さん、はげ親父を圧倒。結果は4:0の完勝で私の貢献はわずかと言えどもリベンジを果たしました。
ここでもう一度同じ組み合わせで再試合。
今度も病気持ちの二人を圧倒する勢いで3ゲーム連取。これはもう一度パーフェクト勝利と慢心が出たのか、最後のはげ親父のサーブゲームはデュースまで縺れたのですが、結局このゲームは落としてしまい、それでも3:1で勝利。
ここで時間切れでコート整備をして終了。
この後いつものしげすしへ行くのですが、さすがにはげ親父は行けば飲んでしまうので×。森の熊さんも同じく×。
寂しく二人で行くことになりました。
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