こんにちは。
販促コンサルタント、藤田です。
本日2回目の投稿です。
この<コピーライターになりたいか>というカテゴリーでは、50回連載限定で、コピーライターになりたい人や、キャッチコピーを作りたい経営者の方向けにコピーとは何だということを解説しています。
かつてメルマガで配信していたものの再録ですが、貴重なアドバイスが含まれていますので、読んで損はありません。
(なお配信は原則毎週1回月曜日にと思っていますが、基本的にランダム配信です)
それでは第9回目です。
9.メモ、メモ、メモ、メモる
メモ、メモ、メモ、メモ、メモ・・・・・・・早口言葉ではありません。何でもメモしようと言うことです。今回のテーマです。
よく尋ねられることがあります。
それは、「アイデアの引き出し、いくつ持っていますか」って。いわゆる、よく言われる「引き出し」。まあ、商品で言えば、在庫ですね。それも優良な在庫。使えないような在庫は、棚卸で死に在庫として処分されます。いい在庫をどれだけもっているか、またできるだけいろいろな傾向の在庫を持っていた方がいいのだ。というのが今回のテーマです。
それを『キャッチのキラーフレーズ』
と名づけてみました。
必殺のコピーに持っていくまでの、それの基本のスタイルとしてのコピーですね。それをいくつ持っているかで、コピーライターの価値は決まる。というわけです。
それでは、どのようにしてその引き出しに、たくさん、いろいろな種類のアイデア、フレーズをストックしていくか。
それは簡単ですが、時間がかかります。
まず、どんなときでも、浮かんだフレーズをメモる。テレビを見ているときにタレントがふと何気なく言った言葉でも、あなたの感性に引っ掛かったら、それをメモる。誰かの会話の中の言葉が、チクッとあなたのどこかにあたったら、それをメモる。電車の中吊り広告のキャッチで、気に入ったものがあれば、それももちろんメモる。子供の作文や詩には、大人では思いつかないような面白い表現が、たくさん出てきます。それもメモる。
メモ、メモ、メモ、メモ、メモ・・・・・・
しかし、ちょっと待って。あなたはどういう基準でその言葉なり、フレーズをメモしますか。
それにはやはりあなたの感性が必要ですね。
毎回言っています。
<<自分自身の考え方、社会に対する自分の確固としたスタンスを持つ、たいそうに言えば自分の哲学、思想を持つのが大切だということ。>>
やはりこれにいつもなるのですね。僕の言いたいことは。
それを持つことができたら、半ば以上はコピーライターとしては一人前に近づきます。
今回は、とにかく何でも自分の感性のどこかにチクッと触れたら、
→→→メモしよう。
ね。
<例文>
命は大切だ。命を大切に。
そんなこと何千何万回言われるより「あなたが大切だ」
誰かがそう言ってくれたら
それだけで生きていける。
このコピーは、数年前の公共広告機構(今のAC)のコピーで、ラジオでも同様に、女優の栗山千明がナレーションしていました。聞いたことはなくても、新聞でもときどき掲載されていたので、一度は目にしたことがあると思います。
あなたならこの文章のどの言葉、どのフレーズに、引っ掛かりますか。ひとそれぞれに引っ掛かってくる言葉、フレーズは違います。それがあなたの個性です。
そのフレーズ、言葉から、あなたのコピーライターとしての考え方を基本にして、ひとつのヘッドライン、キャッチフレーズを作ってください。
それが『キラーフレーズ』になります。
ちなみに僕は上記の文章の「誰かが」に引っ掛かりましたので、この文章を選びました。
せっかくいいコピーなのに、『あなたが大切だ』と言ってほしいのは『誰かが』じゃなくて、私に『あなたが大切だ』と言ってほしいのは、特定の人なんです。
『たった一人でいいから、あなたさえ、私の一番愛しているあなたに』言ってほしいのです。
そこまで書いてしまうと、文章が長くなり、ヘッドラインとしても機能が薄れるから、『たった一人でいいから、あなたさえ、私の一番愛しているあなたに』を『誰か』にしてしまったのではないでしょうか。
欲を言えばわたしは、やはり『誰か」ではなくて、ここでは「たった一人でもいいから」にした方が、コピーとしての迫力は増すのではないかなと思いました。
あなたなら、どのように、この素晴らしいコピーを、さらに素晴らしいものにできるでしょうか。やってみてください。
上記は、キラーフレーズとは、ちょっと違う感じのものになってしまったようですが、このコピーのキラーフレーズは、『それだけで生きていける』です。
『それだけで生きていける』
このコピーがあると、いろいろなものに応用がききます。
たとえば、
『君さえいれば、それだけで生きていける』
『この辞書さえあれば、それだけで生きていける』
頭に商品名を入れれば、ちょっと極端な表現になりますが、結構強い訴求力の持ったキャッチコピーが完成します。
『○○さえあれば、それだけで生きていける』
こういうときは、ボディコピーで、さりげなくちょっと言い訳するんです。「というのはちょっと大げさですが、私たちは、本当に考えています」というように、ね。
コピーの、ちょっとしたレトリックです。
<10>へつづく。
それでは今日はこれで。
あなたの一日が今日もいい一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。
下記のメルマガ「売れるキャッチコピーを作ろう」をぜひお読みください。
売れるキャッチコピーを作ろう
毎日たくさん出される広告のキャッチに注目して、気になったもの、気に入ったものをピックアップして解説しています。土、日曜日を除く毎日配信中です。
もちろん無料です。
今すぐにアクセスして、登録してください。
群馬県前橋市天川大島町186-25
藤田販促計画事務所
http://www.shakatsu.co
E-mail:k1948f@nifty.com
TEL.027-261-6671(FAX.同様)
販促コンサルタント、藤田です。
本日2回目の投稿です。
この<コピーライターになりたいか>というカテゴリーでは、50回連載限定で、コピーライターになりたい人や、キャッチコピーを作りたい経営者の方向けにコピーとは何だということを解説しています。
かつてメルマガで配信していたものの再録ですが、貴重なアドバイスが含まれていますので、読んで損はありません。
(なお配信は原則毎週1回月曜日にと思っていますが、基本的にランダム配信です)
それでは第9回目です。
9.メモ、メモ、メモ、メモる
メモ、メモ、メモ、メモ、メモ・・・・・・・早口言葉ではありません。何でもメモしようと言うことです。今回のテーマです。
よく尋ねられることがあります。
それは、「アイデアの引き出し、いくつ持っていますか」って。いわゆる、よく言われる「引き出し」。まあ、商品で言えば、在庫ですね。それも優良な在庫。使えないような在庫は、棚卸で死に在庫として処分されます。いい在庫をどれだけもっているか、またできるだけいろいろな傾向の在庫を持っていた方がいいのだ。というのが今回のテーマです。
それを『キャッチのキラーフレーズ』
と名づけてみました。
必殺のコピーに持っていくまでの、それの基本のスタイルとしてのコピーですね。それをいくつ持っているかで、コピーライターの価値は決まる。というわけです。
それでは、どのようにしてその引き出しに、たくさん、いろいろな種類のアイデア、フレーズをストックしていくか。
それは簡単ですが、時間がかかります。
まず、どんなときでも、浮かんだフレーズをメモる。テレビを見ているときにタレントがふと何気なく言った言葉でも、あなたの感性に引っ掛かったら、それをメモる。誰かの会話の中の言葉が、チクッとあなたのどこかにあたったら、それをメモる。電車の中吊り広告のキャッチで、気に入ったものがあれば、それももちろんメモる。子供の作文や詩には、大人では思いつかないような面白い表現が、たくさん出てきます。それもメモる。
メモ、メモ、メモ、メモ、メモ・・・・・・
しかし、ちょっと待って。あなたはどういう基準でその言葉なり、フレーズをメモしますか。
それにはやはりあなたの感性が必要ですね。
毎回言っています。
<<自分自身の考え方、社会に対する自分の確固としたスタンスを持つ、たいそうに言えば自分の哲学、思想を持つのが大切だということ。>>
やはりこれにいつもなるのですね。僕の言いたいことは。
それを持つことができたら、半ば以上はコピーライターとしては一人前に近づきます。
今回は、とにかく何でも自分の感性のどこかにチクッと触れたら、
→→→メモしよう。
ね。
<例文>
命は大切だ。命を大切に。
そんなこと何千何万回言われるより「あなたが大切だ」
誰かがそう言ってくれたら
それだけで生きていける。
このコピーは、数年前の公共広告機構(今のAC)のコピーで、ラジオでも同様に、女優の栗山千明がナレーションしていました。聞いたことはなくても、新聞でもときどき掲載されていたので、一度は目にしたことがあると思います。
あなたならこの文章のどの言葉、どのフレーズに、引っ掛かりますか。ひとそれぞれに引っ掛かってくる言葉、フレーズは違います。それがあなたの個性です。
そのフレーズ、言葉から、あなたのコピーライターとしての考え方を基本にして、ひとつのヘッドライン、キャッチフレーズを作ってください。
それが『キラーフレーズ』になります。
ちなみに僕は上記の文章の「誰かが」に引っ掛かりましたので、この文章を選びました。
せっかくいいコピーなのに、『あなたが大切だ』と言ってほしいのは『誰かが』じゃなくて、私に『あなたが大切だ』と言ってほしいのは、特定の人なんです。
『たった一人でいいから、あなたさえ、私の一番愛しているあなたに』言ってほしいのです。
そこまで書いてしまうと、文章が長くなり、ヘッドラインとしても機能が薄れるから、『たった一人でいいから、あなたさえ、私の一番愛しているあなたに』を『誰か』にしてしまったのではないでしょうか。
欲を言えばわたしは、やはり『誰か」ではなくて、ここでは「たった一人でもいいから」にした方が、コピーとしての迫力は増すのではないかなと思いました。
あなたなら、どのように、この素晴らしいコピーを、さらに素晴らしいものにできるでしょうか。やってみてください。
上記は、キラーフレーズとは、ちょっと違う感じのものになってしまったようですが、このコピーのキラーフレーズは、『それだけで生きていける』です。
『それだけで生きていける』
このコピーがあると、いろいろなものに応用がききます。
たとえば、
『君さえいれば、それだけで生きていける』
『この辞書さえあれば、それだけで生きていける』
頭に商品名を入れれば、ちょっと極端な表現になりますが、結構強い訴求力の持ったキャッチコピーが完成します。
『○○さえあれば、それだけで生きていける』
こういうときは、ボディコピーで、さりげなくちょっと言い訳するんです。「というのはちょっと大げさですが、私たちは、本当に考えています」というように、ね。
コピーの、ちょっとしたレトリックです。
<10>へつづく。
それでは今日はこれで。
あなたの一日が今日もいい一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。
下記のメルマガ「売れるキャッチコピーを作ろう」をぜひお読みください。
売れるキャッチコピーを作ろう
毎日たくさん出される広告のキャッチに注目して、気になったもの、気に入ったものをピックアップして解説しています。土、日曜日を除く毎日配信中です。
もちろん無料です。
今すぐにアクセスして、登録してください。
群馬県前橋市天川大島町186-25
藤田販促計画事務所
http://www.shakatsu.co
E-mail:k1948f@nifty.com
TEL.027-261-6671(FAX.同様)