言葉のチカラこぶ——『いい言葉塾』

言葉はコミュニケーションの基本。伝えたいことは「言葉のチカラ」できっと伝えられる。もっとうまく伝えられる。

コピーライターになりたいか <10>

2011-05-16 16:26:14 | コピーライターになりたいか
こんにちは。
販促コンサルタント、藤田です。
本日2回目の投稿です。

この<コピーライターになりたいか>というカテゴリーでは、50回連載限定で、コピーライターになりたい人や、キャッチコピーを作りたい経営者の方向けにコピーとは何だということを解説しています。
かつてメルマガで配信していたものの再録ですが、貴重なアドバイスが含まれていますので、読んで損はありません。
(なお配信は原則毎週1回月曜日にと思っていますが、基本的にランダム配信です)

それでは第10回目です。

10.書いて、書いて、書いて、書きまくる

いいコピーライターになるためには、日頃から情報収集が欠かせないのは、当たり前のことです。
そしてもうひとつ大事なのは、いつでもコピーを書いているということです。
いつでも、どこでも、何をしているときにでも。
そしてその書いたコピーをどうするかということも今回のテーマです。

簡単です。
思いついたフレーズは、どんなものでも、どんどん書いて、ストックしていくことです。
そのフレーズにあった題材が出てくることもあるし、それをその商品に合ったフレーズに置き換えることも可能です。
エッセイ的になっても構いません。
とにかく、思いついたら、書くこと。
書いて、書いて、書きまくり、それを記録しておくこと。

何でもいいんです。
たくさんストックしたら、今度はだいたいの分類です。
その分類は、自分に分かりやすいものにしておくのがいいでしょう。
普通だと、社会、経済、暮らし、住まい、世界……などという分類になりますが、そこは自分らしく、自分向け、友達向け、貧しい、豊か……などのように、自分によく判るキーワードにして分類しましょう。

もしコンピュータに打ちこんでいるのなら、フォルダをそれぞれ作成して、よく判るようにデスクトップに整理しておきます。
もし手書きなら、同じ大きさの封筒(角1か角0ぐらいの大きさのものが最適でしょう)に、書いたら放りこんでいきます。

そしてたまに、開いてみます。
さらに、行き詰まったときなども、それらを見つめるのもいいですね。
使えるものがなくても、リフレッシュできますから。

今まで、クライアントなしで書いた自由なコピーを読むと、新たな意欲が湧いてきます。
さらに忘れていたようなフレーズも出てきて、新鮮な驚きにも出会えます。
行き詰まったら、まず手持ちのストックを探すというのが、早くスランプを脱出できる方法だと思います。

==書きまくりの効用==
<その1>
コピーを書くと言う前に、ものを書くという練習になる。
 書くということは、頭を使い、手を使います。
 そこから言葉であれ、短い文章であれ、書くという行為が、文章の調子や文体の独自性を生み出すことに大いに寄与するということです。
<その2>
書いているうちに、自分のスタイルができていく。
 とにかく書きまくるわけですが、不思議とだんだんと自分の書くスタイルができていくのです。そうなってくるとさらに書きまくりが面白くなります。
<その3>
ストックが増える、ということはポケットが多く、大きくなるということ。
 以前にも書きましたが、自分のポケットにいろいろなコピーがたまっていきます。このたまったコピーは、後々になって、いろいろ役立ってきます。
<その4>
それだけ書いたという自信ができます。
 たとえ、書いたものが役立たなくても、いいんです。書くことによって、文章のレトリックやテクニックがだんだんと身に着いてくるから、それだけでもめっけものなんです。
<その5>
なんといっても、書くことで文章に慣れる、ということですね。
 思いついたらすぐ書くために、持っていた方がいいツールがあります。それは、7,8千円ぐらいで買える、デジタルレコーダーです。それなら、車に乗っているときなどの、すぐ書くことができない場合にも録音しておけばいいんですから。いいフレーズはドライブ中であっても、浮かぶ場合もけっこうあります。いえ、そんなときほどいいフレーズが思い浮かびます。ぜひとも手に入れておきたいツールです。自分を高めるためのツールは大いに利用しましょう。
 
<11>へつづく。

それでは今日はこれで。
あなたの一日が今日もいい一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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一流と二流の営業

2011-05-16 08:33:34 | 一流の営業を目指そう

▲家内が作ったバクダンドーナツです。わが家では勝手に“福まるドーナツ”と言っています。
近所にもお裾分けしました。うまいって評判なんです。

こんにちは。
前橋の販促コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

先日、私のメルマガ「消費者目線のマーケティング」を愛読してくれている数少ない貴重な知りあいから、「先日の話は本当の話ですか?」と、会ったときに聞かれました。
→→→消費者目線のマーケティング

基本的にはこのメルマガに書く内容は本当のことです(少し脚色することもありますが)。
営業マンのアフターサービスのことについて書いたものです。

内容は、自分のお客様なのに、アフターサービス関係は自分で日時などは打合せしないで、業者に直接させるのは、失格であるということが骨子でした。

お客様との付き合いはあくまでもその会社であり、その営業マンなのにも関わらず、業者に任せてしまうというのは、自分でお客様とのコミュニケーションをシャットアウトしてしまう愚かな行為なんです。

二流の営業マンに言わせれば、そんなことは時間の無駄だ、その時間はもっと新規客に向けた営業するべきだ、などという人もいます。

なぜそれが二流かというと、今までの客様を大事にしない営業マンに、新しいお客様だってついてこないからです。
今までのお客様の後ろには、たくさんの潜在顧客がいます。
顧客を大事にするということは、これから新しくお客様になろうとする人をも大事にするということなのです。

一度購入してもらえば、アフターサービスは業者にまかせた方が、そちらの方が専門家なんだし話が早いんだ、という思惑だったら、それは大きな間違いです。

たまたま上記の場合の買物というのは、住まいだったのですが、それほど大きなものでもなくても、たとえ小さな電気製品だったりしても、販売した担当営業マンがきちんとお客様と打合せすべきなんです。
自分が打合せをした後に「それでは詳しい時間については、業者の方から電話させますので打ち合わせていただけますか」というのならいいんです。


また、修理には、業者だけを寄越して、自分は来ません。
修理が終わってからも、一本の電話とてありませんでした。
自分が同行できない場合もあるでしょう。そんなときには、かわりの営業マンをつけるべきなんですが、それさえないんです。

契約内のアフターサービスなので、一銭の利益にもならないことだからという意識があるんでしょうか。
そんなことを考えているのなら、本当に馬鹿だと思いませんか。
きっと一流の営業マンから見れば、何ともったいないことだとでも言うでしょう。

目先の利益のみを考えるととんでもない未来が待っています。
日本語には「手弁当で駆けつける」という言葉あります。
手弁当」で駆けつけると、その後にはたいへんな「ごちそう」があるということを知っている人が、一流の営業マンなんでしょうね。


それでは今日はこれで。


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あなたの一日が今日も普段通りの良い一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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