こんにちは。
販促コンサルタント、藤田です。
本日は2回目の投稿です。
このカテゴリーは基本的にフィクションです。
販促経営コンサルタントの本田といういうわたしの分身を登場させて、様々な経営再生の様子を描写していきます。
内容はフィクションですので、モデルそのものはありませんが、実際に自分が経験したことも混じっていますので、これを読むあなたにもずいぶんと参考になることが出てくると思います。
あなたの経営改善のヒントにご自由にお使いください。
(なお配信は原則毎週1回水曜日にと思っていますが、基本的にランダム配信です)
2.「あるスーパーの再生物語」<1>
そのスーパーは10年ぐらい前までは、地方の市内で5店舗を経営する、地元資本ではなかなかの店だったが、その地方の中堅スーパーや大手のショッピングセンターなどの攻勢で、閉店を重ね、とうとう現在は、ある大きな団地内にある1店舗だけとなってしまっていた。
社長は創業の店舗であるここも、いずれ近いうちには、閉店せざるを得ないと覚悟していた。
その原因のひとつは、常連客としていた団地住民の高齢化と、どこでもおなじような、競合店への客離れである。
古くなった団地は半分ほど建て替えられ、よりいっそう高層になった。
そうして新たに移ってきた客層は若い家族が中心であり、その店にはほんの時たま、たまたまなくなったものを買い足しにくるぐらいで、メインの買い物は郊外の大きなショッピングセンターや、近くの中堅スーパーに気軽に出かけた。
頼みの常連客はさらに年齢が高くなり、客数も少なくなる一方であり、少なくなった常連客の買い物点数も少なくなり、客単価は下がる一方であった。
あと何ヶ月持つだろうか。
社長はもうはほとんどあきらめていた。従ってこれという手も打つことがなかった。誰の目から見ても、そこは後数ヶ月持つかどうかだろうと思われていた。
そんなとき、社長は一人の販促コンサルタント本田と出会った。
その出会いが、そのスーパーの再生へとつながったのが、これからの話だ。
本田は、まだこの店には希望があると思っていた。あることをすれば、何とかやっていけるのではと以前から考えていたのだ。
そうしてあるとき、大まかな企画書を書いて社長に送った。
社長はもうあきらめかけていたことでもあり、そんな見ず知らずのコンサルタントからの企画書は捨てようと思った。どうせ最後の骨をしゃぶるつもりだろうと悪く考えたからだ。そう考えざるを得ない経験が過去にあったから、この期に及んでという気持ちから、余計に信用し難かった。
しかし本田の住所を見て、何となく心が動いた。同じ市内であり、さらにすぐ近くなのだ。
まったく違う地域のコンサルタントからの提案であったなら、即座に捨てていたところだが、近くだから一度ぐらいは話を聞いてもいいかな、と軽い気持ちで思ったのだ。
歩いてくるには少し無理があるが、車だと15分も走れば来れるような近さである。
企画書にも自分の店に、実際に何度も足を運んだような形跡がある。
そんな近くだから、これからもいつなんどき顔を合わせるか判らないし、まさか上辺だけのコンサルティングで済ませ、はいサヨナラと逃げるわけにはいかないだろうと思ったのだ。
つづく
<2>へつづく。
(このストーリーはフィクションです)
それでは今日はこれで。
あなたの一日が今日もいい一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。
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群馬県前橋市天川大島町186-25
藤田販促計画事務所
http://www.shakatsu.co
E-mail:k1948f@nifty.com
TEL.027-261-6671(FAX.同様)
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2.「あるスーパーの再生物語」<1>
そのスーパーは10年ぐらい前までは、地方の市内で5店舗を経営する、地元資本ではなかなかの店だったが、その地方の中堅スーパーや大手のショッピングセンターなどの攻勢で、閉店を重ね、とうとう現在は、ある大きな団地内にある1店舗だけとなってしまっていた。
社長は創業の店舗であるここも、いずれ近いうちには、閉店せざるを得ないと覚悟していた。
その原因のひとつは、常連客としていた団地住民の高齢化と、どこでもおなじような、競合店への客離れである。
古くなった団地は半分ほど建て替えられ、よりいっそう高層になった。
そうして新たに移ってきた客層は若い家族が中心であり、その店にはほんの時たま、たまたまなくなったものを買い足しにくるぐらいで、メインの買い物は郊外の大きなショッピングセンターや、近くの中堅スーパーに気軽に出かけた。
頼みの常連客はさらに年齢が高くなり、客数も少なくなる一方であり、少なくなった常連客の買い物点数も少なくなり、客単価は下がる一方であった。
あと何ヶ月持つだろうか。
社長はもうはほとんどあきらめていた。従ってこれという手も打つことがなかった。誰の目から見ても、そこは後数ヶ月持つかどうかだろうと思われていた。
そんなとき、社長は一人の販促コンサルタント本田と出会った。
その出会いが、そのスーパーの再生へとつながったのが、これからの話だ。
本田は、まだこの店には希望があると思っていた。あることをすれば、何とかやっていけるのではと以前から考えていたのだ。
そうしてあるとき、大まかな企画書を書いて社長に送った。
社長はもうあきらめかけていたことでもあり、そんな見ず知らずのコンサルタントからの企画書は捨てようと思った。どうせ最後の骨をしゃぶるつもりだろうと悪く考えたからだ。そう考えざるを得ない経験が過去にあったから、この期に及んでという気持ちから、余計に信用し難かった。
しかし本田の住所を見て、何となく心が動いた。同じ市内であり、さらにすぐ近くなのだ。
まったく違う地域のコンサルタントからの提案であったなら、即座に捨てていたところだが、近くだから一度ぐらいは話を聞いてもいいかな、と軽い気持ちで思ったのだ。
歩いてくるには少し無理があるが、車だと15分も走れば来れるような近さである。
企画書にも自分の店に、実際に何度も足を運んだような形跡がある。
そんな近くだから、これからもいつなんどき顔を合わせるか判らないし、まさか上辺だけのコンサルティングで済ませ、はいサヨナラと逃げるわけにはいかないだろうと思ったのだ。
つづく
<2>へつづく。
(このストーリーはフィクションです)
それでは今日はこれで。
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