こんにちは。
販促経営コンサルタント、藤田です。
本日2回目の投稿です。
この<コピーライターになりたいか>というカテゴリーでは、50回連載限定で、コピーライターになりたい人や、キャッチコピーを作りたい経営者の方向けにコピーとは何だということを解説しています。
かつてメルマガで配信していたものの再録ですが、貴重なアドバイスが含まれていますので、読んで損はありません。
(なお配信は原則毎週1回月曜日にと思っていますが、基本的にランダム配信です)
それでは第12回目です。
12.よく使われる言葉は、疑ってみよう。
前回は、常套句を使うな、ということでしたが、今回はそれに引き続いて、何気なく使われている言葉を、よく分析してみようというテーマにしました。というのは、僕に限らず、何気なく使い慣らされた言葉を使っていると、ふと疑問に思うことがよくあるからです。
たとえば、天気予報で、「明日はこの雨もやんで、いい天気なるでしょう」ということがよくありますね。でも、晴れているとほんとうにいい天気なんでしょうか。その字義通り<いい天気>の場合もあるでしょうが、反対に、じゃあ、雨の日は悪い天気なんでしょうか。「今日は雨降りで、悪い天気ですねえ」ということもよく聞きます。
『晴れ=いい天気』
『雨または曇り=悪い天気』
という図式は、疑問がなければ、ごく一般的な常識的とも言える言い方です。
でも、でもです。それじゃ、雨が降らなければいいかというと、そんなことはありません。雨が降らないと、畑の作物を育てる水が不足します。夏前になると、よく首都圏の水がめがどうのこうのと、マスコミで取り上げられます。水がめを心配なく一杯にしてくれるのは、よく思われていない『雨』です。それでも、雨はよくない天気でしょうか。
そうじゃないですよね。なくてはならないときもあります。そういう点に、コピーライターなら注目してもらいたいんです。
<晴耕雨読>
という言葉をご存じですよね。
~~晴れていたら畑を耕し、雨が降っていたら部屋の中で本を読む、というような、自然に逆らわない生活スタイル~~のことですね。
でも、雨が降っているときにこそ、畑を耕した方がいいときもありますし、逆に、晴れているときに、窓から青空をときどき眺めながら読書をしているというのも、いい気分の時があります。
<<要するに、考え方の違いなんです。>>
この<<考え方の違い>>がコピーライティングにおいては、とても重要なことなんですね。
<考え方を変える=発想の転換>です。
このブログの一番最初に僕は、みなさんにテストを出しました。「道ばたに転がっている石ころを売ってください」と。
そのためのキャッチを考えるようにと言いました。道ばたに転がっているような石ころなんて、売れるわけない、というのが一般的な常識です。でも、発想を転換させれば、売ることもできるといいました。
しかし、発想の転換とは、逆のことを考えることではないのですね。違う考え方をしてみようということなんです。一般的な常識にちょっと疑問を持てば、発想の転換も簡単なことなんです。
でも、これにも、やはり訓練が必要です。一朝一夕に、なんでもすぐに発想の転換ができるわけがありません。毎日の訓練が大切なんです。ですから、テレビを見ながらでも、新聞を読みながらでも、また人の話を聞きながらでもいいんです。
言葉に対して、いつも鋭いアンテナを張っていましょう。そうすると、きっと疑問に思うフレーズがいくつも出てきますから。
たとえば、「お仕事が忙しくて、たいへんですね」という言葉。これは、働く人に対してのことで、企業にとってはとてもありがたいこと、嬉しいことで、何もたいへんなわけではありません。
また逆に、「お仕事が忙しくて、いいですねえ」
これは、企業にとってはいいでしょうが、働いている人が体調を崩しているときなどに言われたら、休みたいのだから、よくないことになります。言葉って、使い方、使うところ、使うときでさまざまに変化します。その変化の妙をうまく捕まえるのが、いいコピーライター、うまいコピーライターなのではないでしょうか。
コピーライティングにおいては、ありきたりの言葉を使わないのは当たり前ですが、上記のような、一般に流布されているフレーズにも、ちょっと疑問を持てば、逆にそれを逆手にとって、新鮮なコピー=フレーズが作れるということなんです。
何も新しい言葉を生み出そうと、ない頭の中を探り、知恵を絞らなくても、普通の言葉にちょっと疑問を持てば、素晴らしいコピーの着想を得ることができる、かも知れないということです。
<13>へつづく。
それでは今日はこれで。
あなたの一日が今日もいい一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。
あ、そうそう、下記のメルマガ「売れるキャッチコピーを作ろう」をぜひお読みください。
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群馬県前橋市天川大島町186-25
藤田販促計画事務所
http://www.shakatsu.co
E-mail:k1948f@nifty.com
TEL.027-261-6671(FAX.同様)
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12.よく使われる言葉は、疑ってみよう。
前回は、常套句を使うな、ということでしたが、今回はそれに引き続いて、何気なく使われている言葉を、よく分析してみようというテーマにしました。というのは、僕に限らず、何気なく使い慣らされた言葉を使っていると、ふと疑問に思うことがよくあるからです。
たとえば、天気予報で、「明日はこの雨もやんで、いい天気なるでしょう」ということがよくありますね。でも、晴れているとほんとうにいい天気なんでしょうか。その字義通り<いい天気>の場合もあるでしょうが、反対に、じゃあ、雨の日は悪い天気なんでしょうか。「今日は雨降りで、悪い天気ですねえ」ということもよく聞きます。
『晴れ=いい天気』
『雨または曇り=悪い天気』
という図式は、疑問がなければ、ごく一般的な常識的とも言える言い方です。
でも、でもです。それじゃ、雨が降らなければいいかというと、そんなことはありません。雨が降らないと、畑の作物を育てる水が不足します。夏前になると、よく首都圏の水がめがどうのこうのと、マスコミで取り上げられます。水がめを心配なく一杯にしてくれるのは、よく思われていない『雨』です。それでも、雨はよくない天気でしょうか。
そうじゃないですよね。なくてはならないときもあります。そういう点に、コピーライターなら注目してもらいたいんです。
<晴耕雨読>
という言葉をご存じですよね。
~~晴れていたら畑を耕し、雨が降っていたら部屋の中で本を読む、というような、自然に逆らわない生活スタイル~~のことですね。
でも、雨が降っているときにこそ、畑を耕した方がいいときもありますし、逆に、晴れているときに、窓から青空をときどき眺めながら読書をしているというのも、いい気分の時があります。
<<要するに、考え方の違いなんです。>>
この<<考え方の違い>>がコピーライティングにおいては、とても重要なことなんですね。
<考え方を変える=発想の転換>です。
このブログの一番最初に僕は、みなさんにテストを出しました。「道ばたに転がっている石ころを売ってください」と。
そのためのキャッチを考えるようにと言いました。道ばたに転がっているような石ころなんて、売れるわけない、というのが一般的な常識です。でも、発想を転換させれば、売ることもできるといいました。
しかし、発想の転換とは、逆のことを考えることではないのですね。違う考え方をしてみようということなんです。一般的な常識にちょっと疑問を持てば、発想の転換も簡単なことなんです。
でも、これにも、やはり訓練が必要です。一朝一夕に、なんでもすぐに発想の転換ができるわけがありません。毎日の訓練が大切なんです。ですから、テレビを見ながらでも、新聞を読みながらでも、また人の話を聞きながらでもいいんです。
言葉に対して、いつも鋭いアンテナを張っていましょう。そうすると、きっと疑問に思うフレーズがいくつも出てきますから。
たとえば、「お仕事が忙しくて、たいへんですね」という言葉。これは、働く人に対してのことで、企業にとってはとてもありがたいこと、嬉しいことで、何もたいへんなわけではありません。
また逆に、「お仕事が忙しくて、いいですねえ」
これは、企業にとってはいいでしょうが、働いている人が体調を崩しているときなどに言われたら、休みたいのだから、よくないことになります。言葉って、使い方、使うところ、使うときでさまざまに変化します。その変化の妙をうまく捕まえるのが、いいコピーライター、うまいコピーライターなのではないでしょうか。
コピーライティングにおいては、ありきたりの言葉を使わないのは当たり前ですが、上記のような、一般に流布されているフレーズにも、ちょっと疑問を持てば、逆にそれを逆手にとって、新鮮なコピー=フレーズが作れるということなんです。
何も新しい言葉を生み出そうと、ない頭の中を探り、知恵を絞らなくても、普通の言葉にちょっと疑問を持てば、素晴らしいコピーの着想を得ることができる、かも知れないということです。
<13>へつづく。
それでは今日はこれで。
あなたの一日が今日もいい一日でありますように。
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