こんにちは。
販促経営コンサルタント、藤田です。
本日は2回目の投稿です。
このカテゴリーは基本的にフィクションです。
販促経営コンサルタントの本田というわたしの分身を登場させて、様々な経営再生の様子を描写していきます。
内容はフィクションですので、モデルそのものはありませんが、実際に自分が経験したことも混じっていますので、これを読むあなたにもずいぶんと参考になることが出てくると思います。
あなたの経営改善のヒントにご自由にお使いください。
(なお配信は原則毎週1回水曜日にと思っていますが、基本的にランダム配信です)
「ある地方金融機関の新商品開発」<その1>
K信用金庫の本部は、首都圏の端っこの県のそのまた県庁所在地ではない市にある。
12の支店と20数カ所のATMを稼働させている。
その県内では中堅の金融機関だ。
その金融機関から、販売促進コンサルタントの本田に相談にのってほしいという話があった。
本田がまだ広告会社に勤めていたときにクライアントであったところで、その営業担当からの電話だった。
本田は、その信用金庫の広報誌の企画立ち上げから編集を、本田が独立するまでまかされていた。
話は、何でも今度新しい金融商品を発売したいのだが、そのことでちょっとアイデアが欲しいということだった。
本田は、担当の営業開発部の斉藤部長を、本部に訪ねた。
受付を通し、入り慣れた応接室で待っていると、斉藤部長ともう一人が入ってきた。
本田は立ち上がりながら、座るときに外していた上着のボタンをとめた。
「お待たせしました。営業開発部の斉藤です。
それに担当になる山口です。よろしく」
「はじめまして。販促コンサルタントの本田です」
「お噂は営業推進の鬼頭から聞いています。今は独立されてがんばってらっしゃるそうで」
「いえ、がんばってるんですが、なかなか実績が伴わなくて――」
「私どものお客さんの方からも、ちょっと本田さんの話を聞いたこともありますよ」
「え、そうですか。どちらですか」
「千樹さんです」
「あ、あの料亭の」
「本田さんのアドバイスもあって、また盛り返してきたとおっしゃってましたよ」
「いえ、ちょっと参考になるようなことをアドバイスしただけです。盛り返したのはやはり社長と女将さん、そして一番はやはり残っていた社員の力ですよ」
「ご謙遜を。そこがまた本田さんらしいところですね」
「え?」
「もっと胸を張ったらいかがですか。いい仕事、されてるんですから」
「いやあ。私なんか………」
本田は、なんだかうまく斉藤部長にやり込められてしまいそうな雲行きだった。
さすがは小さくても金融機関の部長だな、と本田は内心びくびくしていた。
基本的に本田は気が小さいのだ。
何とか話を本題に持っていこうとした。
「ありがとうございます。ところで早速なんですが、何か私にお話があるということで」
「はい。じゃあ本題に入りますか。山口君、だいたいのところを説明いてくれるかな」
「はい。はじめまして。それではちょっと説明します」
と言って、話は本題に入っていった。
つづく
<その2>へつづく。
(このストーリーは、リアル体験を元にしたフィクションです)
それでは今日はこれで。
あなたの一日が今日もいい一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。
あ、そうそう、下記のメルマガ「繁盛店になりたいか!」をぜひお読みください。
繁盛店になりたいか!
基本的に毎週月曜日の配信です。もちろん無料です。
今すぐにアクセスして、登録してください。
群馬県前橋市天川大島町186-25
藤田販促計画事務所
http://www.shakatsu.co
E-mail:k1948f@nifty.com
TEL.027-261-6671(FAX.同様)
販促経営コンサルタント、藤田です。
本日は2回目の投稿です。
このカテゴリーは基本的にフィクションです。
販促経営コンサルタントの本田というわたしの分身を登場させて、様々な経営再生の様子を描写していきます。
内容はフィクションですので、モデルそのものはありませんが、実際に自分が経験したことも混じっていますので、これを読むあなたにもずいぶんと参考になることが出てくると思います。
あなたの経営改善のヒントにご自由にお使いください。
(なお配信は原則毎週1回水曜日にと思っていますが、基本的にランダム配信です)
「ある地方金融機関の新商品開発」<その1>
K信用金庫の本部は、首都圏の端っこの県のそのまた県庁所在地ではない市にある。
12の支店と20数カ所のATMを稼働させている。
その県内では中堅の金融機関だ。
その金融機関から、販売促進コンサルタントの本田に相談にのってほしいという話があった。
本田がまだ広告会社に勤めていたときにクライアントであったところで、その営業担当からの電話だった。
本田は、その信用金庫の広報誌の企画立ち上げから編集を、本田が独立するまでまかされていた。
話は、何でも今度新しい金融商品を発売したいのだが、そのことでちょっとアイデアが欲しいということだった。
本田は、担当の営業開発部の斉藤部長を、本部に訪ねた。
受付を通し、入り慣れた応接室で待っていると、斉藤部長ともう一人が入ってきた。
本田は立ち上がりながら、座るときに外していた上着のボタンをとめた。
「お待たせしました。営業開発部の斉藤です。
それに担当になる山口です。よろしく」
「はじめまして。販促コンサルタントの本田です」
「お噂は営業推進の鬼頭から聞いています。今は独立されてがんばってらっしゃるそうで」
「いえ、がんばってるんですが、なかなか実績が伴わなくて――」
「私どものお客さんの方からも、ちょっと本田さんの話を聞いたこともありますよ」
「え、そうですか。どちらですか」
「千樹さんです」
「あ、あの料亭の」
「本田さんのアドバイスもあって、また盛り返してきたとおっしゃってましたよ」
「いえ、ちょっと参考になるようなことをアドバイスしただけです。盛り返したのはやはり社長と女将さん、そして一番はやはり残っていた社員の力ですよ」
「ご謙遜を。そこがまた本田さんらしいところですね」
「え?」
「もっと胸を張ったらいかがですか。いい仕事、されてるんですから」
「いやあ。私なんか………」
本田は、なんだかうまく斉藤部長にやり込められてしまいそうな雲行きだった。
さすがは小さくても金融機関の部長だな、と本田は内心びくびくしていた。
基本的に本田は気が小さいのだ。
何とか話を本題に持っていこうとした。
「ありがとうございます。ところで早速なんですが、何か私にお話があるということで」
「はい。じゃあ本題に入りますか。山口君、だいたいのところを説明いてくれるかな」
「はい。はじめまして。それではちょっと説明します」
と言って、話は本題に入っていった。
つづく
<その2>へつづく。
(このストーリーは、リアル体験を元にしたフィクションです)
それでは今日はこれで。
あなたの一日が今日もいい一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。
あ、そうそう、下記のメルマガ「繁盛店になりたいか!」をぜひお読みください。
繁盛店になりたいか!
基本的に毎週月曜日の配信です。もちろん無料です。
今すぐにアクセスして、登録してください。
群馬県前橋市天川大島町186-25
藤田販促計画事務所
http://www.shakatsu.co
E-mail:k1948f@nifty.com
TEL.027-261-6671(FAX.同様)