言葉のチカラこぶ——『いい言葉塾』

言葉はコミュニケーションの基本。伝えたいことは「言葉のチカラ」できっと伝えられる。もっとうまく伝えられる。

「ある地方金融機関の新商品開発」<その4>

2011-10-26 11:15:53 | 繁盛店物語(創作)
こんにちは。
販促経営コンサルタント、藤田です。
本日は2回目の投稿です。

このカテゴリーは基本的にフィクションです。
販促経営コンサルタントの本田というわたしの分身を登場させて、様々な経営再生の様子を描写していきます。
内容はフィクションですので、モデルそのものはありませんが、実際に自分が経験したことも混じっていますので、これを読むあなたにもずいぶんと参考になることが出てくると思います。
あなたの経営改善のヒントにご自由にお使いください。
(なお配信は原則毎週1回水曜日にと思っていますが、基本的にランダム配信です)


「ある地方金融機関の新商品開発」<その4>


8日目。

テレビを見ていたら、ある特集をやっていた。

それは定年を迎えた団塊世代が、その経験を生かして様々な起業をしているというものだった。

よくあるのがフランチャイズに加盟して、退職金で始めたコンビニや、ラーメン店などだ。

特にフランチャイズが多いようだが、自分の腕ひとつで、昔からやりたかったそば打ちを勉強してそば屋の開業を夢見ている人、
趣味を生かした店など、様々だが、店舗形式が多い中、今までの技術を生かして、小さな研究所を作ったり、技術のコンサルタントとしてその持てるノウハウを生かしたりと、さまざまな形での起業が紹介されていた。

とにかく彼等は一様に元気だった。

まだまだやれる彼等を、企業はただ定年に達したからといって企業から閉め出し、彼等が持つ熟練の技術を惜しげもなく放棄していた。

その技術を継承させていくためには、彼は自分でもう一度立たなくてはならなかったのだ。

しかし苦しみながらもその顔はみな生き生きとしていた。

本田はその顔を見てひらめいた。

これだ!

早速企画書を作り始めた。

                       
10日目。

本田は、信用金庫の応接室で斉藤部長と担当の山口の前に座っていた。

「本田さん、何かいいものができましたか」

斉藤部長が問いかけた。

「はい。私なりに考えました」

「じゃあ自信がおありですね」

「自信と言うよりも、こういうものがあったら、もっと日本が元気になるんじゃないのかなあというものを企画しました。自分の消費者から見たマーケティングからの発想です」

「じゃあ早速見せてもらってもいいですね、部長」

山口が早く聞きたいとばかりに、部長に問いかけた。

「ああ、見せてもらおう」
       

                                 <5>へつづく。

(このストーリーは、リアル体験を元にしたフィクションです)

それでは今日はこれで。
あなたの一日が今日もいい一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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ターゲットが間違っていませんか

2011-10-26 09:25:13 | 売上アップ
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

久しぶりに晴れた空が朝から見えています。
でも寒くなりました。

昨日午後3時頃から急に強い北風が吹き出し、びっくりしました。

案の定、日が暮れるにつれて、空気が冷たくなり、夜にはもう初冬とはいかないまでも、結構な寒さになりました。

そろそろ外に出している観葉植物も中に入れなければならない時期になったようですね。
冷気に弱いモンステラやコーヒーの木、パキラなどはもうとっくに中に入れていますが、まだとっくりヤシや幸福の木=ドラセナ、カポックはまだ外でがんばっています。毎年11月下旬まで外でがんばってもらってから中に入れます。


昨日、テレビ東京の「ガイアの夜明け」では、福島産の米問題を取り上げていました。

それで意外だったのが、福島産のお米が値下がりしているかと思いきや、結構高いんですね。もともと味も良く、人気があったお米ですが、放射能の問題で需要が落ちていると思ったのですが。
決着がついていないので、価格の決定も持ち越し、というところらしいですね。

でも需要はやはり落ちていました。
今年の福島産の米は買わないというところも3社あり、その他でも条件次第ーー放射能の測定値が基準値以下であれば、というところがほとんどです。

番組で取材されたところでは、何とか、問屋さんやおにぎり屋さんに買い上げが決まり、ほっとしたところで終わりましたが、現実はもっと厳しいんでしょう。

あなたは福島産のお米を食べますか? 
わたしなら、規制値以下なら食べます。
しかし一番気にしているのはやっぱり小さな子どもをもつお母さんです。

わたしから見れば神経質になり過ぎているという気がしますが、当人にしてみれば、子どもの健康のことですから、気にしますよね。
今年だけでなく、数年は福島産のお米に限らず、その他の野菜なども敬遠したいというのが本音としてあります。
わたしの家内の中国産嫌いと同じですね。

従って、わたしはこういった問題にぶち当たっている企業や店に対してコンサルするとなると、神経質になっている人以外にターゲットを変えて、販促策を練るようにアドバイスし、一緒になってその販促策を考えます。

だって、買わないという人にはどんなに力を入れて買ってもらおうとしても、それは骨折りばかりが多くて、実りの少ない商いと言わざるを得ないところです。

同じテレビ番組の中で、インタビューに答えていた人の中には、わたしは別に気にしないで、おいしいものを食べるという人もいましたので、神経質な人がいる一方では、そういった人たちもいるんですから、ターゲットを変え、もちろん安全ということをきちんと提示して、買っていただくような販促策を考えます。

放射能問題に限らず、今売れないと嘆いている方、もしかしたら、いらないという人に無理矢理買ってもらおうと、無駄なあがきを続けてはいないでしょうか。

そこのところから考え直してみてもいいんじゃないでしょうか。
もしかしたら、ターゲティングそのものが間違っているのかもしれない、と。


それでは今日はこれで。


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藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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