言葉のチカラこぶ——『いい言葉塾』

言葉はコミュニケーションの基本。伝えたいことは「言葉のチカラ」できっと伝えられる。もっとうまく伝えられる。

お客様の前では、誰でも会社の代表

2011-10-22 08:48:40 | 接客
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

昨夜から雨が降り始め、夜中には一時すごい雨音がしていました。
今朝起きても外は雨です。
でも思っていたほど冷たくはなく、予報でも昨日よりも数℃温度が上がるということです。


さて、新聞を整理しながら、ぱらぱらとめくっていたらある記事に目がいきました。
記事というよりも、読者投稿欄のあるタイトルです。
記名入りのレシートは疑問だ」というものです。(朝日新聞)

わたしもここ最近気になっていたので、読んでみました。
ですが、読んでみるとわたしの持論とは逆でした。

それを書いた人は、これも個人情報保護の観点から必要あるのかという疑問を呈しているのです。
「レジ係がどんな気持ちでいるのか、考えてあげてほしい」と締めくくっています。

しかし“どんな気持ちでいるのか”と思って仕事をしている人は、自分の仕事に誇りを持っていない、自分の仕事に責任を持てないでいる、だめな店員であり、パートさんです。

自分の仕事に誇りを持っている人は、お客様にも、今対応したのは○○というわたしです、ときちんと自分を見せることで、お客様に誠実に対応している人だと思うんです。

またレジを打っている人は、そのスーパーのひとりの店員さんではありますが、その場では自分がそのスーパーを代表している人間です。それは社員であれ、パートさんであれ、アルバイトさんであれ、変わりません。

自分はただのパートだ、アルバイトだと考えながら仕事をされたりすると、たまたまその人の接客に当たったお客様の立場に、あなたがなった場合どう思うでしょうか。

なんとこのスーパーはだめなんだと思わないでしょうか。その人個人よりも、多分スーパーの教育の悪さを批判すると思います。

一人ひとりが、その場にいる人がその店を代表してお客様に接しているのだ、という意識を常に持ってもらうために、胸には大きく名前を書いたネームプレートを表示し、レジでは自分がこの仕事をしましたという責任を持ってもらうために、名前を記入するのです。

もちろんレジで後にトラブルが起きた場合の当事者が、すぐに分かるということもありますが、それ以上に上記のような、一人一人の、接客に対する自覚を促すためにも、名前の表示というのは、わたしは必要であると考えています。
まさかその投稿された方がこれを読んではいないでしょうが、いかがでしょうか。


何でも隠したがるというのは、この時代、もう遅れているんです。
お店でも、店員の一人一人が自分の仕事としてきちんと対応するためには、個人をきちんとお客様に見せなければならないのです。それがあってこそのその店のアイデンティティだと思います。

昔から西洋の言葉に、「ひとりは万人のために、万人はひとりのために」というのがありますが、この言葉は、博愛という精神を表すとともに、個人の責任も表していると思います。

お客様に対して隠しごとをして、いいことは何もありません。

ここ数年、偽装表示などで会社がつぶれているところも実際にあります。つぶれなくても、相当な打撃を受けています。
これだって、悪いことを隠しながら、お客様を欺いていたから、そんなことになってしまったんです。
名前の表示とはちょっと違いますが、「隠す」という点においては、同じことだと思います。



それでは今日はこれで。


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藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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